真相世界(The truth world)

200607厚労省 またもやお得意の弱いものいじめ 生活保護費削減

生活保護費を削減、母子加算の要件厳しく 厚労省検討

小泉のやっている「骨太の方針」というのは本当にろくなことを考えない。骨太とは皮肉の意味を込めた洒落のつもりで名付けたのだろうか?

生活保護をもらっている人のかなりの数は暴力団員で、公営住宅に居座ってベンツを乗り回している。また、泥棒を職業としていて親は刑務所を行ったり来たり、母親は自堕落で子育てを放棄し、子供には「食事したかったらコンビニでかっぱらってこい」と公言している者もいる。保護費はパチンコ代に消えてしまう。

一方難病に冒されて働くに働けず、子供の世話にも困っている家庭もいる。身寄りのないお年寄りもいる。

自治体職員は弱者には高圧的な態度で出て、二言目には「逆らうと保護を打ち切るぞ」とすごむ。丸暴の人には見て見ぬふりをする。職員とて人間だからやむを得ないが、政府が現状を追認したらお仕舞い出る。

要するにめんどくさいから一律にやっちまおうという根性が間違っているのである。必要としている人には増額し、不正な受給者は断固取り締まる姿勢を示してもらいたいのだが、自民党が政権を持っているうちには絶対やらないだろう。

(記事)
厚生労働省は社会保障費削減策の一つとして、生活保護制度を大幅に見直す方針を固めた。一人親の家庭の給付に上乗せされている「母子加算」の支給要件を厳しくするほか、持ち家に住むお年寄りには自宅を担保にした生活資金の貸付制度を利用してもらい、生活保護の対象から外す方針。給付の基本となる「基準額」の引き下げも検討する。同省は、これらの見直しで国費負担を最大で年間500億円ほど削減したい考え。早ければ07年度から実施する考えだが、「最後のセーフティーネット」のあり方にかかわるだけに議論を呼びそうだ。

 母子加算は、15歳以下の子がいる一人親の世帯が対象で、子ども1人の場合で月約2万~2万3000円が上乗せされるシステム。04年の対象は約9万4000世帯、国費負担は年130億~140億円とされる。今は一律支給だが、親が働きに出て保育費用がかかるなど特別の事情がある場合に限って支給する方式に改める方向で検討している。

 持ち家に住みながら生活保護を受けているお年寄りについては、まず自宅の土地・建物を担保にして生活資金を貸し付ける「リバースモーゲージ」と呼ばれる制度を利用してもらう考え。担保割れなどで貸し付けが受けられなくなった時点で生活保護に切り替える。貸付金は本人が死亡した後に不動産を処分して清算する仕組みだ。これまでは死亡後、不動産が家族らに相続されるケースもあり、問題が指摘されていた。

 こうしたお年寄りは1万~2万人いるとみられ、同省は国費約100億円を減らせるとみる。

 一方、生活保護の基準額は、東京23区内に住む一人暮らしのお年寄りで月約8万1000円。国民年金の満額(6万6000円)より高いことから、自民党などから「引き下げるべきだ」との声が出ていた。仮に保護額を一律1%下げれば、約70億円の国費削減効果があるという。

   ◇

〈キーワード:生活保護制度〉 病気や失業などで生活が苦しくなった人を支える制度。収入が「基準額」より少なければ、誰でもその差額分を受けとれる仕組みだが、財産処分などの厳しい条件があり「本当に必要な人の多くが受給できていない」との指摘もある。東京23区内に住む3人世帯の場合、住居費や医療費を除いた生活費(生活扶助)の基準額は月約16万7000円。受給者数は95年の88万人から06年1月には149万人に急増。財源は税金で国が4分の3、地方が4分の1を負担する。給付にかかる国費は06年度予算ベースで2兆200億円。

(注)骨太の方針(ほねぶとのほうしん)とは、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」の通称。経済、財政、行政、社会などの分野における聖域なき構造改革を進めるべく、構造改革の重要性とこれからの日本の進むべき道を示すために、経済財政諮問会議において答申され、閣議で決定される。その後の予算編成等に反映されていく。(Wikipedia)


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