フィルムスキャンしたモノクロ写真集(18)

ついに長居した九州を出て、帰路についたように見せかけて....

この旅行で使ってた切符は「周遊券」というもので、大阪から九州までの運賃はもちろんのこと、有効期限内であれば、九州内でどれだけ乗ろうが降りようが均一料金。オマケに普通車なら急行も乗れる。それを利用して九州内の夜行列車を宿代わりに使ってたために、翌日には前日いた所とは随分離れた所にいることもしばしば。記憶では有効期限は10日間。最終日の10日目に夜行列車に乗れば、出発地への到着が11目になってもOK。

九州から出たのは出発から9日目の夜で、帰りがけの駄賃とばかりに、昼間の広島で途中下車。これもアリ。ただし、九州を出てしまっているので、もう逆戻りはできない。

トップの写真は、その広島駅。せっかく降りたんで、駅前で路面電車ゲット。

その後向かったのが、この九州旅行で楽しみにしていたことの1つ「瀬野（広島県）」。

この駅と隣の八本松駅の間は急勾配が続き、機関車1台では昔のあの長い貨物列車を引き上げられない。そこで、この駅で一旦止まって、後ろに機関車（補機）をつなげて押して上がる。下りにかかると、補機はスピードを落として列車から離れる。ヘタに補機を運転すると、うまく離れることができずに、次の駅までぶら下がっていってしまって、列車を止めて切り離すので、機関手が恥をかくとか....ホントかウソか??

そんなわけで、この小さな駅の横には瀬野機関区があり、たくさんの補機に使う機関車（EF59）がいる。変わった形の電気機関車なんで、それが見たくて....というか撮りたくて。

これがそのEF59。昔らしいチョコレート色。

いっぱいいる!!

続く....


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