unimogroove の音楽中毒生活(06/07年版)

毎日音楽。趣味でも仕事でも色々な音楽を浴びるように聴いてます。時には好きな映画やマンガのお話も。そして日々のつれづれを。

2006/12/31(SUN)

2006年12月31日 | Weblog
●今週はよく働いたわ。24日に家でクリスマスのお祝いして、そのまま昨日の30日までコドモと顔を合わせることがなかった。サンタさんに何をもらったのかすらも話が出来なかった。一週間ぶっ通しで、夜23時過ぎ帰宅~朝3時出勤を繰り返した。さすがにズタボロで、へんな音の咳が止まらない。風邪をこじらせて気管支炎を起こしているようだ。
●忙しいにも関わらず、今週は西新宿の東京オペラシティで元ちとせのコンサート「冬のハイヌミカゼ」を見た。オペラ環境に配慮したアンプラグド編成が、より元さんの声を引き立たせてヒリヒリした緊張感を醸し出してる。照明も暗くMCも全くないストイックなステージだった。
●金曜日は高校の同窓会。ここ数年は毎年恒例行事だ。新宿・職安通りのコリアン街でおいしい韓国家庭料理を食べた。タッカルビ、プデチゲ、肉を食わなくても韓国料理はうまい。
●娘ヒヨコはママのお手伝い。洗濯したタオルをキレイにたたむ。ヒヨコ「ひよことようせいさんでやったんだよ。」妖精さん登場。ありがとうねヒヨコというと、「ありがとだって」と妖精さんに報告。ちなみにサンタさんからのプレゼントはうさぎのヌイグルミ。ヒヨコが命名「うさ」。まんまじゃん。
●息子ノマドのクリスマスプレゼントは、「轟轟戦隊ボウケンジャー」のマシン4体。ゴーゴードリル、ゴーゴーショベル、ゴーゴーミキサー、ゴーゴークレーン。この四つとノマドが既に持ってるマシンを組み合わせると、「スーパーダイボウケン」というロボットが完成する。クリスマス以降全然ノマドと会話できなかったが、毎晩このロボットを枕元に抱きしめて寝てるノマドを見れば、とても喜んでいることがよくわかる。

●今年は、ホントによく働いた。毎年「これ以上はもう働けない、これが限界だ」と思っているのだが、その「限界」を今年もまた超えてしまったような気がする。週5朝3時出勤シフトを始めたのが2月、名刺の肩書きも多少変わって仕事も増えた。本命の「朝系」業務だけじゃなく、「夜系」の掛持ちプロジェクトを2つ抱えた。人によりたくさん会うようになったし、今まで着ることのなかったジャケットやスーツも、ふと気づけば週の半分着るようになってた。上司が変わったのも大きな出来事だったかも。
●来年はどうしようかな…?とにかく今の仕事をちょっと減らすか。じゃなきゃ新しい仕事を始める余地がない。カラダのメンテにもう少し気を使おう。食生活面では「肉」断ち「スナック」断ち「揚げ物」断ちは完全に習慣化した。あとは運動不足を補おう。あと、コドモをもっと話をしよう。ヤツラどんどん面白くなってきているから。親が放っといても、ヤツラが自分自身で色々なことを周りから吸収し始めている。

2006/12/24(SUN)

