(2006年1月19日13時57分 読売新聞)によると沖縄県内で遺体で発見されたエイチ・エス証券副社長とみられる男性は、野口英昭副社長(38)だったことが19日、沖縄県警那覇署の調べで確認された。同証券も同日、発表した。遺書はなかったが、死亡していたホテルの部屋に荒らされた様子がなかったことなどから、同署では自殺とみている。
調べによると、野口副社長は18日午前に11時20分ごろ、那覇市内のホテルに1人でチェックイン。午後2時35分ごろ、室内の非常ブザーが鳴り、ホテル従業員が合鍵で入ったところ、ベッドの上であおむけに倒れていた。手首などに切り傷があり、そばに小型の包丁(刃渡り約10センチ)が落ちていた。病院に運ばれたが、午後3時45分に死亡が確認された。死因は失血死。
関係者によると、ライブドアグループの子会社社長も務めた野口副社長は、ライブドアの堀江貴文社長、宮内亮治取締役と親交があり、エイチ・エス証券入社後も、ライブドアが手掛ける企業の合併・買収(M&A)について、主に宮内取締役と連絡を取り合っていたという。
警察は野口が重要参考人にもかかわらず異例の短時間で自殺と認定した。国家ぐるみの猿芝居のにおいもする。