2012/10/3提出予定:学校給食の放射性物質検査に関する要望書

2012年09月30日 12時13分32秒 | 給食WG
2012年10月3日
広島県教育委員会 教育長 下崎邦明様

学校給食の放射性物質検査に関する要望書

poco a poco ~あったか未来をつくる会~from Hiroshima

日頃は、広島県内の子どもたちの教育にご尽力いただきまして、大変感謝しております。
私たちは、2011年3月の福島原発事故以降、原発をとりまくたくさんの問題に取り組んでいるグループです。
原発事故以降、汚染された食品が全国で流通しており、検査体制が十分であるとは言えない状態です。
昨年12月時点で、放射性セシウムが入った可能性のある給食を出した学校は18都府県46市区町村433校26園あり、食べた可能性のある子どもの数は18万人に上りました。
原発事故から1年半がすぎた現在でも、全国の学校給食の放射性物質検査は十分ではない為、これは氷山の一角かもしれません。
広島県では2012年8月に、三次市で生産された生シイタケから基準値を超えるセシウムが検出され、三次市内の学校給食で使用されたことがわかりました。
低線量内部被ばくの影響については、専門家によって大きく意見が分かれます。基準値を越えた食品を摂取しても健康に全く影響はない、という意見がある一方で、人工放射性核種は、自然放射性核種と違って体内に濃縮・蓄積する為、1ベクレルでも摂取すべきではないという意見もあります。
広島県教育委員会におかれましては、未来を担う子供たちに対して、予防原則の観点から最善を尽くしていただけますよう、下記のように要望いたします。

【要望事項】
以下のことを、各市町に指導し、支援することを求めます。
1.各市町、少なくとも1校ずつ、できるだけ毎日測定してください。
2.子供たちが給食を食べた後ではなく、食べる前に測定してください。
3.測定方法は1食まるごと検査ではなく、検査対象産地(17都県)で生産されものや、
放射性物質が検出された例のある食品を中心に、食材ごとに測ってください。
4.検出限界値が1ベクレル/kg以下の測定能力を持つ検出機器で測定を行い、公表基準とされている10ベクレル/kg未満であっても、各市町で公表してください。
5.保育所の給食に関しても、同様の検査を実施してください。
6.各市町で独自の放射能検査をする場合でも、補助金を交付してください。

【理由】
1.県内23の市町で本年度末までに3回測定することで69回の検査が可能となりますが、その結果が全て不検出だったとしても、学校給食で使用される食材の品目数に対して検体が少ないため、安全が確保されたとは言えません。
  また、2012年9月24日に東京電力が発表したように、現在も、福島第一原発から、1時間あたり1000万ベクレルもの放射性セシウムが大気中に放出され続けていますので、継続した検査が必要である、と考えます。

2.子供たちが口にした後で、食材の汚染が発覚する、という事態が全国で続出していますが、それだけは避けて欲しい、というのが保護者の願いです。

3.1日分、あるいは1週間分の給食まるごと検査を行うと、もし汚染された食品があった
場合、まぜて測定する事によって濃度が低くなり、検出されない事があります。(添付①)

4.放射線には「この値までなら浴びても危険はない」という「しきい値」は存在しません。微量でも、摂取量に比例して健康被害を引き起こす危険がある、と言われています。(添付②)特に、細胞分裂が活発な子どもは、放射線による被ばくのリスクが大人よりも高く、国の食品安全委員会でも、この点を考慮する必要があるとの評価をまとめています。
ドイツ放射線防護協会は、大人8ベクレル/kg、子ども4ベクレル/kg以上のセシウムを摂取するべきではない、としています。(添付③)
内部被ばくゼロを求める姿勢に対して、風評被害を懸念する声も多いですが、学校給食で一番大切なのは安全性です。
より正確な情報を公表する事によって、汚染の実態が明確になり、風評被害を無くす事にも繋がるのではないでしょうか。

5.各市町の管轄である保育所で提供される給食等に関しても、上記と同様に測定するよう指導してください。

6.下記のように市独自で厳しい検査方法を実施している所もあります。
広島県が指定した検査実施方法を採用しなければ補助金を出さない、というのではなく、
より厳しい検査を実施する自治体に対しても、支援をお願いします。

