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赤松敏弘Vibraphone Connection・談話室

名古屋=1時間57分、京都=1時間59分、新大阪=2時間2分

昨日の朝はさすがにびっくりでした。前夜からあちこちの予報で東京は「雪」と。最初はどこも「舞うでしょう」くらいの感じでいたのが午後10時台のニュースからは「雪」ときっぱり。それでも外を見ても雨の気配すらない。どうしたものか・・・。
 
実はこの日は新幹線での移動日で、取り敢えず保険として11:30発の「のぞみ29号」博多行きの指定席をゲットしている。夜型人間なのでこの時間帯の移動は苦手なのもあって予定として一番遅い便を確保しておいてそれよりも早く行ければそれでよし、というバターン。
だから雪のことなんか微塵も気にすることのない計画だったのだが、早朝の交通情報で「中央線・総武線運転見合わせ」「京王線運転見合わせ」と新幹線までに経由するメインルートが軒並み運転見合わせとなり、早朝のうちに移動して乗れそうな「のぞみ」の自由席に乗っちゃえ的な計画は頓挫。さて、どうするか。
 
午前9時を過ぎる頃になって京王線も中央線も動き出した。
ただ、どちらもダイヤは乱れているだろうから、ここは早めに出た方が良さそうだ。
と、乗り込んだ京王線の特急。
 
 
ほう、あれだけ困難と言われていた京王線の高架がところどころ形を見せてきているんだ。普段は全速力で通過する区間を亀の歩みの如くに大地を踏み締めて走るものだから、進行方向右側に並行する工事区間の進捗状況を観察できるほど。
初めて京王線に乗ったのは高校の頃だった。安倍圭子先生のマリンバのレッスンを受けに岡山から通っていた頃に仙川にある桐朋学園大学へ。
 
小さい頃から京王線(当時は京王帝都電鉄)は知っていた。クリーム色にエンジの帯の塗装が地元の伊予鉄道の郊外線と同じで親近感があった。隣のオバQ、もとい、小田急はクリーム色にブルーの帯。新宿から出る私鉄は帯の色違いみたいな(現在でもバスはそう)。
ところが乗ってみるとジェットコースターのように地平区間と高架区間をハイスピードで駆け抜けるインパクト。笹塚の付近、八幡山の付近が特に。すっかりこの京王線特急の走りの虜になった。
あの頃から高架されていた区画と地平区間がやっと高架で手を結んで水平となるわけだ。でもかたや半世紀選手、かたや新米選手でバランスは取れるのだろうか?
今思うとあの頃にこの沿線に住むことになると・・・・実は頭の中で予知していたから面白い。
 
一駅ごとに遅れが増して、結局10分遅れで新宿着。
中央線は遅れてはいるもののそのまま東京駅へ。時刻は午前10時過ぎ。これなら駅弁屋・祭であれこれ駅弁を選んで楽勝で一時間前の「のぞみ」に潜り込めそうだ。
と、世の中はそんなに甘くなかった。
 
この日午前7時半頃に新岩国駅で線路上にいた人と上りの列車が接触して山陽新幹線が運休に。そもそも何で新幹線の線路上に侵入できたのかが問われるがともあれ西からダイヤの大混乱がじわじわと東京まで波及。なので新幹線への乗り換え口には見たこともないような数の人で溢れかえり身動きが取れないほど。構内放送で八重洲側に一旦出て空いているJR東海の改札から入るように促しているが、この意味を正しく理解できるような人は限られているようでどんどん列の最後尾が伸びている。
付き合い切れんと思って八重洲側に抜けてJR東海の改札から入る。もちろん改札機はエラーで閉じるが、そんなものは無視だ。隣にそれで駅員と悶着している列が見える。僕が無視すると皆が後ろにどんどん連なって入ってきた。こんな時はいち早く「解放」すればいいのに。どうせ出る時にチェックされるのだから。
 
 
ホームの表示を見ると9:12発「のぞみ19号」博多行き、9:21発「のぞみ215号」新大阪行き。この時点で1時間半遅れの列車が止まり、どれがどの乗車口の列かわからないほど入り組んだ列でホームが溢れている。
こういう時の鉄則。
 
距離の長い列車ほど混雑するから避けよ!
 