2006年12月24日 | Weblog
●メリークリスマス。風邪気味で調子が悪い。我がコドモたちは当然テンションあがってますけどね。
●読書。浅草キッド「お笑い 男の星座 芸能私闘編」。文章の素晴らしさに感動。男臭く汗臭い文体に、書く対象への愛と敬意がにじみ出ている。ビートたけし、前田日明、ターザン山本、ガッツ石松、水野晴郎、故・宮路社長…。キラ星のように輝く男たちの肖像。
●読書2。恩田陸「六番目の小夜子」。ちょっと前にNHKでドラマ化された学園モノ小説(わがワイフの大好きなジャンル)。とある高校に代々伝わる因習、都市伝説めいた不思議な出来事、奇妙な転校生は謎の美少女…。何が大事で何が大切だったかもうなんだか全部忘れてしまった、自分の高校時代の不思議な熱を思い出す。
●マンガ生活。福本伸行「最強伝説黒沢」10~11巻。暴走族の暴力からホームレス達を救え!対決そして、え!死んじゃうの!?
●マンガ生活2。富沢ひとし「特務咆哮艦ユミハリ」3巻。強烈にユニークすぎるのか世間の評価が追いつかないけど、きっとこの人スゴいぜ。「時間戦争」というテーマ、いまだよくわからん。ただしテンションは高い。
●マンガ生活3。谷口ジロー「地球氷解事紀」上下巻。未来、氷河期に閉ざされた人類、新たな間氷期を迎えて生き残ることはできるのか?スケールのでかいSF。
●今週のBGM。BAHO「HAPPENINGS」1992年。CHAR と石田長生のギターデュオ。永遠の悪ガキがギター二本で戯れる様。
●AQUA TIMEZ「風をあつめて」。紅白出場決定。
●MY CHEMICAL ROMANCE「THE BLACK PARADE」。ゴズ!そしてスクリーモ!芝居がかり過ぎてるけど、時に痛快。
●P.DIDDY「PRESS PLAY」。ご存知 BAD BOY 軍団総帥、超ド級セレブです。お金に糸目をつけない豪華ゲスト。トラックメイカーも RICH HARRISON、KANYE WEST、JUST BLAZE、THE NEPTUNES と当世最高水準です。しかもドラムンベースまで導入してる。思えばこの人のCDって初めて聴いたな。
●NE-YO「IN MY OWN WORDS」。ソングライターとして訪れた DEF JAM のオフィスで、JAY-Z の前で歌ってみせたらその場で契約書を用意されたという幸運なシンデレラボーイ。小気味いい爽やかな高音。いいシンガーです。

2006/12/23(SAT)