横浜市(神奈川県) 毎日・全食材(1校のみ) 給食使用前 検出限界値3ベクレル/kg

添付①給食まるごと検査の意味と問題点
添付②「原発のウソ」p-69 小出裕章著 扶桑社新書より
添付③ドイツ放射線防護協会資料

2012/9/30伊方原発再稼働を止めよう広島集会

2012年09月25日 23時04分06秒 | 脱原発
TwitNoNukes中国さんから伊方原発を止めるための広島での集会・デモ(9/30)のお知らせです。
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伊方原発再稼働を止めよう広島集会
<集会>
時間:12:00~13:30
場所:広島平和記念資料館 会議室1
講師:近藤 誠さん(元南海日々新聞記者/伊方原発訴訟原告)
   「伊方原発 つながる伊方~瀬戸内~広島」
アピール:福島避難者や県内外各地から
資料代:500円

<デモ>
原爆ドーム前14:00スタート
(TwitNoNukes 中国!と合同で行います。メッセージボードなど個人でお持ちください。)

主催:伊方原発再稼働を止めよう広島集会 実行委員会

賛同団体:伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク・広島、上関原発止めよう!広島ネットワーク、原発・核兵器なしで暮らしたい人々、ピースサイクル広島ネットワーク、ピースリンク広島・呉・岩国、原発のーてもえーじゃないBINGO!、森と水と土を考える会、さよなら原発みよしの会、KADOYA子育ての会~守りたいんよ・えがお・いのち・しぜん~、poco
a poco~あったか未来を守る会~、原発なしで暮らしたい広島県北、ボイス・オブ・ヒロシマ(2012.9.11現在)
連絡先:080-3885-9466西塔、090-2291-3406実国、090-9115-3317坂田

TwitNoNukes中国の公式ブログでも、伊方原発再稼働を止めよう広島集会の告知がされています。
http://twitnonukescgk.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
↑TwitNoNukes中国でもチラシを作成されていますので、見て下さい!デモについては、合同にて行います。

伊方原発から広島は、たったの100キロしか離れておらず、最も近い原発です。
また、原子力保安院のストレステストをパスしているのは大飯原発3・4号機と伊方原発3号機だけです。
さらに、伊方原発3号機についてはプルサーマルです。
一度事故が起これば、広島も間違いなく被害地元となります。
広島の多くの人が、伊方原発が何処にあるのかすら知らないのが現状だと思います。
伊方原発再稼動を止めたいと願う方、瀬戸内を守りたいと願う方で集まり、
広島からも伊方原発を廃炉にしろと声をあげていきましょう!
スタートをきりましょう!

※福島原発事故前、ヨウ素131は、福島第1原発全体(1号機から6号機)で、
1年間に53万Bqの放出していたのが、・・・。現在は、毎時1000万Bqの放出中だそうです。
毎時間、事故が起きてる状況です!
そんな状況で帰還を促すなど、信じられません。
再稼動も絶対に許されません!
マスコミも関電も、この夏の電力が原発なしでも足りていた事を明らかにせず、
節電期間も終わったのにまだ大飯原発を動かし続けるつもりです。
民主党も自民党も選挙の時には「2030年代に原発稼働をゼロ」と橋下徹さんと一緒で口だけです。
(結局は、エネルギー・環境戦略を参考文書としての扱いにとどめ、閣議決定を実質的に見送りました。)
30日は、原発再稼動を止めたいと願う多くの人で伊方原発再稼動を止めよう集会に集まり、デモ行進をしましょう。

広島県尾道市の保養・疎開情報

2012年09月25日 18時14分14秒 | 被災者支援
広島県尾道市でシェアハウスを運営されている方からのお知らせです。
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※2011.3,11-3,12の自然震災&原発震災による避難疎開保養の方を対象です。

2011,3,11より1年半経ちました。
サンバハウス1年運営して、短い期間は安くしました。が1ヶ月は値上げしました。
日割りはその週内を割り日にちをかけます。(例3泊4日,母子の時1800円×3=5400円)
1ヶ月の料金は母子1家族の時です(お父さんが同時に滞在には1日に300円追加でもらってます。)

