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2012-05-07 11:24:26 | その他

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生きる (ヤッチ)
2012-05-23 17:14:14
「生きる」は昭和27年の黒澤明監督作品。実直一途で働いてきた公務員の主人公が余命幾ばくもない胃癌と分かる。困惑と絶望。今までの人生を顧みて自分自身の心との葛藤。いったい何をすればいいのか。胸中は本人にしか分からない。池田さんはそれを耐え抜き見事な一生を終えた。今更ながらにその凄さに感服する。男の中の男と言っていい。恐怖は想像を絶するもので気休めなど役に立たない。わたしは猛反省。池田さんに合唱。
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インフォームド・コンセント2-1 (ヤッチ)
2012-05-27 14:44:28
雑誌で、ジャーナリスト、評論家、作家の ”立花隆”が自分のがん体験を書いた手記を読みました。その中でがん治療の参考になるからと「がん診療レジデントマニュアル」の一読を薦めていました。たまたま妻がそのような状況にあったのでちょっと高価(4,200円)でしたが買いました。わたしが手にしたのは第5版です。国立がん研究センター内科レジデント編でほぼ3年ごとに改訂されます。この本はがんの内科的治療を研修するレジデント(研修医)のために書かれたものです。内容はインフォームド・コンセント、臨床試験、各種がんの診療、疼痛をコントロール緩和医療などです。医学の素養がある ”立花隆”は別としてわたしには難しく到底理解できませんでした。ただ、第一章がん診療とインフォームド・コンセントはとても参考になりました。
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インフォームド・コンセント2-2 (ヤッチ)
2012-05-27 15:13:03
わたしはこの本ではじめてインフォームド・コンセントという言葉を知り、「患者本人が医療行為について正しい説明をうけ、十分理解したうえで自発的な選択・同意・拒否すること」という意味を知りました。病名、病状、医療措置の目的、治療方法の選択、予想されるリスク、代替治療、予後告知など患者の身になって患者が理解できるよう、やさしく説明することは大変重要です。患者はがんと知り痛烈な精神的打撃を受け、不安や心配は相当なものです。医師と患者の良好なコミュニケーションは相互に深い信頼関係が生まれ患者の心の支えとなり勇気付けられます。
昭和55年頃、わたしの父の時代、がん治療は医師にすべてを委ねるものでした。病名告知も家族にはなされましたが、本人は知りませんでした。今は患者の適切な治療のために、患者の知る権利を侵害しないために、また法律上の要請からなされ隔世の感があります。
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妻のインフォームド・コンセント (ヤッチ)
2012-05-27 16:16:12
妻は喉の不調で最初近くの耳鼻咽喉科医院で診察を受け大したことはないと言われました。しかしひと月ほど経っても良くならず再度受診し、大きな病院を紹介されこの病院で舌癌と診断されました。妻はこのとき事の重大さが分からずさほど驚く様子もありませんでした。担当になった医師が筑波大出身で放射線治療もでき医療設備の整った筑波大学附属病院を紹介してくれました。
入院前の病名の告知、治療方法などの説明、入院中に治療の節目々でインフォームドコンセントがありました。病状や手術方法などとても分かりやすい絵を書いて説明してくれたこともあります。耳鼻咽喉科ばかりでなく形成外科を含め医師が10人近くになり圧倒されたこともありました。どれも説明内容はシビアで直截的でした。
妻は今、話すことができない、呼吸は喉に開けた永久気管孔、食事は缶詰の流動食などと大きなハンディーを負いました。でも、お蔭様でその生活にも慣れ日々淡々と感謝しながら過ごしています。主婦生活が長いこともあり、舌はなくとも食事の支度は前と同じようにしてくれ、助かっています。
病名と症状、治療方法などのインフォームド・コンセントがあった日、気晴らしになるからと近くのホームセンターにセキセイインコを見に行きました。愛犬が老齢で死んだこともあり、子犬や鳥かごを一つひとつ見て回り、何やらぶつぶつ声をかけていました。妻はインフォームド・コンセントもホームセンターに行ったことも覚えていません。
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予後告知 (ヤッチ)
2012-05-27 16:59:30
予後告知、すなわち余命を伝えるのは患者が病状をしっかり理解しており、余生を計画的に有意義に過ごすため、正確な予後を知ることを希望している場合に伝えるそうです。その際「余命○カ月」など具体的な数値を知らせるのは避けた方がよく、また余命○カ月という統計学的数字は中央値でありバラツキが多いデータで決して代表値になりえず、患者の参考とはならず、むしろ最悪○カ月から最善○カ月と伝えるなど、患者の精神的負担と苦痛を思いやったものが相応しいとのことです。
わたしは池田さんのことを契機に予後告知に疑問を持ちました。信頼関係を築き上げた医師が最後まで面倒をみてくれるなら構いません。しかしそのようなことは稀で、治療にあたるのは当該医師と限らず、看護師も日々変わります。病院の勤務医、看護師は想像を絶する激務であることも分かっています。そんななか予後告知はどうせ直らないから治療や看護は程ほどに、なんとなく医療行為の免罪符になりかねない気がするのです。
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