2006年12月24日 | Weblog
●今週のBGM。
●OFF COURSE「ai - 1969-1989 ALL TiME BEST」。小田和正さんの声はいつの時代も変わらず澄んでいて、コーラスも美しい。でもシンセの音が時にズッコケるほどちゃちくて、そこがとても80年代っぽくてたまらない。有名曲「さよなら」は高校時代の下校放送BGMだった。同じ高校に通ったワイフに「この曲懐かしいね」と言ったら、「私この曲昔からキライだった。声が変。」とバッサリ。
●HI-FI SET「CD & DVD THE BEST」。1974年~1994年。実は和製フリーソウル?て思えるメロウでクリアな80年代グルーヴ。荒井由実カバー「卒業写真」は秀逸で、ちょうど BOB DYLAN をカバーした THE BYRDS みたいだなと思った。
●元ちとせ「HAJIME CHITOSE」。2001年、メジャーデビュー直前にお試しとしてリリースされたインディーズ・ミニアルバム。LOU REED、CAROL KING、山崎まさよしなどの楽曲を、彼女の唯一無二のボーカルがカバーする。あの BJORK が歌う THE SUGARCUBES「BIRTHDAY」を、完全に自分のモノとする天才。
●キャプテンストライダム「ブロッコリー」。2003年、やはりメジャー直前のインディー盤。一曲目「マウンテン・ア・ゴーゴー」が大好き。この曲だけでごはん3杯いける。「ごくたまに 奥タマに 夢に破れるひとのカケラが ヤマのように見える」。ぼくにはこのバンドがユニコーンの再来のように見える。
●ORANGE RANGE「ORANGE RANGE」。もはや日本のロックバンドを代表するポジションを握ったオレレン、本人達が望んでいたかどうかは別にして、の新譜。健全でチャーミングな陽性ミクスチャーロック。
●R&B。DAVE HOLLISTER「GHETTO HYMNS」1999年。K-CI & JOJO のいとこで元 BLACKSTREET のメンバー。ERICK SERMON (ex. EPMD) のレーベル DEF SQUAD からのリリースだ。雰囲気のあるテナーボイスだな気に入った!もっとドラマチックに歌える人なんじゃないかな。注目。
●サウスヒップホップ。B.G.「CHOPPER CITY IN THE GHETTO」1999年。リアルタイムではキライで聴けなかった CASH MONEY RECORDS の代表作。まず、ロールスロイスにシャンパン、ゴールドのチェーンにダイヤがギラギラ!露悪的な成金趣味満載のジャケがツライ。さらに A TRIBE CALLED QUEST や DJ PREMIER を聴いてた当時の僕はヒップホップの理想はサンプリング工芸品だと思ってたので、CASH MONEY の音楽総監督 MANNIE FRESH によるフル打ち込みのトラックがチープに聴こえてしょうがなかった。しかしこの異常にハイハットを強調したチクチクビートが中毒性の粘着力を以て今の僕に絶妙にヒット。5年以上たってやっと MANNIE FRESH の音楽に追いつきました。CASH MONEY これから勉強します。
●ギャングスタ。SNOOP DOGG「R&G (RHYTHM & GANGSTA) : THE MASTERPIECE」2004年。MANNIE FRESH と同様フル打ち込みのアプローチでありながら、反対に音数を限界まで絞って独特のグルーヴを開発したのが、本作の総監修を務めた THE NEPTUNES だ。リード曲「DROP IT LIKE IT'S HOT」は耳に残りまくる。たまらん。
●レゲエ。JUNIOR REID「ONE BLOOD」1989年。タイトル曲を THE GAME が新譜でサンプルして注目が高まってますが、そんなこととは全く関係なく素晴らしいレゲエアルバムですわ。ドンシャリの効いたヌケのいいトラックにアジのある声。僕の人生最高のレゲエアルバムトップ5にいきなりランクイン!
●ルーツレゲエ。RAS MICHAEL & THE SONS OF NEGUS「RASTAFARI」1975年。ナイヤビンギってヤツか。ラスタファーライ!レゲエのなかでもより密教的で呪術的な世界。
●80年代ニューウェーブ。ESG「COME AWAY WITH ESG」1983年。これまた奇盤。この奇妙なガールズバンドの音楽の魅力を伝えるのは難しいぞ。ドラムとベースがただシンプルなビートをただひたすら繰り返すのみ。微妙にヘタだし。そして申し訳程度のボーカルとギター。練習テープを聴いてるのかと思うほど。なのにファンク。十分にファンク。どうしてかわからないがファンク。音楽をバラバラに解体して最後に残ったグルーヴ原子。80年代のサウスブロンクスに発生した謎のグルーヴ。
●でその ESG の新譜「KEEP ON MOVING」2006年。基本的に芸風は全く進化せず。より簡素になった骨格だけのファンクに、ホントちょっぴりだけのダブ処理を加えて、危険な湿り気をモイスチャリング。前述のアルバム「COME~」をリリースした時に生まれた娘がメンバーに加入してるそうな。買うと絶対損したと思うだろうが、敢えておススメします。
●全米最高のバー・バンド。NRBQ「THE SCRAP COMPANION」1972年。1968年の結成以来、今に至るまで現役で活躍中のロックバンド、ニュー・リズムアンドブルース・カルテット。全米最高~とはエルヴィスコステロの言葉。陽気で楽しいライブがバンドの売りで、レコードの低セールスにへこむことなく今もアメリカのどこかで巡業中。その気取らない脱臼感覚が90年代グランジ~オルタナティブの感覚にフィットし一時期注目を浴びてたような気がする。飄々としたノンキなグルーヴで日々の緊張をほぐせ。
●マッドチェスター。THE CHARLATANS「SOME FRIENDLY」1990年。その後見事にブリットポップの代表バンドとなった時代の彼らよりも、このへなへなしたデビューアルバムが僕は好きだ。中途半端なダンス感覚とひ弱な自意識がヒラヒラ舞い上がるようなキーボードとか細いボーカル。90年当時の僕は、THE STONE ROSES や HAPPY MONDAYS とともにこのバンドから、時代が大きく変わる音を聴き取っていた。今初めてコレを聴く人に、この瑞々しさが伝わるかは分からないが、ここから青春が聴こえてくるんです。
●日々の度を超した激務の中で僕が正気を失わないのは、音楽にうっとりする時間だけは絶対に削らないということに理由があるんじゃないのかな。残業220時間超でも平気で生きていることに、感謝。