そりゃそうだ。少しでも早く移動したいと考える人の心理を読めば。
一時間辺り新大阪行きが6本、博多行き2本、広島行き1本。どれが混むかは行き先でわかるよね。
難しいパズルのようになっている乗車口の列をあれこれ観察して垣間に伸びていた一番短い列に並んで待つ事しばし。
見事に予想的中でこの列は他よりも短くスイスイと乗車して席にありつけた。
 
 
持っているのは11:30発の「のぞみ」の指定席券。乗っているのは1時間半遅れの「のぞみ」の自由席。時刻は11:20過ぎ。
通路に溢れるまで乗り込んだ自由席ではあるが、このまま走ってくれたら最初の予定通りの行程になる。
早起きは・・・・・で済ませるほど快適ではない車内だが。。。
品川、新横浜とドドドと乗客が増え(と言ってももう乗れない)、一路名古屋へと走り出した。
 
名古屋着、1時間57分遅れ。惜しい!
 
京都着、1時間59分遅れ。超悔しい!
 
新大阪着、2時間2分おくれ。バンザイ!
 
 
名古屋、京都の皆さん、ごめんなさいね。
新幹線は二時間遅れると特急料金が全額払い戻されるのです。
僕の場合は確実に乗る予定の列車の出発が遅れ、且つ指定席が使えなかったことから別の払い戻しが適用されました。
ランチよりもディナー分くらい。
 
それで予定通り。
 
万事丸く収まりました。
そういえば、飛行機にはこのルールがないなぁ。。。
 
 
♪♪♪
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新レーベル、AMS RECORD(アムズ・レコード)

AMS RECORD 公式サイト ( www.amsrecord.com )

 

第一弾は2023年11月22日発売『MY REAL BOOK/赤松敏弘』
 
 
MY REAL BOOK - Season 1 & 2 / 赤松敏弘
(AMS-23001)定価3.000円(税抜)
 
通算17枚目となる赤松敏弘のvibraphoneに、レギュラーメンバーのハクエイ キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)須川崇志(b,cello)小山太郎(ds)によるグループ・インターアクションが6曲(含む赤松&ハクエイDUO1曲)と、話題の望月慎一郎(p)を迎えて酒井麻生代(fl,alt-fl)平石カツミ(b)岡部洋一(perc)と繰り広げた絵画を眺めるようなジャズ。ライナーノーツ:高井信成。
動と静、夜と昼、都会と自然、二つの異なる世界を一つのアルバムとして作り上げました。
 
 
今回は下のサブスク・サイトでも世界同時配信。ストリーミング、ダウンロード。そして今回はハイレゾ配信も行っていますのでどうぞご利用ください。

━━━  Magazine Interviews, CD Reviews  ━━━

 
ジャズ批評 24年1月号 No.237 (23年12月24日発売)
【インタビュー】P106~109. 赤松敏弘 音と沈黙は背中合わせ『MY REAL BOOK - Season 1&2』リリース
4本マレットを駆使し、美しい音色を奏でる日本を代表するヴィブラフォン奏者の赤松敏弘が自身のレーベルAMS RECORD(アムズ・レコード)を立ち上げ、通算17枚目をリリース。完成度の高いアルバムに仕上がった。タイトルに込めた思い、レーベルを立ち上げのわけなど詳しく語ってくれた / 取材:編集部
【新譜紹介】P160. 驚くべき成熟がここにある。熟成しかつ濃密な音楽。これが現在の赤松敏弘の驚異的とも言える到達点だ / 文:小針俊郎
出版社:ジャズ批評社 発行間隔:隔月刊 発売日:毎隔月24日 サイズ:A5判 参考価格:1.320円
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Jaz.in 24年1月号(23年11月27日発売)
【巻頭】P16~19. 赤松敏弘 世界的ヴィブラフォン奏者が紡ぐインプロヴィゼーションの奇跡。その音楽的原点にあるもの / 取材: 高井信成
【Jazz Record Guide】
P28.『MY REAL BOOK - Season 1&2/赤松敏弘』「2つの異なる世界を1つのアルバムとして作り上げた」、見事にその意図がしっかりと具現化された充実した作品 / 文:小島良太
出版社:シンコーミュージック 発行間隔:月刊 発売日:毎月24日 サイズ:A4判 参考価格:1.177円
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JAZZ LIFE 12月号(23年11月14日発売)
【新作インタヴュー】P14~15. 赤松敏弘「通算17枚目のリーダー・アルバムを発表」対局に存在しているふたつのバンドの演奏を収めた僕流のリアルブック / 取材:長門竜也
【Disc Review】P37.『MY REAL BOOK - Season 1&2/赤松敏弘』人生を2シーズンに分け、独自の“リアルブック”を著した作品 / 文:長門竜也
出版社:ジャズライフ 発行間隔:月刊 発売日:毎月14日 サイズ:A4判 参考価格:970円
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 サブスク配信(NexTone)サイト
どうぞご利用ください。
 
