□ワイン醸造士・渡辺佳津子さん
■神戸らしさ追及した新ワイン こだわって作りました。
記憶に残る香りと味を作りたい-。神戸ワインの製造元、神戸みのりの公社(神戸市西区)で醸造を担当する渡辺佳津子(かづこ)さんは、本場フランスで超難関とされるワイン醸造の国家資格を取得。かげりを見せる“神戸ブランド”の救世主として周囲の期待を一身に背負う。帰国後、手がけた新シリーズが今月末に発売。ボトルやラベルにもこだわった作品のでき映えに、十分な手応えを感じている。(聞き手 安東義隆)
--きょうは新しいワインをお持ちいただいたそうで
渡辺 はい、2008年に(フランスから)帰国後に仕込んだワインです。「ベネティックシオン」という名の新シリーズで、ずっと私の中で温めてきたものです。
--ボトルもラベルも変わってますね。相当こだわりがありそうです
渡辺 ええ、こだわって、こだわって作りました。メッセージ性の高いワインを作りたいと思い、ボトルをブルーにしました。神戸は港町なので、海をイメージさせる、さわやかなブルーにしました。
--ラベルの方は
渡辺 せっかくのボトルの色を殺さないよう、トレーシングペーパーのような半透明素材にしました。下絵を印刷したビニール状の紙の上に、ざらついた紙を張り合わせ、さらに箔押したもので、ラベル屋さんに特注しました。新素材なのでうちの工場の機械でうまく張れず、何度も作り直してもらいました。
--デザインは
渡辺 絵本作家の、ちばみなこさんにお願いしました。昨秋に発売した「みのり」シリーズからのお付き合いです。1月に発売したブランデーでは“神戸発祥”のジャズをイメージしたデザインを考えてもらいました。今回は、ラベルの紙質に合わせて何度も試作してもらいました。
--ワイン自体、今までの商品とは味や作り方も違うのですか
渡辺 ええ。リースリングで仕込んだ白ワインで、リースリングを使ったものは過去にも作っているんですが…。
--リースリングとは、白ワイン用としてブドウの代表品種ですよね
渡辺ええ。今までのワインより、もっと神戸らしい味が出るように、スタッフと一緒に考えて作りました。さんさんと降り注ぐ太陽とブドウ畑にちなんで、名前をベネティックシオンとしました。フランス語で「天の恵みへの感謝」という意味で、そんな思いをこめて作りました。
--いつごろ発売されるのですか
渡辺 2月末には発売されます。
--一般のお店で買えるのですか
渡辺 ええ、近畿一円で買えるはずです。
--インターネットの通信販売でも買えますか
渡辺 はい。
--全国で、神戸ワインの新しい魅力を知ってもらいたいですね
渡辺 ぜひ、お願いします!
◇
【プロフィル】渡辺佳津子
わたなべ・かづこ 埼玉県出身。平成10年、東京農大醸造学科卒業、神戸みのりの公社に入社。16年に同公社を休職し渡仏、語学研修を経てブルゴーニュ大に入学。同大卒業、フランス国家認定醸造士の資格を取得し、20年に帰国、同公社に復職。34歳。
・ <交通安全>日本のルールを覚えよう 外国人にセミナー(毎日新聞)
・ 「1Q84」続編、1万冊予約に最速12日間(読売新聞)
・ <名古屋ひき逃げ>赤信号無視し進入…運転の容疑者が供述(毎日新聞)
・ <枝野刷新相>国の出先機関職員3万5000人以上を削減(毎日新聞)
・ 五輪スピード 長島選手に報奨金1000万円…所属の企業(毎日新聞)
■神戸らしさ追及した新ワイン こだわって作りました。
記憶に残る香りと味を作りたい-。神戸ワインの製造元、神戸みのりの公社(神戸市西区)で醸造を担当する渡辺佳津子(かづこ)さんは、本場フランスで超難関とされるワイン醸造の国家資格を取得。かげりを見せる“神戸ブランド”の救世主として周囲の期待を一身に背負う。帰国後、手がけた新シリーズが今月末に発売。ボトルやラベルにもこだわった作品のでき映えに、十分な手応えを感じている。(聞き手 安東義隆)
--きょうは新しいワインをお持ちいただいたそうで
渡辺 はい、2008年に(フランスから)帰国後に仕込んだワインです。「ベネティックシオン」という名の新シリーズで、ずっと私の中で温めてきたものです。
--ボトルもラベルも変わってますね。相当こだわりがありそうです
渡辺 ええ、こだわって、こだわって作りました。メッセージ性の高いワインを作りたいと思い、ボトルをブルーにしました。神戸は港町なので、海をイメージさせる、さわやかなブルーにしました。
--ラベルの方は
渡辺 せっかくのボトルの色を殺さないよう、トレーシングペーパーのような半透明素材にしました。下絵を印刷したビニール状の紙の上に、ざらついた紙を張り合わせ、さらに箔押したもので、ラベル屋さんに特注しました。新素材なのでうちの工場の機械でうまく張れず、何度も作り直してもらいました。
--デザインは
渡辺 絵本作家の、ちばみなこさんにお願いしました。昨秋に発売した「みのり」シリーズからのお付き合いです。1月に発売したブランデーでは“神戸発祥”のジャズをイメージしたデザインを考えてもらいました。今回は、ラベルの紙質に合わせて何度も試作してもらいました。
--ワイン自体、今までの商品とは味や作り方も違うのですか
渡辺 ええ。リースリングで仕込んだ白ワインで、リースリングを使ったものは過去にも作っているんですが…。
--リースリングとは、白ワイン用としてブドウの代表品種ですよね
渡辺ええ。今までのワインより、もっと神戸らしい味が出るように、スタッフと一緒に考えて作りました。さんさんと降り注ぐ太陽とブドウ畑にちなんで、名前をベネティックシオンとしました。フランス語で「天の恵みへの感謝」という意味で、そんな思いをこめて作りました。
--いつごろ発売されるのですか
渡辺 2月末には発売されます。
--一般のお店で買えるのですか
渡辺 ええ、近畿一円で買えるはずです。
--インターネットの通信販売でも買えますか
渡辺 はい。
--全国で、神戸ワインの新しい魅力を知ってもらいたいですね
渡辺 ぜひ、お願いします!
◇
【プロフィル】渡辺佳津子
わたなべ・かづこ 埼玉県出身。平成10年、東京農大醸造学科卒業、神戸みのりの公社に入社。16年に同公社を休職し渡仏、語学研修を経てブルゴーニュ大に入学。同大卒業、フランス国家認定醸造士の資格を取得し、20年に帰国、同公社に復職。34歳。
・ <交通安全>日本のルールを覚えよう 外国人にセミナー(毎日新聞)
・ 「1Q84」続編、1万冊予約に最速12日間(読売新聞)
・ <名古屋ひき逃げ>赤信号無視し進入…運転の容疑者が供述(毎日新聞)
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