2006/12/16(SAT)

2006年12月17日 | Weblog
●今週もクタクタだ。
●読書。西原理恵子+父さん母さんズ「ああ娘」。毎日新聞の連載「毎日かあさん」によせられたお便りをまとめた本。前編の「ああ息子」ほどの爆笑ぶりは薄いけど、女の子はどんなに小さくても女の子だなと感じ入る。我が娘ヒヨコは最近パパにやさしくて、いろいろお話をしてくれる。「ぱぱといっしょにおふろはいる!」「ぱぱたたかいごっこしよ!」「ぱぱおはなしがあるんだけど!」
●読書「SELECTED 500 OVER TITLES OF ALBUM - EMO」。僕はこの手のディスクガイドが大好き。こと今回は勉強になった。"EMO"ってシーンを僕は、ハードコアやポップパンクの亜種だという程度の認識しか持っていなかった。しかし"EMO"は90年代オルタナ~USインディーの真っ当な後継者だったのだ。アコギ一本のアプローチからポストロックの手法までを横断する、いかに広い範囲を持った豊かな音楽なのかと思った。このジャンル今後研究すべし。
●今週のBGM。THE BEATLES「LOVE」。ビートルズの音源をGEORGE MARTIN 父子が解体再構築して印象を刷新。よりサイケ面を拡張。慣れたアンティーク家具の部品をそのまま組み替えてモダンな作品に仕上げた感じ。
●コンピ「HIP HOP RIO」ブラジルのヒップホップ、2001年。PLANET HEMP のMC、MARCELO D2 が監修してる。93~94年のNYのような音に、ポルトガル語がのる。
●THE EBONYS「THE EBONYS」1973年。女性一人を含むボーカルグループ4人組。違った声の個性が際立つ。

2006/12/10(SUN)

2006年12月10日 | Weblog
●ダラダラと過ごす休日。ハードワークの後は前後不覚でただ音楽を聴くことしか出来ない。娘ヒヨコだけが異常にハイでアフラックのCMソング「よーくかんがえよー」をラウドに歌っている。
●今日のBGM。ATLANTIC 再発特集。RAY CHARLES「RAY CHARLES」(57)「WHAT'D I SAY」(59)。映画「RAY」で出てきた代表曲がいっぱいだ。
●OTIS REDDING「OTIS BLUE」(65)。貫禄の熱唱だけど、当時のオーティスはまだ20代前半だったんだ!ビックリ。
●ARETHA FRANKLIN「I NEVER LOVED A MAN THE WAY I LOVE YOU」(67)「ARETHA NOW」(68)。この二枚の間は1年しかないのにグググッとモダンに進化してて驚く。キャッチーなソウルが聴きやすい!
●THE SMITHS 紙ジャケ再発の続き「HATFUL OF HORROW」(84)。セカンドアルバム。初期名作をぎっしり収録。
●DURUTTI COLUMN「LIVE AT THE VENUE LONDON」(83)。80年代UKの名レーベル FACTORY の地味な看板アーティスト。サイケな浮遊感、たゆたうギター。
●JOHN McLAUGHLIN, AL DI MEOLA & PACO DE LUCIA「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」(81)。ジャズフュージョン界の超絶ギタリストが三人集合してのライブ盤。アコギ三本真剣勝負。
●ATLANTIC STARR「ALL IN THE NAME OF LOVE」(87)。今聴くと恥ずかしいほどの、キラキラ・シンセ・ファンク。一番痛いトコロだわ。
●ALYSON WILLIAMS「RAW」(89)。世界で一番最初のヒップホップソウルと言われているけど、実に真っ当な80年代ブラコンだぞ。どこがヒップホップ?と思ったら後半そんな曲も出てきた。なんか微笑ましい。
●サントラ「MIAMI VICE」。MOGWAI とか MOBY とか。
●たまった雑誌をパラパラ。「NEUTRAL」特集/美しきアフリカの大地。「東洋経済」特集/ホワイトカラーの没落 落ちる中間層。「STUDIO VOICE」特集/90年代カルチャー完全マニュアル。ムック「学歴社会の楽しみ方」。読んでみてわかったが、やっぱりボクには学歴社会は楽しめない。
●マンガヘッド。林田球「ドロヘドロ」1~8巻。新入社員の女の子から借りて読みました。むむむ!面白い。サイバーパンク・ミーツ・魔法。新しい。