<<特例1として各家族の事情に合わせて割引もしていますので、臨機応変にやってます。>>
<<特例2福島東北の方は保養プランを利用下されば、こちらでの滞在住居費、光熱費は不要です。
交通費の半額負担も行います。>>

尾道に来られる,お母さんはお子さんの健康と現住所での回りとの意識などの違いのストレスに、
かなり疲れておられるのがお便りでわかります。
長江のおうちや皆さんの交流とも今まで通りよろしくお願いします。

山波町 サンバハウス
<<<<通常の運営時のシエアーハウス『サンバハウス』の使用料金と概要>>>
家賃、光熱費、管理費込みの一家族のとき

短期疎開 保養  子ども、家族の休暇に合わせた2,3週間以内くらいの滞在
移住定住先先探し仕事探しの宿代わりに 1日から長期のよりの滞在
他、臨機応変対応です、相談下さい。

長期滞在もOKですが6ヶ月で、再更新をしてもらいます、
尾道のサンバハウスに関しては、部屋(6畳から8畳)1部屋がプライベートな空間です。

トイレ2畳、バス2畳。洗濯場2畳(乾燥機あり)、リビング8畳、台所6畳(ガ スコンロ4口、冷蔵庫200L、食器、調理器具多数、レンジ)、庭20畳、

☆海が目の前に見えて、魚釣りが出来るくらいです。和みます。(海が怖い方は相談下さい)
☆玄関側台所側は道路、線路に近いです。音が気になる方は相談下さい。
☆バス停は30mの所に東西線ともあり、15分位に1本あります。
☆尾道駅、東尾道駅(繁華街、スーパー、、、)にはバスで約10分かかります、170円区間
☆簡単な公園は徒歩4分にあり、大きい公園は8分先のバス停に(東尾道駅方面)あります。
☆一階4部屋。2階2部屋ありますが、臨時以外は各2部屋ずつ3〜4家族が適正でしょう。
☆基本、母子家族ですが、独身の女性、父子家族もOKです。(その他もご相談を)

追記
**長期に安定して、経済的にラクにを2家族で住める家も捜してます
  1軒の借家 (コーポ、1軒家など)家を2家族でシエアーの方法です。
**農業をしながら、住みたいとう希望の方にも、町の中心部からは離れますが、
  田、畑、家を無償提供に近い形での住まいも希望ありましたら、ご相談ください。
**仕事探しも、ハローワークやつながりの中で、希望に近い職場も
  お捜し出来るかも知れません。
**お子さんの、保育、就学も考慮して、家探しもお手伝いします。
**移住が決まられましたら、必要な基本家電、家具も、布団なども
  中古、新古品、、、、備蓄していますので、遠慮なく申し出下さい。
  出来 るだけ経済的に安く生活がstartできるようにお手伝いしたいです。
**地元のママさん、移住して来ている家族との方の、お茶会(長江のおうち)も毎週してます。
  基本料金は1WEEK 12000円
  2WEEK 15000円 
  3WEEK 20000円 
  1ヶ月  25000円   
  (住居費、光熱費含む,洗濯用洗剤、浴用石けん,台所洗剤は管理主負担)

●特例の費用は皆さんのカンパで,もしくはれいこう堂の主催liveの収益金で賄ってます。よろしくお願いします。
 カンパの振込先は郵貯銀行 15130 4352899(口座名:信恵勝彦)です。
●シェア−ハウスの経営 母体は『ひなの会』です。
 連絡問い合わせは代表れいこう堂 信恵(のぶえ)さんまで。
 09013364757  reikodo.club@gmail.com
●保養の期間に甲状腺の検査などを半額補助で(約1000円)で案内します。

2012/9/9 「内部被ばくを生き抜く」自主上映会のお知らせ

2012年09月05日 00時42分13秒 | ゆないとひろしま について
2012年9月9日 日曜日
広島市中区 市民交流プラザ
北棟6Fマルチメディアスタジオにて
アクセス:http://www.cf.city.hiroshima.jp/m-plaza/kotsu.html

「内部被ばくを生き抜く」 自主上映会
これから誰もが向き合っていかなければいけない震災後の放射線の影響について皆さんと意見交換ができる場できればと思います。
特に影響をうけやすい子供たちを守るために今の大人がやるべきことを考えてみませんか?

