看護師の仕事は多岐にわたり、限られた時間の中で決められた業務をこなさなくてはいけません。さらに、患者さんの容態などの変化にも対応しなくてはならず、細かい仕事も増えていきます。
タイムマネジメントでは、業務の内容やそこに掛かる所要時間を把握し、優先順位を決めれるようにならなくてはいけません。
重要なのは、1つ一1つの仕事の時間を意識することです。このことで、自分の勤務時間内にどのくらいの仕事がこなせるかがわかってきます。そうなると、1日のスケジュールが立てやすくなり、効率的な仕事配分ができるようになるでしょう。
「ここは、人の手を借りよう」「こっちの仕事を優先させて、この仕事は後日でもいいから、後にしよう」など判断ができるようになります。
何より、看護師の仕事は、命を預かる仕事なだけに手抜きができません。だからこそ、焦ったりパニックにならないように、時間の管理は必要です。
また、タイムマネジメントによって、どんなことに時間を取られているか、原因の追求・改善も行い、業務の効率化を実現できます。さらに、昼間より業務が増える夜勤のミスを減らすことにも役立ちます。
時間の使い方を改善することで、無駄な残業も減り、看護師のワーク・ライフ・バランスが向上するでしょう。
このように、タイムマネジメントすることにより、業務の効率を上げるだけではなく、結果業務の無駄がなくなり、看護師の長時間労働やそれらからくるストレス・疲労も軽減されるため、タイムマネジメントは、看護師にとってとても重要だといえます。