「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

WS最終日。今までを振り返って・・・

2010年06月25日 17時00分01秒 | 藁の家

6月6日。突然ですがWSとしては最終回の作業となりました。
この日集まってくれた方々は15名(内、作業人数9人)

5月からひたすら土を塗っては乾燥させて・・・を繰り返しながら徐々に存在感のある重厚な土壁が出来上がってきました。
ストローベイルハウスの多くは構造体の外側にベイルを積み、土壁として仕上げて、内部は土だけでなく木やその他の材料を使って仕上げることも多いのですが、今回は内部にストローベイルを積んで土を塗って仕上げています。
壁や床が土で汚れないように「養生」をするのですが、これがまた大変なのです。
せっかくきれいな木材を使っても土で真っ黒に汚しては台無しですからね・・・。

工事が進むにつれて内部のイメージがより具体的になってくるとお施主さんも最終的な仕上げのイメージがしやすくなってきます。
「壁の中にこれを埋めたいのですが・・・」と渡された小さな小物入れ。
何とか壁に埋め込みました。

この日は最終仕上げ前の作業なので、なるべく壁の凸凹が緩やかになるように土を塗り重ねる作業なので、大量に土を塗ります。

さすがに午前中だけでもへとへとに。バイキング形式で天丼をいただいて午後からラストスパート!

一方外部では朝からテラスの鉄骨柱をお施主さんと、お施主さんの仕事仲間で作りあげていました。

建物の前には広いアスファルトの駐車場がありましたが、その一部を畑にするためアスファルトを剥がすと綺麗な常滑焼独特の赤い粘土や黄色い粘土が出てきました。

今日一日の作業が終了して現場を離れるときに振り返り、暗闇に立つこの家を眺めていろんなことを考えました。
外から見てもそんなに変化は無いかもしれませんが、この家の壁の中には多くの方との思い出・お施主さんの想い・メッセージ・愛情がぎっしり詰まっています。
この現場を通して出会うことが出来た多くの方と一緒に汗を流した時間はほんの一瞬の出来事かもしれませんが、きっといつまでも覚えていられるのだと思います。
その思い出があればいつまでもみんなが平和な気持ちで繋がっていられるような気がします。

工事はいよいよ完成へと向かっていきます。
今回まで協力してくれた皆様、ありがとうございました!



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