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令和2年度1月 生徒指導通信③ 不登校生徒を出さないためのスキル⓵

2021-01-18 20:54:31 | 日記
不登校生徒を出さないためのスキル⓵
 
 生徒指導については、目の前にいる生徒の雰囲気、表情、過去の言動などから、その場で感じた感覚や感性を生かすことが大切だと思っています。その感覚・感性は先生方それぞれにお持ちであり、どれも尊重したいところです。その一方で、学校では不登校生徒、集団不適応を起こしてしまう生徒が増加しているのも事実です。その原因は多岐にわたっていますが、我々教師は、生徒と関わるときの感覚・感性を日々磨いていかなければならないと思っています。そのスキルを言葉として伝えるのは非常に難しいのですが、今回挑戦します!

 クラスの生徒に対して、勉強面でも生活面でも様々な願いがありましたが、一番大切にしたことは『集団不適応を起こす生徒をつくらない』ということでした。「生徒と接するときに、自分が意識していることって何だろう?」と考えてみました。なかなか言葉にならず、困っていたのですが、最近になって気が付きました。それは… 
『生徒の承認欲求を満たす言葉かけ』
です。私が生徒にどんな声をかけているのか、自分で思い返してみました。その言葉を書き出してみて、どういう共通性があるのかを考えたときに、『生徒の承認欲求を満たす言葉かけ』 をしていることに気が付きました。今回は、自分が持っている資料の中に、自分の考えに近い内容が載っていたので紹介し、自分の解釈を載せます。私は生徒に、⑤、④、③に該当する声をかけていることがわかりました。

大前提:人は承認されると心がプラスになり、否定されると心がマイナスになります!
【5つの承認力…☆の数はその実施難易度、理解難易度を示しています。】
☆①結果承認…結果が出たときに承認する、結果を褒める
(例)成績が上がってすごいね。掃除してきれいにしてくれてありがとう。
☆②プロセス承認…結果が出たときのプロセスや経緯を承認する
(例)〇〇な結果がでたのはあなたが頑張ったからだね~。
☆☆③行動承認…やっていること自体を認める(結果が出ていない時でも)
(例)毎日、掃除頑張っているね。毎日自主学習ノートやれていてすごいね。
☆☆☆☆④意識承認…生徒が無意識にやっているであろう事柄に価値をつける
(例)生徒が無意識に扉を閉めたときに、「閉めてくれて助かるよ。さすが!」
☆☆☆☆⑤存在承認…何もしていなくても、無条件で承認する
(例)今日も学校に登校していてえらいね。君がいると元気がもらえるよ。
 
※ ⑤まで承認のレベルを下げて、生徒の承認欲求を満たすことが不登校対策になる