2006/12/09(SAT)

2006年12月10日 | Weblog
●今週も忙しかった。なにげに3日間家に帰れなかった。赤坂アークヒルズとか太田区の流通センターとか浦安の小学校とか歌舞伎町とか麹町とかをさまよって過ごした。多摩センターでの仕事はとうとうすっぽかした。もうクタクタだ。
●でもなぜか映画を見るヒマがある。韓国映画「トンマッコルにようこそ」。時は朝鮮戦争。深い山の中をさまよう北・人民軍兵士が辿り着いた村トンマッコルには、戦争はおろか鉄砲すら見たことのない人達が暮らしていた。そこに南・連合軍の兵士も迷い込む。無邪気な村人と奇妙な南北共存状態…。村娘のカン・ヘジョンちゃんが美少女でいいな!
●今週のマンガ生活。高橋ヒロシ「WORST」16巻。藤代拓海、武装戦線に加入。ひうらさとる「ホタルノヒカリ」6巻。主人公蛍、高野部長との共同生活を解消。ハロルド作石「BECK」28巻。レオン・サイクス、コユキと接触。福本伸行「最強伝説黒沢」7~9巻。オヤジ狩り撃退を繰り返して妙に戦い慣れした黒沢、社会からこぼれ落ちる寸前。
●「月刊ガンダムエース」の連載、羽生生純「俺は生ガンダム」が気になる。ザクそっくりの生身の人間とか、ガウ顔のオッサンとか。猛烈に無理があって最高。
●読書。塩野七生「ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち (四)」。ここでの主役は5代目の皇帝・ネロ。16歳で即位し、30歳で殺される。
●今週のBGM。クイーン・オブ・ヒップホップソウル MARY J. BLIGE をなぜか一気聴き。「WHAT'S THE 411」(92)「MY LIFE」(94)「SHARE MY WORLD」(97)「MARY」(99)「NO MORE DRAMA」(01)「LOVE & LIFE」(03)。まさしく王道を歩んできた彼女の歴史は、90~00年代R&Bの進化の歴史。
●K-CI & JOJO「LOVE ALWAYS」(97)。ニュージャックスウィングでならした JODECI のボーカル部門が独立デビュー盤。バタ臭くていい!シモキタにて380円で購入。
●RIP SLYME「EPOCH」。ヒップホップ純血主義者から見るとリップはとんだセルアウトに見えるかもしれないけど、ぼくは00年代で最高のユニットだと思ってるよ。個性的な4MCの独特なフロウとマイクリレー。トラックにもヒップホップの枠にとらわれないアイディアが満載。ぼくは PES のラップが一番好き。
●布袋寅泰「SOUL SESSIONS」。ホテイさんが内外の優秀なミュージシャンとコラボ。井上陽水から BRIAN SETZER、DAVID SANBORN まで!RIP SLYME とのマッシュアップ BATTLE FUNKASTIC も収録。
●他にもジェイポップ。桑田圭祐「ROCK AND ROLL HERO」(02)。福山雅治「SINGLE COLLECTION 5年モノ」。
●80年代特集。FREDDIE MERCURY「THE VERY BEST OF FREDDIE MERCURY SOLO」。クイーンのフレディが80年代に遺したソロ楽曲とリミックスを収録。フレディが GIORGIO MORODER と組んだへっぽこダンスミュージックとかがあって、微妙な気持ちになる。
●THE SMITHS 紙ジャケ再発。「THE QUEEN IS DEAD」(86)、「THE WORLD WON'T LISTEN」(87)。
●TRACY CHAPMAN「TRACY CHAPMAN」(88)。ジャケと声でぼくはこの人のことを男とずっと勘違いしていた。名曲多いっすよ。
●聖なる女声。ENYA「AMARANTINE - SPECIAL CHRISMAS EDITION」。SARAH BRIGHTMAN「DIVA : THE SINGLE COLLECTION」。

