上司の言う「社会人として当然の常識」の一つに、「お世話になった(なっている)人が間違った言動をしても、唯々諾々と習うべき」というのがある。
勿論、理解不能の思想(?)だ。
間違えていると判っていれば、指摘するのがその人物に対する礼節だと思うのだが、上司にとっては間違いらしい。
はてさて。
そんな訳でこういうエピソードがある。
上司の人脈の中に、TVにも出ているちょっと有名なパティシエがいる。そのパティシエ、少年時には並々ならない苦労があったそうだが、今ではTV出演だけでなく、自分のブランドと店舗を持ち、本も書いている。
このパティシエの積み重ねてきた苦労や実績を、何一つ侮辱するつもりはないし、否定するつもりもない。
さて、そのパティシエの商品が『モンドセレクション』で金賞を受賞した。
ベルギーに本拠のある歴史ある認定組織で、『金賞受賞』はとても名誉なことだ。
……と思いがちだが、実際はそういう訳でもない。
というのも、『モンドセレクション』とは、「味、品質、表示内容の正確さ」について採点し、その合計得点により金・銀・銅・落選が決められるからだ。加えるなら、採点基準は非公開だ。
悪く言ってしまえば、出品した全ての製品が『金賞』を受賞する事も可能だ。
信用問題から、全ての商品が金賞受賞と言う事はないだろうが。
モンドセレクションHP(日本語)
http://www.monde-selection.com/jp/
『我々のミッション』
http://www.monde-selection.com/jp/Company_and_Awards/Our_Mission.asp
~~~引用開始(赤字強調は当方による)~~~
モンドセレクションのミッションは我々に託された世界中からの製品の質を分析しその優秀性を立証することあります。分析には、官能テイスティング、ラベル適合検査やラボ分析をはじめとする様々な方法を利用します。
~~~ここまで~~~
そういう事を伝えたら、上司はマジギレした。
「てめえはモンドセレクションがインチキだって言ったな。○○さん(パティシエの名前)を否定するって言うんだな! 俺の顔に泥塗りやがって! それがどういう事か判ってんだろうな! ウチの会社にも泥を塗ったって事だぞ! そう言うてめえに何が作れるってんだ、あぁ!? 偉そうな口きくなら、何か作ってから言いやがれ!」
上司が何を言っているのか理解できないのだが……どうやら
「モンドセレクションはコンクールではない。審査料を払えば誰でも賞が取れる」と指摘された。
↓
これはモンドセレクションを否定した発言だ。
↓
つまり金賞を受賞したパティシエの実績と人格を否定した。
↓
それは上司の顔に泥を塗ったことになる。
↓
結果、会社にも泥を塗った。
……という流れになるらしい。どこがパティシエを否定しているのか、判るなら説明してほしい。
勿論、モンドセレクションはコンクールではないとの記事をプリントアウトし、上司に見せもした。
こちらがその記事のリンク。
『「モンドセレクション」ってなんだ?』日経トレンディネット、2008年2月4日
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20080131/1006634/
~~~引用開始(赤字強調は当方による)~~~
審査は、「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」などの項目ごとに、それぞれの分野で活躍する、確かな専門的知識とその高い能力を認められたスペシャリストらが行うという。採点の詳細は非公開だが、審査によって得られた総合得点の平均点に応じて、90点以上で最高金賞 (GRAND GOLD MEDAL)、80点以上で金賞 (GOLD MEDAL)、70点以上で銀賞 (SILVER MEDAL)、60点以上で銅賞 (BRONZE MEDAL)が授与される。 つまり、同一ジャンルで1製品というわけではなく、評価基準を満たせば複数の商品でも受賞することができるのだ。
~~~ここまで~~~
が、上司は読みもせずに記事を握り潰してゴミ箱に投げ捨て、なぜか記事を叩き捨てたゴミ箱を蹴飛ばし、暴力行為に出た。
曰く。
「俺はなぁ、○○さんから、○○さんがモンドセレクションの時に、他のパティシエと並んでケーキを作っている写真を見せてもらってんだ! 何がコンクールじゃないだ!! ふざけんな! コンクールに決まってるだろうが!! 俺の見たものを否定するたあ、てめえ何様のつもりだ! あの写真を見てねえくせに、てめえふざけたこと言ってんじゃねぇぞ! いちいちムカつく野郎だな、てめえは!」
某巨大掲示板的に「DQN丸出し乙」としか俺には思えないのだが、この評価は間違えているのか? 上司の考え方の方が一般なのか?