■AMS RECORDの第二弾『SOMETHING'S COMING / MIKI』(AMS-23002)の先行配信が2024年2月22日から始まりました。

世界初!432hzサヌカイ陶琴アルバム【Something's Coming(何か起こりそう!)/MIKI】

マリンバ奏者でもあるMIKIがこの楽器と出会って得たインスピレーションから全ては始まっています。
インストによる即興演奏であることは現代ジャズのフォームと何ら変わらないものの、もう一つの「あちら側」の即興演奏の要素も取り入れて、AMS RECORDのレーベルポリシー「音と沈黙は背中合わせ」の一翼を担うものです。

SOMETHING'S COMING / MIKI
(AMS-23002)定価2.273円(税抜)2024年3月13日発売 

演奏 : MIKI (サヌカイ陶琴) サポート : 赤松敏弘 (シンセ、サヌカイ陶琴 on tr M4, 7 & 9 )

━━━  Magazine Interviews, CD Reviews  ━━━
 
Jaz.in 24年4月号(24年2月26日発売)
 
【Jaz.in Portrait (インタビュー)】P72~73. MIKI ハンドメイドな楽器だから、次に何が起こるかわからない、その時にしかできないことを作品に閉じ込めた / 取材: 島田奈央子
【Jazz Record Guide】
P31.『Something's Coming (なにか起こりそう)/MIKI』「本作には、大変驚いた。マリンバの名手MIKIが全曲で、「サヌカイ陶琴」を弾いて・・・」/ 文:高木信哉
出版社:シンコーミュージック 発行間隔:月刊 発売日:毎月24日 サイズ:A4判 参考価格:1.177円
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■愛媛新聞2024年2月26日(月)刊 
【芸能】サヌカイ陶琴 詩情豊か 
『マリンバ奏者MIKI(松島美紀、松山市出身)が3月13日、インストゥルメンタルアルバム「SOMETHING'S COMING(なにか起こりそう)」をリリース。今作では香川県産の石サヌカイトを使った陶琴を鳴らし、詩情あふれる癒しの音楽を届ける。ジャズビブラフォン奏者の・・・』 / 文:山口淑子
発行所 : 愛媛新聞社 発行間隔 : 日刊
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どうぞよろしくお願いします!

 
 
【期間限定公開/無料動画】
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最新の動画です。2022年11月に栃木県足利市のartspace&cafeで行われた彫刻家藤岡孝一氏の個展BLUEの中の「JAZZ in BLUE」での演奏からダイジェスト。
約27分間の動画です。
演奏:Toshihiro Akamatsu(vibraphone) Hakuei Kim(piano)
Nov/13/2022 artspace&cafe @ Ashikaga, Tochigi.
 
 
Next Show
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COMING SOON!

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■赤松敏弘 official site VIBRAPHONE CONNECTION

発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
1997年開設以来のユーザーからの様々な質問や情報交換もアーカイブとして保存中。是非一度お立ち寄りください。
( http://www.vibstation.net )



■赤松敏弘 FaceBook ( https://www.facebook.com/akamatsu.toshihiro/ )




■赤松敏弘 Twitter

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【サブスク ヴィブラフォン / VEGA】
 
只今、JAZZ-FUSION Subscription Serviceで、2000年発売のアルバム「Next Door - birth of the “Swift Jazz”」から2020年発売の「Next Door - New Life」まで、VEGAレーベルで発売した10枚のアルバムから人気曲を高音質でお届けしています。
 
是非どうぞ!

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【放送 / ラジオ、テレビ

今週のオンエア (3月9日〜3月15日) 
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)

番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』

癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。

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■月曜〜金曜 5:00〜6:00 / 25:00〜26:00 ■日曜 16:50〜17:00 / 28:00〜29:00

🆕 “工場夜景クルーズ”

『MY REAL BOOK - Season 1 & 2 / 赤松敏弘』(2023年作)


演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)酒井麻生代(fl,alt-fl)須川崇志(b,cello)小山太郎(ds)望月慎一郎(p)平石カツミ(b)岡部洋一(perc)

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■月曜〜金曜 11:40〜12:29 ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00 ■土曜18:30〜18:38 ■日曜 18:00〜18:38 

“路面電車のある風景 - 1”

『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)


演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)

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■日曜 23:00〜23:30 

“東京点描 城南1”

『SPARKLING EYES/YUKARI』(2021年プロデュース作)


演奏:YUKARI(vib,mar)飯島瑠衣(p)中林董平(b)森永哲則(ds)guest:赤松敏弘(vib)

←首都圏以外の方はパソコンやスマホでこちらのエムキャスでお楽しみいただけます。


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