2006/12/03(SUN)

2006年12月03日 | Weblog
●娘ヒヨコが、ぼくとワイフの結婚式の写真を見たがる。結婚なんて20年以上も先のことだろうに、この子はもう興味津々だというのか。
●まだ聴いてなかったアナログの12インチを聴く。不思議なテクノがなぜかいっぱいある。テクノってとてもワールドワイドだね。
●CHRISTIAN DITTMANN「NORTESUR EP」デンマークのレーベル ECHOCORD から出てるけどチリ・サンチアゴの人らしい。ディープでミニマル。
●AKBAL DUBROOTS「TRAVELLER CHEX」これはメキシコのユニット。がレーベルの FRESH MEAT はシカゴとフランスの人が運営するオランダの会社らしい。ピコピコビコビコの安っぽいシンセ音がアジ。
●DALESSANDRO & EXPANDER / MIDIMILIZ「6 A.M. OVERLOAD / BITPRESSE」これを出してる SONICULTURE ってレーベルはポルトガルみたいだな。これもディープでカッコいい。
●DIBABA「THE TRUTH BLENDING CONSORTIUM」本人はスウェーデン人だけどレーベルの PLONG ! はドイツ・ケルン。BPM130の高速チューンで痙攣シンセ。
●NOZE「KITCHEN REMIXE」フランス人ユニットの曲をドイツのプロデューサーがリミックス。ベースが効いてます。
●FUNKWERKSTATT「MELODIE UND RHYTHMUS EP」レーベルの名前が KARATEKLUB。どうやらデンマークのテクノのようだ。
●ELTRON「WIREFALL」これもデンマークなのかな?説明書きが何語で書いてあるかわからない。
●COCAMOTO EXCLUSIVO「TRANS-SIBERIAN EXPRESS PART 2」シベリア超特急?でも説明書きはスペイン語。ディスコティークな4打ち。
●PORNONAME「I WANT YOU FOR POBNONAME」ドイツの人だってさ。4打ちのメリハリがセクシー。テクノというかテクノポップだな。あ最後はルー・リードのカバーなのか?ギターがピースフル。
●THE MAGIC SOUL ORCHESTRA「JAM 2006」ベルリンのユニット。

2006/12/2(SAT)

