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本日のおすすめ料理やお知です!

2020.9月のコースをプレイバック

2020-09-28 18:46:31 | 日記
毎月変わる先付けの生ハムとモッツァレッラ
9月は常連様にもファンが増えてきた東京 小平市のやまね園さんの無花果の登場でした!
僕自身ファンの一人であるこの無花果。無花果の形をしたジャムと呼んでいます!
取り扱うためにはやまね園さんが実際お店を見て使ってもらいたい店に選ばれる事が必要。
ご縁あって一昨年から取り扱わせて頂いてます!
そこに国産モッツァレッラの最高峰!井ノ口さんのモッツァレッラ。
フェラリーニ社の最高級24ヶ月熟成の生ハムを合わせる。
絶対にうまいです😋
10月はいよいよ黒無花果(もちろんやまね園さんの)の登場予定です。


続いて前菜の盛り合わせ。
季節の食材を少しずつ色々楽しんで頂きました。


前菜の盛り合わせの一品その1
鮮魚のカルピオーネ(イタリア式の甘酢和え)
羽太や鬼笠子といったお魚を選ばせて頂きました。
カルピオーネもフリットした魚を甘酢に漬けて冷菜としてではなく、
揚げたてに甘酢のソースをかけたスタイルです。(その方がおいしいと思う)
添えたのは宮崎のへべすです。

前菜盛り合わせの一品その2
石川小芋のチーズグラタン
ねっとりと甘い小芋に、北海道 足寄しあわせチーズ工房の
放牧牛乳で作った「幸」を乗せてオープン焼き。
意外な相性が好評でした。

前菜盛り合わせの一品その3
スタートは新子、後半は真鯖を赤ワインビネガーで軽く〆ました。
新生姜のピクルスと柿、茄子のマリネとの複雑な調和が楽しめました。

前菜盛り合わせの一品その4
和牛トリッパです。
まだまだ残暑が残る9月。
トマトで煮込まず塩煮込み。
仕上げは柚子の果汁と柚子胡椒の冷製サラダで仕上がってます。

前菜盛り合わせの一品その5
おおまさりの塩茹で
落花生最大の品種のおおまさり。
シンプルな塩茹でで楽しんでいただきました。

前菜盛り合わせの一品その6
バターナッツ南瓜の冷製ポタージュ
自然な甘さを楽しみながら秋トリュフのリッチな香りも同時に楽しめる!
実は食べ進めると中に北海道 礼文島の生雲丹が隠れてるサプライズ♪


今月のコースで一番歓喜の声があがったのがコレ!

北海道の筋子の初物が届き始める季節。
自家製でいくらを作ってます。
毎朝、羅臼の昆布と豊洲の鰹節屋で削ってもらい一番出汁をとる。
その一番出汁で仕上げるペペロンチーノ。
それだけで旨い!

そこに伊豆天城産の山葵(品種は真妻)を長芋と絡め、
上からいくらをダバ〜〜〜〜〜ぁ!

旨い+旨い+旨い=めっちゃ旨い!!!!ですね♪


季節を大切にする当店。
こちらも今だけの食材ですね♪
『新烏賊』

僕。。。イカ墨は絶対に失敗しません!
自信ありです。

玉ねぎは使わず、人参で甘みを付けます。
そこに生姜と赤ワインでじっくり煮込んでいきます。

白いポレンタを土台に、新烏賊の墨ソース。
仕上げにアンチョビの魚醤と共に半生に炙った新烏賊を乗せる。

親の墨烏賊にはない食感に食べたお客様が高い確率で
『コレ何ですか!?めちゃくちゃ旨い😋』
って2度確認してくる方が多かったですね!

今月のコースで最後までメニュー化に悩んでいたのがコイツwww

すっぽんです🐢

長ネギと生姜とすっぽんで出汁を取り、
すっぽんとジャガイモを合わせてトルテッリ(ラビオリ)煮詰めました。

新銀杏や松茸、とうがん等と一緒にスープ仕立てにしました。
コラーゲンがたっぷりで身体温まる一品に仕上げてます。

皆様の「あ!美味しい😊」の声に心の中で毎回ガッツポーズしてましたよ♪


今月のメインディッシュは蝦夷鹿🦌

夏鹿は冬鹿に比べていわゆるジビエ特有の野趣溢れる香りが少なく、
豊富な山の食べ物で肉に旨味が乗り非常に美味しいです!
個人的には夏鹿派な僕です♪

赤身の鹿ロースに足りない脂肪分はフォアグラで補い、
クルミオイルでローストする事で香りを。

バランスを整える為の酸味と甘味は、
北海道のハスカップで!
不老長寿の実とも言われる甘酸っぱいフルーツは、
滅多にお目にかかれないかと。

〆パスタはラグー!

