中国の傅瑩駐英大使は13日付英紙サンデー・テレグラフへの寄稿で、6日のロンドンでの北京五輪聖火リレーの妨害事件を受けて「中国と西側の国民双方が急速にお互いに離反していく懸念がある」と述べ、中国側に強い反発があることを強調した。傅大使はまた、「西側メディアは中国を悪魔のように描いている」と非難した。
実際に悪魔の所業を行ってることが世界的にばれてしまったので開き直ったようだ。
傅大使はロンドンの聖火リレーがチベット支持派団体関係者らから相次いで妨害された事件について、「紳士の振る舞いはどこにいってしまったのか」と語った中国人女性の話を紹介し、英国への不快感を表した。
いくら紳士でもチンピラや暴漢相手ではそれなりにしか振る舞えない。傅大使は中国の住民が日本大使館にやったことを忘れているようだ。その時は政府を挙げて暴徒をそそのかしていた。そこまでやらなかったイギリスの方がましだろう。
チベット問題では「チベットは中国人から愛されており、その情報は十分行き渡っている」と反論。また「チベットは中国東部の工業都市と同様、発展し続けている」と述べた。
これはその通り。チベットの漢民族化は急激に進行している。人口が希薄なチベットに過密な中国から雪崩を打ったように中国人が押し寄せるのは当然だろう。中国人にしてみれば恰好の植民地であり、まさに「愛すべき土地」である。
大使の寄稿文はチベット仏教寺院の数に触れたが、国際社会が中国に対話するよう求めているチベット仏教の最高指導者でインド亡命中のダライ・ラマ14世に関してはまったく言及しなかった。言及する権限がないのだろう。
(記事)
聖火リレー:傅駐英大使「西側メディアは中国を悪魔扱い」
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