2006年12月02日 | Weblog
●今週のBGM。ジェイポップ系。浜崎あゆみ「SECRET」プロデューサーに元電気グルーヴの CMJK が入っていた。通して聴くとハマアユはもはやロックシンガーだということがわかる。
●SMAP「POP UP !」いやー SMAP はスゴいよ!楽曲提供してるアーティストが旬すぎる。SOFFET、タカチャ、ナイス橋本、HOMEMADE家族、AQUA TIMEZ、MONKEY MAJIK、麻生哲生…。誰のセンスか知らないが耳が早すぎる。素晴らしい。
●MONKEY MAJIK「THANK YOU」渋谷TSUTAYAの中古セールにて400円でゲット。リラックスしたグルーヴとレンジの狭いメロディが男臭くてレイドバック。
●ORANGE PEKOE「BEST REMIXIES」須永辰雄さんなどがリミックス。
●RADWIMPS「RADWIMPS 4 - おかずのごはん -」おお!これはいいバンドだ!密度の濃い詞にこめた独特のユーモア感覚とグルーヴ!これは発見だ!
●VARIOUS ARTISTS「GROOVE」ジャパニーズヒップホップコンピレーション。ギャングだね皆さん方。
●ダンスミュージック。BASEMENT JAXX「CRAZY ITCH RADIO」相変わらずカラフル。JUSTICE「WATERS OF NAZARETH」ダフトパンクがもっと錆び付いてササクレだった感じ。VARIOUS ARTISTS「YORUBA RECORDS - CINCO ANOS DESQUE」ハウスの文法の中から、それを乗り越えるオーガニックなグルーヴを追求するレーベル YORUBA の5年間の歩み。SCISSOR SISTERS「TA-DAH」バンドサウンドだけど精神は厳密にディスコ。
●いろいろな国の音楽。KEALL'I REICHEL「MELELANA」(99) ハワイ音楽。レコファンで105円。DELTA GOODREM「INNOCENT EYES」オーストラリア人なら誰でも知っているという若き歌姫。CELTIC WOMAN「A CHRISTMAS CELEBRATION」アイルランドのクリスマス。女子十二楽坊「MERRY CHRISTMAS TO YOU」「世界名曲劇場 - 第一幕 中国民謡集 - 」よーく観ると13人いる。
●アナログ生活。久しぶりにLPに針を落とす。MARVA WHITNEY「LIVE AND LOWDOWN AT THE APOLLO」(70)。JAMES BROWN 人脈にいたファンク女傑。HAROLD MELVIN & THE BLUE NOTES「BLACK & BLUE」(73)。JAMES CARR「YOU GOT MY MIND MESSED UP」(67)。サザンソウルの定番アイテム。NATALIE COLE「NATALIE」(76)。THE WATTS 103RD STREET RHYTHM BAND「IN THE JUNGLE, BABE」(69)。ちょっと苦すぎるか。
●DVDをたらたらチェック。音楽ドキュメンタリーシリーズ「ROCK LEGEND」CARPENTERS 編、DEEP PURPLE 編、THE DOORS 編を観る。JIM MORRISON の動く姿は初めて見る。リザードキング!カッコいいね。
●さらにDVD。倖田來未「LIVE TOUR 2005 - FIRST THINGS -」。TRF「LIF-E-MOTIONS TOURS 2006」。BONNIE PINK「TOUR 2005 - GOLDEN TEARS」祝紅白出場!ちょっと鼻にかかった甘い声。
●SIOUXSIE「DREAMSHOW - LIVE AT THE ROYAL FESTIVAL HALL WITH THE MILLENNIA ENSEMBLE」。80年代のニューウェーブバンド SIOUXSIE & THE BANSEES のスージーさん2004年のライブ。かなりのオバハンのはずだが全盛期と同じメイクで頑張ってた。
●読書&勉強。「ヒップホップ/R&Bランキング500![1990-1999]」。90年代のブラックミュージックを総括。

2006/12/2(SAT)