主催 poco a poco あったか未来をつくる会from Hiroshima http://poco-a-poco.jimdo.com/

鎌仲ひとみ監督の最新作品 http://www.naibuhibaku-ikinuku.com/  

【内部ひばくを生き抜く】自主上映会のスケジュール

10時30分 一回目上映会スタート

12時30分 二回目上映会スタート

14時30分 鎌仲監督トークショー

16時30分 三回目上映会スタート

18時30分 鎌仲監督トークショー

上映会時間、トークショーどちらも約90分です

前売り券1000円
中学生まで無料
トークショーは別料金
500円になります

当日券は1200円ですが
予約がいっぱいになる可能性があります

託児コーナーはありませんが、どの時間帯も敷物をひいた共有の親子スペースは用意させてもらいます

問い合わせ先は沖横田さんまでよろしくお願いします
09046583312
okihideo@hotmail.com

2012/9/1給食の放射性物質検査実施へ<NHK ONLINEより>

2012年09月01日 09時28分41秒 | 給食WG
給食の放射性物質検査実施へ

広島県教育委員会は、県内の小・中学校などの給食を対象にした放射性物質の検査を
ことし11月をめどに始めることになりました。
これは、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、
文部科学省が全国の自治体に委託して行うもので、
広島県でもことし11月をめどに実施されることになりました。
県教育委員会によりますと、検査は府中市と庄原市を除く県内21の市と町で実施され、
幼稚園と小中学校で実際に子どもたちに提供した給食のサンプルを民間の検査機関に送ります。

そして給食に含まれる放射性セシウムと放射性ヨウ素を測定し、
結果を市や町のホームページで公表するということです。
基準を超える放射性物質が検出された場合、追加の調査を行って食材を特定し、
調達先の変更などの対応を検討するということです。

文部科学省の調査によりますと、昨年度、広島県内の幼稚園や小中学校で給食に使われた食材のうち、
県内産の食材の割合は、29%にとどまっています。

広島県教育委員会は「食品に含まれる放射性物質の検査は流通時に行われているが
学校給食の安全のため網の目をより細かくする意味で検査を実施したい」としています。

2012年09月01日 08時23分

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原発事故から1年半たって、ようやく重い腰をあげた広島県教育委員会。
広島県内でも汚染食材の流通が確認されている中、
幼い子供を持つ親としては、対応が遅すぎる、という気持ちもありますが、
なんとか前向きにとらえて、行政の動きをさらに推進するような働きかけをしていきたいと思います。

この記事にもあるように、広島県内の学校給食の地産地消率は29%。
全国各地の食材を広島の子供たちは食べています。
本当は、「ここの産地のものは食べさせないで。」なんて言いたくない。
でも、毎日のように汚染食品・加工品が発見されている中、
全てをきちんと調べてもらわない限り、産地で選ぶしか、子供たちを守る方法がないのです。

安全が100%確保されるなら、私たちだって食べて応援したい!
汚染地域の農家さん達の苦しみを知るたびに、みんな胸を痛めています。
しかし、基準値の安全性(※)も問われている中、基準値以下ならよし、とも思えないのです。
そもそも国と東電が負うべき責任を、なぜ幼い子供たちに「健康リスク」という形で押し付けられないといけないのでしょうか。

みなさま、一歩前進した広島県の動きを、今後も注視していきましょう。

※放射線が人体へ悪影響を及ぼす限界値は確率に影響され、
人体実験が不可能な事や長期間かかる事・対象群が設定しづらい事・
症状が非特異的である事・遺伝的影響では更に時間がかかる事などから全く定まっていません。
※日本の食品の基準値は100ベクレルですが、ドイツ放射線防護協会は
大人8ベクレル、子供4ベクレルを制限値としています。