goo blog サービス終了のお知らせ 

不健康法師の徒然草

残業、PCに向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば

ARグラスの話 VITUREの次世代機はまだかいな

2025年02月23日 00時13分24秒 | 日記
自作キー配列と左右分割キーボードに四苦八苦している中ではあるが、
左右分割キーボードにしたのには入力環境の改善以外にある野望がある。
それは「PCに左右分割キーボードとXR機器を接続して、
どんな環境でも同じ快適大画面作業空間にしてしまおう」というものだ。

元々Oculusがfacebookに買収される前のOculus Quest 2を私は所有していて、
これにはOculus LinkでPCと接続するとPCの画面をVR空間にも映し出せるという機能がある。
しかもあくまで仮想的な画面なので、
その大きさや場所は自由自在。
映画館のスクリーンさながらの大画面を目の前に置くことができるのだ。
ベッドに寝転がりながらPCで作業もできる。

当初は感動してVR大画面を楽しんでいたが、
Oculus Quest 2は長時間付けるには重たいし致命的に重量バランスが悪い。
付けてすぐ頬骨あたりの皮が苦痛を訴えてくるし、
しばらくすると首の骨が縮こまってくる感覚がする。
追加のバッテリーやヘッドバンドでバランスを取る方法もあるが全体が重いことには変わりない。

昔AppleかどこかがARグラスを開発していたことを思い出し、
グラスサイズならば長時間付けても平気だと考えたので調べてみた。
どうやら現在は中国系の製品が主流らしい。
折よく職場付近のヨドバシにXreal、VITURE、Rokidの主要3社が展示され始めたので試用してみた。

初めにXrealは候補から外れてしまった。
残り2メーカは視度調整の機能があり近視の私でもそのまま使用できるのに対し、
Xrealは別途レンズを買う必要がありコストパフォーマンスで負けた形だ。

VITURE proの視野角は46°で、60cm先の24インチ程度、
Rokid max視野角50°で60cm先の30インチ程度に感じた。
画質はどちらもFHDなので、PC画面を映し出すなら現状Rokid maxといったところ。

機能面としてはVITUREはアプリケーションがWindows用に対応しており、最大3画面に拡張できる。
Rokid maxのアプリケーションはWindowsに対応しておらず、
外付けディスプレイのような形で1画面ミラーリングか拡張はできるようだ。
自由度は両メーカー3DoFで、首の角度には対応するが、顔を画面に近づけたりなどの位置的な移動には対応してない。
この辺りはVRデバイスの方が何歩も先を行っていると感じた。

PCのディスプレイとしては、
視野角的にはRokid max、機能的にはアプリケーションのあるVITUREかと悩んでいたところ、
ある記事を見つけた。
"来年のモデルでは、本体に2つのカメラを搭載する予定で、これによって6DoFを実現します。 "
"FoVを70度まで拡張します。"

とんでもないことを言っている。
6DoFが実現されれば画面に顔を近づけて拡大などの直感的な体験ができるし、
FoVが拡大されればそもそもの領域が俄然広くなる。
70°ともなれば、並ぶものはMetaが価格1万ドルで開発中のOrionぐらいしかない。
約70度のFOVを実現しています。

対抗馬だったRokidは独立したスマートデバイス方面に舵を切ったようで、
次世代機はPCディスプレイとしては使えない性能だ。
  • 単色の緑色ディスプレイを両目に備えたスマートグラス
  • 0.13インチのマイクロLEDパネルを使用
  • 解像度は640 x 480
  • 視野角は30度

これを受けて、私は完全にVITUREの、まだ正式発表すらされていない次世代機に傾いてしまった。発売が待ち遠しい。
現行機に近い価格帯だと嬉しいのだが。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自作キー配列をDygma Defyで1... | トップ | ローカルで動かす生成AIのお... »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事