冒頭の上司の「社会人として当然の常識」からすれば、主催企業がHPで説明している内容を否定してでも、パティシエの写真を信じる事が上司には自然な流れなのかもな。
勿論、理解不能の思想(?)だ。
間違えていると判っていれば、指摘するのがその人物に対する礼節だと思うのだが、上司にとっては間違いらしい。
はてさて。
そんな訳でこういうエピソードがある。
上司の人脈の中に、TVにも出ているちょっと有名なパティシエがいる。そのパティシエ、少年時には並々ならない苦労があったそうだが、今ではTV出演だけでなく、自分のブランドと店舗を持ち、本も書いている。
このパティシエの積み重ねてきた苦労や実績を、何一つ侮辱するつもりはないし、否定するつもりもない。
さて、そのパティシエの商品が『モンドセレクション』で金賞を受賞した。
ベルギーに本拠のある歴史ある認定組織で、『金賞受賞』はとても名誉なことだ。
……と思いがちだが、実際はそういう訳でもない。
というのも、『モンドセレクション』とは、「味、品質、表示内容の正確さ」について採点し、その合計得点により金・銀・銅・落選が決められるからだ。加えるなら、採点基準は非公開だ。
悪く言ってしまえば、出品した全ての製品が『金賞』を受賞する事も可能だ。
信用問題から、全ての商品が金賞受賞と言う事はないだろうが。
モンドセレクションHP(日本語)
http://www.monde-selection.com/jp/
『我々のミッション』
http://www.monde-selection.com/jp/Company_and_Awards/Our_Mission.asp
~~~引用開始(赤字強調は当方による)~~~
モンドセレクションのミッションは我々に託された世界中からの製品の質を分析しその優秀性を立証することあります。分析には、官能テイスティング、ラベル適合検査やラボ分析をはじめとする様々な方法を利用します。
~~~ここまで~~~
そういう事を伝えたら、上司はマジギレした。
「てめえはモンドセレクションがインチキだって言ったな。○○さん(パティシエの名前)を否定するって言うんだな! 俺の顔に泥塗りやがって! それがどういう事か判ってんだろうな! ウチの会社にも泥を塗ったって事だぞ! そう言うてめえに何が作れるってんだ、あぁ!? 偉そうな口きくなら、何か作ってから言いやがれ!」
上司が何を言っているのか理解できないのだが……どうやら
「モンドセレクションはコンクールではない。審査料を払えば誰でも賞が取れる」と指摘された。
↓
これはモンドセレクションを否定した発言だ。
↓
つまり金賞を受賞したパティシエの実績と人格を否定した。
↓
それは上司の顔に泥を塗ったことになる。
↓
結果、会社にも泥を塗った。
……という流れになるらしい。どこがパティシエを否定しているのか、判るなら説明してほしい。
勿論、モンドセレクションはコンクールではないとの記事をプリントアウトし、上司に見せもした。
こちらがその記事のリンク。
『「モンドセレクション」ってなんだ?』日経トレンディネット、2008年2月4日
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20080131/1006634/
~~~引用開始(赤字強調は当方による)~~~
審査は、「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」などの項目ごとに、それぞれの分野で活躍する、確かな専門的知識とその高い能力を認められたスペシャリストらが行うという。採点の詳細は非公開だが、審査によって得られた総合得点の平均点に応じて、90点以上で最高金賞 (GRAND GOLD MEDAL)、80点以上で金賞 (GOLD MEDAL)、70点以上で銀賞 (SILVER MEDAL)、60点以上で銅賞 (BRONZE MEDAL)が授与される。 つまり、同一ジャンルで1製品というわけではなく、評価基準を満たせば複数の商品でも受賞することができるのだ。
~~~ここまで~~~
が、上司は読みもせずに記事を握り潰してゴミ箱に投げ捨て、なぜか記事を叩き捨てたゴミ箱を蹴飛ばし、暴力行為に出た。
曰く。
「俺はなぁ、○○さんから、○○さんがモンドセレクションの時に、他のパティシエと並んでケーキを作っている写真を見せてもらってんだ! 何がコンクールじゃないだ!! ふざけんな! コンクールに決まってるだろうが!! 俺の見たものを否定するたあ、てめえ何様のつもりだ! あの写真を見てねえくせに、てめえふざけたこと言ってんじゃねぇぞ! いちいちムカつく野郎だな、てめえは!」
某巨大掲示板的に「DQN丸出し乙」としか俺には思えないのだが、この評価は間違えているのか? 上司の考え方の方が一般なのか?
冒頭の上司の「社会人として当然の常識」からすれば、主催企業がHPで説明している内容を否定してでも、パティシエの写真を信じる事が上司には自然な流れなのかもな。