後輩

朝日の入る出窓に置かれたどの一枚を手に取っても、
レンズを向けた日のことを何十年経とうとも、鮮明に思い出すことが出来る
愛ゆえの記憶。


きっと彼らは空の上で苦笑いしているだろう。

私の選ぶ一等愛らしいと思う、そのひとこまひとこまを平気で跨ぎ
そして時に倒し、落下させる後輩のことを。

うた用

雑貨屋さんで、うたのお気に入りのフィンガーパペット【カエルさん】を発見。

過日ご紹介した通り、お気に入りが過ぎて色あせパサパサになったためストックを含め2体。
更に、ニューバージョンのアヒルさんもゲットした。



さてお会計の時、

プレゼントですか？との問いかけが想定外で思わず横とも縦とも、
曖昧に首を傾げてしまったのだが

まさかレジのお姉さん、うたの好物とは思うまい。


【う】うーちゃん用だよ。

探究心

浸け置きしているホウレン草を引っ張ってく以外は
我々の食事や、その他の食材に興味を示すことがないため
その習慣は生涯続いて欲しいものと願っている。

そんなうただが、１つだけ妙な癖がある。



毎食後とは言わないまでも、お口の匂いを嗅ぎたがり
キャットタワーの最上段で、私に限らず家族の誰かが通るたび、口臭チェックを要求する。

そんなうたの探究心に応えてやりたくて、
驚かない程度に息を吐きつつ、大きく口を開けてやる。

しかしながら2つの小さな鼻の穴はあまりにも研究熱心で
ずんずん奥地にまでも侵入してくるものだから、
時として互いに気まずい空気が流れることがある。




うたちゃん。
あなたが嗅ぎたいといったのに。

聞分け

やめなさい。



そう言われても、聞分けるはずもない。

うたのお耳は万年日曜日。