山ネコ堂

嫁がうっかり着物と日本刺繍にはまり。


今日も呑気に脂肪を蓄えつつ 刺繍台にも向かいましょう。

かつぶし

2008年04月05日 | どうぐ
 今更ながら、おいらってばあちゃんのようだわ。

孫ばあさん(祖母のこと)と一緒に暮らしたのはたしか小学校に上がる前後まで。
ただただ日常を一緒に過ごしていた記憶ばかり。

もしかしたらプチばあちゃん暮らしなきっかけが写真のかつぶし削りなのかも。
新婚当時、なぜか食器棚より先に買ってしまった、頼もしいこやつを。
 (忘れもしない、¥500! 未使用で!!)
その数日後、運良く近場のスーパーで削り節が丸であったのを発見!
市場じゃなくってもあるじゃん と心の中で小躍りしたっけ。

って・・・その時は心配もしていなかったけれど、もし近場でなかったらどうするつもりだったんでしょうね。

端っこが欠けたらネコ餌に混ぜたり、写真中央に写った、ミニチュアになった削り節は醤油さしへ昆布と一緒にトプン(食品サンプルではないのです)。 塩こぶを炊くときに使ったりもするか。

そして困ったことに、出汁が美味しい。
今まで花かつおを買っていたのを後悔した位に。
実際には、自分で削ったという感情がそうさせているかもしれませんが。 

参りました。
鉄瓶同様手放せないのです。
今一番不安なのは、ずーっとずーっと先、刃が寿命になった時。
あたしの歯が先ならまだいいんですけど。
メーカーさん 替え刃ありますかぁ?

 最近気がついたこと。
必要なのは道具の他に、ちょっとした手間を楽しむこと。


こうして田舎の女房になったあたしは独身時代のように働くことよりも貧乏でも家に居ることを選んでしまったのです。

手間をかけられる楽しみとか喜びって、
なんだか文字にすると気恥ずかしいけれど。 
 
機械の手を借りないって、ちょっとだけエコにもなってるかなーなんて満足感に年に数回思うのです。 自己満足は止まりません。


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2 コメント

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お買い物上手でぐぅ~~~ (日津子)
2008-04-09 08:20:36
松美さま お久しぶりです
良いものを手に入れましたね
わたしは、鳥取県出身なので鰹節ではなくて煮干でだしをとるので鰹節けずりは残念ながら記憶にありません
同じく、だしをとったら煮物にしたり、猫のおかずになっていました。
かつお削りの歯は、自分で分解して砥石で研ぐという方法もありますよ。
朝、夫のためにコーヒーミールでコキコキ(笑)していますが、ときどき歯の具合が悪くて荒く削れたりします。その都度分解して調整しています。
道具物は、大好きです
こちらこそ (松美)
2008-04-16 01:19:56
ご無沙汰しております

 そっか、日津子さんの方は煮干のお出汁でしたか。土地柄もありますものね。 なるほど。忘れてました。 ウチの場合、ばーちゃんはお味噌汁には煮干、他は昆布とかつぶしでして。 オカンはというと、全て昆布とかつぶし。 好みかもしれませんね。
 出汁一つでけっこう思い出すもんですね。
ありがとうございます。 ばーちゃんの煮干の出汁。懐かしいです。 元気かしら?

 そうそう、刃ですが。 
忘れた頃に砥いでいます

美味しいコーヒーから始まる朝はご主人にも幸せな1日のはじまりですね~ 素敵だわ~。 
ウチはですね、缶コーヒーでいいよ。 となんとも味気ない旦那サンです。 今ゴリゴリひいてるのに~!って感じです。 まだタマゴ焼けてないよ!?って思うんですけどね・・・ やれやれ。 もう少し時間がかかりそうです。