大分県 豊後高田のアローファームさん
こちらのあか牛は毎年10頭未満の屠畜。
まさに幻のあか牛なんです。

以前より贔屓にさせていただいており、
屠畜があると真っ先に優先でお譲りいただいてます。

端の肉やスジを貯めておき、
全て手切りの超粗挽きのラグー。
肉感ハンパないジューシーな味わい。
次回はいつ仕込めるかな〜🐂


9月も季節感満載満載のコースだったかなと思います。

10月ご予約のお客様。
内容凄すぎですよ!
今、国内ではおそらく当手でしか食べられないお肉や、
香りのすごい白いやつ(コース代に1000〜1500円プラス。入荷がない日もあります)
今では超高級魚の仲間入りした魚やThe 秋のお野菜等々。。。
乞うご期待下さい。



2020.8月コースの内容をプレイバック

2020-09-01 14:11:00 | 日記
8月もあっという間に過ぎていきました。

今月は念願の国産マンガリッツァの取引き開始や、
新作料理が目白押しの内容でした。

そんな8月のコース内容をプレイバック。
*写真はお客様の投稿からお借りさせて頂いております。




1:パンツァネラと井ノ口さんのモッツァレッラ、24ヶ月熟成パルマ生ハム
トスカーナの郷土料理パンツァネラ(乾燥したパンと野菜のヴィネガーサラダ)をミキシングして夏らしい酢の効いたソースに。
フワフワの出来立てモッツァレッラと最高級生ハムのコンビネーション



2:噴火湾の毛蟹のグランセオーラとカルパッチョ盛合せ
ヴェネト州のクモ蟹のサラダにならったレモンとパセリの蟹サラダ。
そこに様々な魚介をあしらいました!
白星笛鯛、髭剃り鯛、生雲丹、子持ち昆布、明石の真蛸、2019年11月仕込みのカラスミなど。。。
見た目にも華やかな一品でした。



3:気仙沼の一本釣り鰹のカルパッチョ
今年からおつきあいが始まった豊洲の鰹屋。
毎日顔を出し、意見交換をすることにより今月から
遂に優先的に一番手の鰹を回してもらえることに!
早速メニューに載せました!
塩とへべすとオリーブオイルのみ。
それだけで最高の旨みを引き出します!
付け合わせの原木椎茸も名脇役!
焼いた椎茸にニンニクバターをジュワっ。
室温の鰹と熱いバターのコントラストがウケました!



4:羅臼 時知らずのコトレッタ
旬も終盤戦で今季最高の時知らずが水揚げ!
その重量9kgオーバー(通常5kg前後が多いです)!
連絡をいただいて迷わず「ください!」
肉の旨味、脂のノリと質、ウィスキー樽で燻製をかけた風味と余韻。
全て別格!
旭川の変態アスパラと岡山の花韮と共に当店らしい一品に仕上がりました。
魚のコトレッタ(カツレツ)は私のスペシャリテなのです。



5:大樹町 幻のしじみと松茸のマッロレッドゥス
何が幻かと言いますと、このシジミ、、、、364日間禁漁で年間たった1日だけしか取ってはいけないんです!
豊富な栄養で半端ない旨味と信じられないくらい大きいんです!
大樹町にある生花苗沼(オイカマナイトー)で、環境保護のためにそうなってます。
今年は7月15日解禁!16日禁漁www
豊洲の仲買人の手に10kg入荷で当店に3kg回してもらいました。
(なのでほぼ流通してないかも)

そんな幻のしじみの濃厚な出汁で松茸と一緒にスープに。
サルデーニャの伝統的なパスタ「マッロレッドゥス」を自家製で作りスープと共に召し上がって頂きました。
また来年の8つきにご用意したいと思います。



6:三河の鰻のセモリナ粉焼き フォアグラとリゾット添え
サクッフワッと仕上げた肉厚の鰻。
3日間かけて出汁を取った「ひらこ地鶏」ガラスープでパルミジャーノのリゾットに!
間にフォアグラがサンドされてなんともリッチな味わいです。

半分食べたら味変で仔牛のフォンドヴォーとマルサラで作った甘辛いソースをかけて頂きました。
驚きと新しい発見のイタリアン鰻料理です。





7:十勝マンガリッツァ豚のグリル
ずーーーーーーーっと使いたかった。
ずーーーーーーーっと紹介したかった食材。
一年がかりで遂に初登場です!

ハンガリーの国宝に認定されている豚。
何と十勝の地で繁殖させている方がいると噂で聞きコンタクト。
純血で育てたれたマンガリッツァは唯一無二の味わい。

これは食べた方しかわかりません。
正直、その希少性からめちゃくちゃ高価です。
日本の名だたるブランド牛のサーロインに匹敵する価格。
8千円のコースメニューで出ることは他店では間違いなくないでしょう。
豚代は僕の欲求にお付き合いいただく皆様へ無利益でご提供でした。
8月ご来店の方は貴重な食体験が出来てラッキーでした♪



8:シシリアンルージュトマトとアンチョビのスパゲッティーニ
最後の締めパスタは毎度直球勝負!
皆さん「イタリアンも作れるんですね〜www」って💦
おいおいwww


9月の食材もすごいですよーーーーー😏
ご予約お待ちしてますね!