久しぶりの更新ボンバイェ。
さていきなり本題に。
今回もバイトな出来事をば。
こないだ。
うちのバイト先、ひたすらにヒマなのでした。
客こない。仕事ほとんどない。
ヒマはヒマで結構しんどいのです。
そんなわけでバイト達は皆、暇をどのようにつぶそうか、
それぞれが試行錯誤を繰り返していました。
意味もなく店内を徘徊しだす者。
まだ余裕で光ってる蛍光灯を取り替えだす者。
鳥カゴを分解してまた組み立てだす者。
休憩時間、自宅に帰り、右京で豆をまきだす者。
皆、暇と壮絶な戦いを繰り広げていたわけです。
そんな中、俺は、バイトの後輩の一人から声をかけられました。
『 ○○くん、ひとつゲームをしませんか? 』
(例のごとく、以後この後輩をモアイ(あまりにも似ているので)と表記します。)
『 あいよ。 』
まぁ俺もヒマに辟易していたので、
モアイの提案にひとつ返事でOKを出しました。
で、肝心のゲームの内容はというと、
先に3人の客を接客した方が勝ち
という至ってシンプルなゲーム。
しかし、モアイの考え出したこのゲーム、
ただ単に接客すれば良いというわけではありません。
特定の条件を満たした客でなければ、接客してもポイントを得られないのです。
さて、特定の条件とは一体どのようものなのか。
至って簡単です。
眼鏡をかけていれば良い
それだけの事。
ではこのゲームの詳しいルールを、箇条書きにしてみましょう。
① 先に3人の客を接客した方が勝ち
② 接客する客はメガネを装着していなければならない
③ こちらから先に、客に声をかけてはならない
以上の3つ
まぁそんなこんなでゲームスタート。
開幕は入り口付近にて両名待機。
お客様を待つ。
しかし15分経っても、メガネな客どころかノーメガネの客すらこない。
さらにこのモアイ野朗、
早くもゲームに飽きたのか、さっきから必死に鼻クソをほじっている。
天秤 『 おまえ、そんなんトイレでやってこいよ 』
モアイ『 いやでもね、これが取れそうで取れないんですよ 』
あーもう。
おまえの鼻くそが取れようが取れまいが知ったこっちゃない。
おかげで俺のテンション一気に下がった。
もうこんなクソゲーやめようか、と提案しかけたまさにその時
ウィィィーン
入り口の自動ドアが開く。
きた!
いきなり待望のメガネなお客様が登場。
年の頃は、50過ぎくらいだろうか。
ガッチリとした体格の男性だった。
ルール③の為、こちらから声をかける事ができないので、2人して客の後を追う。
どうやら客は文具売り場に向かっているようだ。
予想通り、文具売り場で足を止める客。
何やら習字の筆を物色している様子。
その間、2人は客のすぐ近くでモサモサと商品をいじる。
客の立場からすると、うっとおしくてかなわないだろう。
モサモサ
モサモサ
モサモサ
あまりにもモサモサする2人に対して客が顔をあげる。
ここだ!とばかりにバチッと視線を合わせる俺。
数秒の間、見つめ合う俺と客。
こうなると客は、気まずさのあまり俺に声をかけずにはいられない。
みたか、これが[ 芦兎流一所懸命・極 ]
ターゲットは完全に釣った。
客『 あのー、ちょっとええか? 』
よしきた読みどおり。
『 はい、なん…『 はいっ!なんでしょう?^-^ 』
一瞬早く俺が反応したのにも関わらず、
モアイの必要以上に馬鹿でかい声に割り込まれる。
( この鼻クソ野朗っ!!www )
『 どうされました? どうされました? 』
モアイの反則ぎりぎり接客ラッシュ。
あーもう。
おまえさっきまで飽きて鼻くそほじっとったやんけ。
客『 え? あ、あ… 』
ほれみろ、なんか客もひいている。
しかもふと気付けばこのモアイ野郎。
さりげなく立ち位置まで変えてきてやがった。(下図参照)
[ before ] [ after ]
客 客
→ モ
モ 天 天
匠もびっくりだ。
モアイが繰り出す効果的だが陰湿な小技の数々に、
結局、重要な先制ポイントをもっていかれてしまった俺。
[ ただいまの戦況 ]
天秤 0:1 モアイ
そんな事をしていたらいつのまにか休憩時間がきていた。
すごく腹が減っていたので、すぐに弁当にがっつく俺。
一方まだ気になるのか、モアイはまた鼻をほじりだした。
『 おまえ、もうそれやめろって。飯がまずくなる 』
『 いやでもね、こいつがまた厄介なやつでしてね 』
あーもう。
おまえの鼻クソが厄介なやつであろうとなかろうと知ったこっちゃない。
『 よし、決めた 』
『 え? 何をです? 』
『 ルール④つくる 』
『 ふむふむ 』
『 ルール④、[ 鼻クソをほじらない ] 』
『 えーー 』
ーーー続く、かもしれないーーー
