バイクのレストア

バイクのレストア記録!

ジェンマ125 レストア【33】

2017-07-30 | 日記


レストア32回目。

久しぶりに燃費について。

現在の仕様は社外インマニと純正キャブ。
キャブの仕様はSMのとおり。
最後に計測した時の燃費はℓ/25㎞前後。

最近の燃費は待ち乗りで、ℓ/29~31㎞。
現行の4ストスクーターと比較すると、良い数値ではないが、ジェンマ125なので良い数値である。

なぜ、改善したのか?

今まで燃費の悪い原因はキャブレターのセッティングにあると思い込み、キャブレター本体の変更や内容の変更を繰り返してきたが成果は得られなかった。
またジェンマ125はここまでと。
なぜ、燃費が良くなったのか?
アルミ製スロットルに加工変更し、取り付けしたストッパーが緩み不具合が生じたことから、アクセルケーブル等の見直しをすることに。
すると、スロットル形状が純正品と比較すると、若干形状が異なりまたストッパーの位置がずれていることに。
頭の中に『燃費』の二文字が浮かび。
次にガソリンタンクから燃料が流れ、キャブレターを通り、エンジンを爆発させて、マフラーから排気として出るまでを頭の中で描きはじめた。
すると、燃費が改善しない原因はキャブレターセッティングだけではないのでは?

燃料の流れを追ってみることに。

・ガソリンタンクからの漏れ
・燃料コックからの漏れ
・ホースからの漏れ
・キャブレターからのガソリン漏れ
・エアークリーナーボックス
・インマニからのガソリン及ぶエアー漏れ
・マフラーから排気漏れ
・キャブレターの開閉不良

上記の8項目を見直した。

キャブレターの開閉不良が原因だった。
スロットルのストッパーを締め直し、キャブレターの開閉状態を見直すと、アイドリング状態で隙間が開いている状態。
それと、スロットルの全開位置で、開閉位置が全開になっていないことが分かった。
この二つの不具合から推測すると、アイドリング時とスロットルを開けて全開まで開閉がずれているので、常に燃料が濃く、トップギアで全開に開いていないので適正な燃料が流れず、加速や最高速にも影響があったと推測した。

アルミ製スロットルと純正スロットルの形状を比較し、ストッパーの位置も含め整えた。
ストッパーは振動で緩まないようにネジ止め剤を使用し、アクセルケーブルの調整も再度確認し取り付けた。
動きもスムーズで、キャブレターの開閉も正常に。

始動テスト。
今まで燃料が濃かったので始動性は良かったが、正常に直したことで、始動性が悪くなることも思い描きながら、セルボタンを押した。
今までの一発始動とはいかないが、問題のないレベルで一安心。

続いて試乗すると、アイドリング安定。
出足も以前より力強く、スムーズに加速し変則も滑らかで、最高速も、メーター読み90㎞まで確認。
帰宅し、エンジンオイル交換。
廃油に異物などないか確認し、新しいオイルを入れる。

オイル交換し、近くのコンビニまで走らすと、動きが鈍く重い。
変則はスムーズなのに出足及び加速が重く鈍い。
原因はオイルのグレード。
使用しているオイルは、「SM規格5W-40」。
粘度の高い高品質のオイル。 
変更したオイルが「SG規格10W-30」。
最低グレードのオイル。
試乗すると、鈍く重い感じは軽減されたが、「焼きつき」と言う文字が頭に残った。
これからはオイル交換のタイミングを早めにすることに。

改善後の燃費:ℓ/31㎞前後。