【広島市】防災上下水道委員会で請願の趣旨説明を行いました。(汚染汚泥使用されたセメントについて)

2011年12月18日 23時46分13秒 | 広島への要望
【防災上下水道委員会にて】

震災以降、放射能汚染に関する、様々なニュースが流れ、現在、
私たちの周りにどれくらいの放射性物質があるのかわからないまま、不安な日々を過ごしております。

広島を含む、全国各地で、様々な食品や汚泥焼却灰を使用した製品から、放射性物質が検出されており、
一部では、非常に高濃度のセシウムを含む汚泥が、セメントや建築資材に利用されてしまっています。

今年6月に、放射性物質を含む汚泥などのセメント利用のクリアランスレベルは、
1kgあたり200ベクレルまで許容する、とされましたが、これは本来の廃棄物利用のめやす値を大幅に超えています。

私たちは、放射線を放出するセメントが、全国で利用される事について、放射能に対する感受性が強い、
子供たちへの影響を大変心配しています。 

この事に関して、二つの請願事項を持って参りましたので、今から読み上げさせていただきます。

1.原子力安全委員会が設定した、廃棄物利用のめやす値、0.01ミリシーベルト/年に合わせて、
  下水汚泥・浄水発生土を含む、セメントのクリアランスレベルを、27ベクレル/Kgにするよう、国に意見書を提出してください。

2.放射性物質を含む、下水汚泥・浄水発生土を、希釈して拡散させるのではなく、特定の場所で厳重に管理をするよう、
  国に意見書を提出してください。

広島においても、食品など様々な所からの被ばくが、十分に考えられます。

市民一人一人の総被ばく量をゼロに近づけるべく、このめやす値に合わせていただきたいと存じます。

また、放射能防護の国際的合意である、「放射能汚染物質の希釈禁止」に準じて、人工の放射性物質を、
広く薄めて拡散させる方法ではない放射能対策が進むよう、ご協力をお願い申し上げます。

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