五月句会に参加しました。
卯の花腐しは卯も花も腐るほどの長雨のこと。
難しいので詠んだことのない季語で困りました。
飛魚も。飛んでいるところはテレビで見たかもしれないけれど
実際は見たことがなくこれも苦吟でした。
兼題 柿若葉・卯の花腐し・飛魚
席題 薫風
柿若葉雨後の光を跳ね返す
良き風に窓全開に柿若葉
卯の花腐しものともせずにランドセル
喉鳴らす卯の花腐しの猫無聊
飛魚の目は真つ直ぐに空に向く
飛魚(あご)飛びて水平線を切り刻む
懐妊の報せ届きて薫る風
結果は主宰の余選に薫風の句。
なぜか主宰は特選に今回も三句選んだと仰り、
何と私の句が二句入りました。びっくり。
それも初めて絞り出した卯の花腐しの猫の句と、
互選で1点も入らなかった柿若葉の句でした。
苦労した甲斐が、と言いたいですが、苦し紛れに搾り出したような句です。😅
句座に色々な花が飾られて春らしい句座になりました。