あれから７年

あれから７年経ったのですね。まだ仮設住宅から出られない人、
家族の痕跡をなんとしてでも見つけたいと思っている人、
残酷な７年、そして終わらない悲しみ。

私は偶然にもあの大震災の5日前に宮城県気仙沼に行ってました。
予定が5日違っていたら。。。

我が家は物は滅茶滅茶壊れました。家も傷みました。
でも、こうして平安に過ごせています。

あの日、夫は群馬県に単身赴任中、長女は結婚して山口県に
次女はシンガポール勤務。みんな家に居なかったことが幸いでした。

携帯電話もメールも全く発信出来ず、たくさんの「どうした？大丈夫なの？」
メールにも返信出来ず、唯一シンガポールの次女と国際通話が出来て
無事でいることを知らせることが出来ました。

ライフラインが全てストップ、明かりの全くない寒いレッスン場で
先生夫妻が自宅から運んで来てくれた布団にくるまっていました。
人工の明かりが全く無いので夜空の星があんなにたくさん、あんなに
綺麗に輝いていたこと、覚えています。

午後2時46分。長く激しく恐ろしい数分間でした。
私も一緒にいた方達に助けられました。

何を祈っていいのか分かりませんが私も祈っています。