悪魔の毒毒BLOGGER'S ROOM

徒然にと思えばいつのまにか毒づいてばかり。そこで某B級映画に引っ掛けこのタイトル。映画よろしくその安っぽさを笑ってくれ。

映画のかんそぅ

2005-09-22 23:47:57 | Weblog
「マイビックフットウエディング」って映画観ました。あ、いや、ただそれだけなんだけど…。映画の感想みたいなやつはカワユイ女の子が書くならともかく、俺が書いてもソッポ向かれるのは百も承知だが、書くことないので勘弁してくれ。

内容はアメリカを舞台にギリシャ系の女性が文化的な相違を乗り越えながらアメリカ人男性と結婚する話。お互いの違いをコミカルに描いていて笑える映画だ。ギリシャ人はギリシャ人同士で結婚しろ、みたいなしきたりが出てくるが、これをみて真っ先に思い出したのが「ベッカムに恋して」という映画。こちらはイギリスを舞台にインド系の女の子が自身の所属する女子サッカーチームのイギリス人監督と恋をする。やっぱりインド人はインド人同士みないなしきたりが出てきてひともんちゃくある。もっともこちらは青春もの映画で純粋なラブストーリーではない。
文化的なバックグラウンドを家柄に置き換えるなら、これらの映画は「ロミオとジュリエット」タイプの話になるが、悲劇か喜劇かといった違いとは関係なく全くの別物と見たほうが良さそうだ。むしろアメリカやイギリスといった強い国に、ギリシャやインドといった小国、旧植民地の人が住むに当たっての心理がチラチラと見える。もっともギリシャ人の方はその気質が底抜けに明るいので(日本人から見るとイタリア人的なイメージかな?)コメディ映画としてよく仕上がっている。
主人公の女性が自身の体験を舞台演劇で1人芝居で演じ、好評を博した為に映画化されたとのこと。なるほど、ギリシャ人気質はよく描かれているがアメリカ人気質はあまり表に出てこない。日本人から見るとギリシャよりアメリカの方が良く知っている国なので、そうそう、お前らそういうトコあるよ、って感覚はあまり持てない。でもそういった文化的背景を知らなくても単純に楽しめるようにも作られているところが、なるほど、ハリウッド映画なのかも知れない。