2006年12月02日 | Weblog
●普段からカラダの弱いワイフの具合が悪い。電話で息子ノマドが報告「パパ、ママがきょうはきもちわるいからパパのごはんつくれないって。」会社を早めにアがってシモキタのスーパーでパン牛乳を買い、早々に帰宅。
●でコドモと3人でお風呂に。ボクは通常滅多にコドモと風呂など入らない(そもそも家にいない)。だから連中は今日が特別なイベントの日ととったようでテンションが高い!湯船に浸かって、壁の「コドモ世界地図」のお話をする。「この前の動物園にいたチンパンジーはこのアフリカという所に住んでたんだよ」ノマド「じゃあアフリカからひこうきにのってほっかいどうにあそびにきたんだね」
●風呂上がりは、折り紙大会。恥ずかしながらボクは無知で、手ぶらではツル一つ作れない。つーかそもそも折り紙なんて何十年ぶりだろうか!「おかあさんといっしょ3~5才のおりがみ」という本を買ってきて必死に制作。ヒヨコ「ぱぱうさぎつくって!」「つぎかえるつくって!」
●ノマドヒヨコが超エキサイティングにハマっているゲーム「ぐりとぐらのあいうえおかるた」も一緒にしてあげようと思ってたのだが、ふと気づくとパパはリビングで爆睡してしまっていた。明日はもっと遊んであげるな。
●今週の読書。旅行中もよく本が読めた。
●榎森進編「アイヌの歴史と文化2」。アイヌ民族博物館で買った本。江戸時代に描かれたアイヌ12人の肖像画「夷酋列像」のカラー図版に目を奪われる。鋭い眼光と極彩色の衣装。まるで仙人のよう。遥か北方の未だ知られざる習俗に、当時の江戸社会は大変な衝撃を受けたという。
●須田慎一郎「下流喰い - 消費者金融の実態」。帯のフレーズが「悪魔のビジネスモデル」。ああやっぱりカネを借りるのはコワい!消費者金融からは絶対カネつままない!キャッシングもリボ払いもしない!しかし日本はどんどん格差社会になっているんだなと感じた。
●河合香織「セックスボランティア」。障害者の性生活を介助する。タブーとされてきた障害者の性にフォーカスを合わせる。
●マンガ生活。いくえみ綾「カズン」2巻。主人公は地味なフリーターの女の子18才、めそめそしすぎだよ!
●祝来日!U2 のライブDVDを見る。U2「ZOOTV LIVE FROM SYDNEY」。殿!ご乱心召されたか!殿 !! 92~93年の U2 は、死ぬほど生真面目で頑固というイメージを一新、アタマが狂ったかのような新路線を打ち出していた。このDVDはその当時の「ZOOTV」ツアーを収録している。
●頑にシンプルなロックバンドだったはずの U2 は、90年代に入ると大胆な打ち込みやループトラックを用いてダンス化し、ライブでも悪趣味なラメラメスーツを着てヘコヘコ踊るようになる。「ZOOTV」ツアーは、無数の巨大モニターが脈絡のない映像をぶちまいたり、天井から本物の自動車がぶら下がって照明代わりになってたりと、バブルなド派手ぶり。さらには悪魔のカッコ&顔白塗りで訳の分からないことをいいながらステージからいたずら電話をかける(DVDではタクシー配車にかけて即切りされてるが、日本ツアーでは当時の横綱・曙に電話したというし、アメリカではホワイトハウスにかけてやはり即切りされたという)。
●湾岸戦争などを巡るマスメディア状況への痛烈なアイロニーと、今でこそ思えるが、当時は一体どこまでマジだかわからないと世間の評価も賛否両論。プロデューサーとして絡んでた元祖非ミュージシャン系ミュージシャンの BRIAN ENO に洗脳されきったかとも言われてた。
●今DVDで見ると、膨大な新アイディアをこなしきる根性、結局軸は全くぶれてないと納得させる音楽、そしてボーカル BONO の歌唱の力に圧倒される。で実は BONO この時年齢33歳。ああ今のボクと同い年だったのね。ちょっとビックリした。
●もう一枚。U2「GO HOME LIVE FROM SLANE CASTLE IRELAND」。2001年、故郷アイルランドの古城で行われたライブ。二日で16万人を動員した巨大コンサートだ。会場となったスレイン城は、84年のアルバム「THE UNFORGETTABLE FIRE」をレコーディングした場所。なるほどゴー・ホームってわけだ。初期から近作までの大名曲がノッケから連発。8万人が手を上げて大合唱する様はホント感動的で思わず涙がでてくる。

2006/12/1(FRI)

2006年12月02日 | Weblog
●夏休みも終わり。また仕事に明け暮れる生活が普通に始まった。
●木曜日は田町で美輪明宏さんの講演会。この人はとってもパワフルだなあ。イッセイミヤケのドレスがキレイでした。
●月曜日は、知合いの占い師さんが本を4冊いっぺんに発売するということで、その出版記念パーティに顔を出した。このうち1冊にはボクも関わったからね。品川プリンスホテルの宴会場、ことのほかちゃんとしたパーティにちと緊張。そして雰囲気は異業種の名刺交換会モードになっていくのだが、見事に名刺を忘れてきてて大失敗&オトナ失格。なぜか壇上で挨拶までするハメになりテンパる。
●職場のスタッフが次々と病気で倒れる。「実は下痢で徹夜中三回ハラ下してて…」「ソッコーでオウチ帰って病院行きなさい!」ウイルス性腸炎が、黒死病のように伝染していく。今日で5人がダウン。ホントにシフトが回らないぞ!