さらに（姉さん）事件です

帰省翌日、出産予定の病院へ紹介状を持って診察に行きました。
切迫早産については、このまま安静＆薬を飲んでいればそんなに心配しなくてもよいだろうと。
両親学級で知り合った病院の一緒だった人も、同じ理由で一目散に実家へ帰省したらしいけど、そこまで心配ない上に薬を飲んでいたら安静自体も解除になったと後日メールが。

ま、慎重に越したことはないけどね。
でも焦ったよカナリ。
赤ちゃんが大丈夫か不安なのと、今まで安静にしてきた効果がなかった悔しさと、何より予定よりも１ヵ月半も突然旦那ちゃんを置き去りにすることの寂しさ。
でもそれを上回る不安が待っているとは。

超音波の機械が、いつも通っていた病院より新しいものだったようで、すごく鮮明にお腹の中が見えていた。
何気なく「その横の泡みたいなの、何ですか？」
赤ちゃんの横にプクプクとした泡のような初めて見る物体が浮かんでいたのです。
先生「これはへその緒だよ」
と言った後、先生の表情が曇った。
先生は時間をかけて、いろんな角度から、波形なども見ながらじっくりとへその緒を診てくれた。

へその緒に異常があった。

『単一臍帯動脈』という２０００人に一人の珍しいもので、本来動脈２本静脈１本で成り立っているへその緒が動脈１本足りなかったのです。
原因は不明で、一旦へその緒が完成した後１本の動脈が萎縮してなくなってしまうのだそう。
これによる胎児への影響は、成長が遅くて体が小さいことのほか、心臓・肝臓・性器の奇形が主にあるということ。

沢山の症例を診ている総合病院で検査をしてもらうようにと、紹介状を書いてもらった。

家に帰ってネットで調べたら、それでも元気に産まれている子もいれば、心臓に穴が開いていたが手術で直した、など色んな情報があった。

その日、たまたま友達から「２人目妊娠したよ」って嬉しいメールをもらったが、ついつい本当のことを話してしまった。
最近、友達の従兄弟の子供も病気をもって産まれたらしいけど、最近の医学は凄いから！って励まされた。

まだ病気だって決まったわけでもないし、もし何かあってもどんなにお金をかけたって絶対治してあげよう・・・
夜、旦那ちゃんと電話していると、やっぱり涙が込み上げてきた。
元気な胎動が余計に悲しくなったりして。

親になるって、本当に大変なんだなぁ。
妊娠まで辿り着くにも時間がかかったし、泣いた日もあったけど、産まれるまでも色々あるんだって。
そうじゃない人もいるし、そんなことも忘れて子供を殺めたりなんて事件も多いけど。
いずれ忘れるくらい何事もない日が来るのが幸せなのかもしれないけど、忘れないでいようっと。

総合病院を調べ、念のため胎児心疾患専門の先生が休診の翌日をあけて２日後、朝一番で総合病院を訪れました。
《長いので次回へ＾＾；》