さていきなり本題に。
今回もバイトな出来事をば。
こないだ。
うちのバイト先、ひたすらにヒマなのでした。
客こない。仕事ほとんどない。
ヒマはヒマで結構しんどいのです。
そんなわけでバイト達は皆、暇をどのようにつぶそうか、
それぞれが試行錯誤を繰り返していました。
意味もなく店内を徘徊しだす者。
まだ余裕で光ってる蛍光灯を取り替えだす者。
鳥カゴを分解してまた組み立てだす者。
休憩時間、自宅に帰り、右京で豆をまきだす者。
皆、暇と壮絶な戦いを繰り広げていたわけです。
そんな中、俺は、バイトの後輩の一人から声をかけられました。
『 ○○くん、ひとつゲームをしませんか? 』
(例のごとく、以後この後輩をモアイ(あまりにも似ているので)と表記します。)
『 あいよ。 』
まぁ俺もヒマに辟易していたので、
モアイの提案にひとつ返事でOKを出しました。
で、肝心のゲームの内容はというと、
先に3人の客を接客した方が勝ち
という至ってシンプルなゲーム。
しかし、モアイの考え出したこのゲーム、
ただ単に接客すれば良いというわけではありません。
特定の条件を満たした客でなければ、接客してもポイントを得られないのです。
さて、特定の条件とは一体どのようものなのか。
至って簡単です。
眼鏡をかけていれば良い
それだけの事。
ではこのゲームの詳しいルールを、箇条書きにしてみましょう。
① 先に3人の客を接客した方が勝ち
② 接客する客はメガネを装着していなければならない
③ こちらから先に、客に声をかけてはならない
以上の3つ
まぁそんなこんなでゲームスタート。
開幕は入り口付近にて両名待機。
お客様を待つ。
しかし15分経っても、メガネな客どころかノーメガネの客すらこない。
さらにこのモアイ野朗、
早くもゲームに飽きたのか、さっきから必死に鼻クソをほじっている。
天秤 『 おまえ、そんなんトイレでやってこいよ 』
モアイ『 いやでもね、これが取れそうで取れないんですよ 』
あーもう。
おまえの鼻くそが取れようが取れまいが知ったこっちゃない。
おかげで俺のテンション一気に下がった。
もうこんなクソゲーやめようか、と提案しかけたまさにその時
ウィィィーン
入り口の自動ドアが開く。
きた!
いきなり待望のメガネなお客様が登場。
年の頃は、50過ぎくらいだろうか。
ガッチリとした体格の男性だった。
ルール③の為、こちらから声をかける事ができないので、2人して客の後を追う。
どうやら客は文具売り場に向かっているようだ。
予想通り、文具売り場で足を止める客。
何やら習字の筆を物色している様子。
その間、2人は客のすぐ近くでモサモサと商品をいじる。
客の立場からすると、うっとおしくてかなわないだろう。
モサモサ
モサモサ
モサモサ
あまりにもモサモサする2人に対して客が顔をあげる。
ここだ!とばかりにバチッと視線を合わせる俺。
数秒の間、見つめ合う俺と客。
こうなると客は、気まずさのあまり俺に声をかけずにはいられない。
みたか、これが[ 芦兎流一所懸命・極 ]
ターゲットは完全に釣った。
客『 あのー、ちょっとええか? 』
よしきた読みどおり。
『 はい、なん…『 はいっ!なんでしょう?^-^ 』
一瞬早く俺が反応したのにも関わらず、
モアイの必要以上に馬鹿でかい声に割り込まれる。
( この鼻クソ野朗っ!!www )
『 どうされました? どうされました? 』
モアイの反則ぎりぎり接客ラッシュ。
あーもう。
おまえさっきまで飽きて鼻くそほじっとったやんけ。
客『 え? あ、あ… 』
ほれみろ、なんか客もひいている。
しかもふと気付けばこのモアイ野郎。
さりげなく立ち位置まで変えてきてやがった。(下図参照)
[ before ] [ after ]
客 客
→ モ
モ 天 天
匠もびっくりだ。
モアイが繰り出す効果的だが陰湿な小技の数々に、
結局、重要な先制ポイントをもっていかれてしまった俺。
[ ただいまの戦況 ]
天秤 0:1 モアイ
そんな事をしていたらいつのまにか休憩時間がきていた。
すごく腹が減っていたので、すぐに弁当にがっつく俺。
一方まだ気になるのか、モアイはまた鼻をほじりだした。
『 おまえ、もうそれやめろって。飯がまずくなる 』
『 いやでもね、こいつがまた厄介なやつでしてね 』
あーもう。
おまえの鼻クソが厄介なやつであろうとなかろうと知ったこっちゃない。
『 よし、決めた 』
『 え? 何をです? 』
『 ルール④つくる 』
『 ふむふむ 』
『 ルール④、[ 鼻クソをほじらない ] 』
『 えーー 』
ーーー続く、かもしれないーーー