1939年作。
佐々木啓祐監督。
女優川崎弘子(27歳くらい)の哀愁、
或いは、
若き日の小暮美千代の個性的な美貌、
こんなもの、しかし、見る価値あり、とまでは言えない。
若き日の笠智衆(35歳くらい)が端役で出演していた。
これも、見る価値は、なし、と言っておいたほうがいいだろう。
たった一つ、
「おや」と感じ入ったシーンは、
冒頭のパーティーの始まる短いシーン。
17世紀スペインの画家
ベラスケスの作品「女官たち」を、
なぜか連想させる構図だった。
ああいうのは、好きだなあ。
しかし、見る価値、なし、に変わりはない。
映画の内容からは離れるが、
川崎弘子の配偶者は、福田蘭堂。
あの有名な画家の青木繁の息子だ。
このならず者の福田蘭堂に対する好奇心が、
この映画をみることによって生じた。
機会があったら、
その著作でも読んでみたいものだが、
手に入るかな。
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