岐阜多治見テニス練習会 Ⅱ

年末の名古屋で

名古屋圏に30年以上住んでいながら、年末に名古屋の街で過ごすことはなかった。今夜初めて、と言っていいだろう。名古屋の街で過ごした。まずミッドランドスクエアで「のだめカンタービレ」を鑑賞した。映画の内容については、別に語る気はない。ただ、チャイコフスキーの「序曲1822年」(というような曲名だった)は圧巻だった。初めて聞いた曲だが、心に、全身に響く素晴らしい作品だった。思わぬ収穫だった。樹里嬢と玉木君のコンビもいつものとおり憎めないもので良かった。4月の最終編も劇場へ見に行くぞ。

午前中は、仕事をした。鬱にならない程度に頑張った。12時半頃、本山、今池、栄まで、裏道を選んで歩いた。擦れ違う度に、通常なら会うはずのない人々と会っているんだなと思いながら歩いた。知らない通りを歩くだけで確かに旅が始まる。ほとんどが職場と自宅との往復ばかりの30年だった。名古屋のことを何も知らないと言ってもよい。名古屋だけではない。多治見のことも知らない。知っているのはテニスコートだけだ。こんなふうでええんじゃろうか。ええんじゃろう。人は心の外の道よりも心の中の道のほうを歩くことが距離的にも時間的にも多いのだから。

 こうなりゃ(どうなったのだろう)、この正月は仕事をしまくって、鬱になりそうになったら、名古屋の街を手当たり次第歩いてみようか。虎も歩けば棒か「序曲」に当たるだろう。

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