6月17日、ライブレストラン青山にて開催された
三山ひろしさんのデビュー発表会におじゃましてきました!
一般のお客様向けではなく、マスコミ、レコード店関係者を集めた
コンベンション、つまりお披露目会です。
デビュー曲「人恋酒場」、c/w「望郷列車」の他、カバー曲として
昭和の名曲から「長崎の女」「湯の町エレジー」「星影のワルツ」を披露してくれました。
彼の声は、聴いていてとても心地いいんです。
幼い頃から、三橋美智也さんや春日八郎さんを聴いて育ったそうで、
体の中に蓄積され、熟成されていたものが、見事に開花したのでしょう。
デビュー曲を手がけた、三山さんの師匠である作曲家の中村典正(てんしょう)先生、
そして作詞家の仁井谷俊也先生もステージで挨拶されました。
「とても真面目で、イヤな顔ひとつしない好青年です」 (中村先生)
三山さんは3年間、この日の会場となったライブレストラン青山で
ウェイターとして働く一方、歌手・松前ひろ子さんの付き人をしていたのです。
最後には、松前ひろ子さんも舞台に上がり、
3年前に初めて出会った時のことや、三山さんの家庭環境、
まじめな人柄について、涙ながらに語っておられました。
愛弟子のデビュー。松前さんにとっては、感慨ひとしおでしょう。
「この子の根性は、そんじょそこらの人には絶対負けません。
私が3年間育てたんですから。今日の私の着付けも、
彼がしてくれました。たぶんこれが最後でしょう」 (松前さん)
芸名の「三山」は、出身地である高知県南国市が三方を山に囲まれていることから、
「ひろし」は、中村先生のもう一つの名前である「山口ひろし」から付けられたそうです。
趣味は読書で、特に池波正太郎などの歴史小説が好きなんだとか。
そんな、ちょっと古風なところも幅広い世代に親しまれそうですね。
「僕が歌うことで、演歌のよさが皆様に伝わるように歌っていきたいと思います。
「人恋酒場」を、命をかけて歌っていきます!」
最後は、そんな力強い挨拶をしてくれました。頑張れ!
デビュー直前にインタビューした記事を
『携帯で演歌』で公開していますので、
よろしかったらご覧ください。本当に好青年ですよ!