DOG is GOD

犬との共生!犬連れ人生/犬連れ日記。
ニセコの自然に囲まれての生活。

雨模様

2007年03月25日 10時06分06秒 | Weblog
 桜が開花したのに生憎の天気で桜どころではない。強風と横殴りの雨で桜見物を当て込んでいた商売は営業にならない。
 昨日は南房総市にある「里見八犬伝」の発祥の地を訪ねた。内房の岩井から東に入った田園地帯、随所に100-200Mの山並みに囲まれた地域だ。
 曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」で有名な地域だ。天気予報では夜になってから編めと予報が出ていたので、早めに訪ね歩く。
 曲亭馬琴は江戸時代の後期、28年もの歳月を掛けて著した時代小説。
 訪ねた地は里見氏の居城であったと言われる「滝田城祉」。県道から案内板に従って細い農道を上がると、駐車場とトイレが設置され、直ぐに登り口。駐車場手前は菜の花に左右を囲まれた畑が点在している。
 階段状の登山道を登ると小高い望楼跡のような高台に出る。更に歩を進めると尾根道に繋がり、左右は竹藪になる。竹藪を越して歩くと高台に出た。ここは展望台となっていて、太い木組みで展望台が設置されている。その前には「八犬伝」の伏姫が八房に跨っている銅像が置かれ、八犬伝の解説がなされていた。さらに、200mも歩くと急な登階段を上がりきったところが滝田城跡、北側には主郭と馬場が有ったようだ。城跡は現在、アンテナ基地となっている。南斜面には眼下に県道や水田が点在している長閑な景気が連なっていた。平地から200mもの高いところに城を構えることは安全策とはいえ、生活の物資などを運ばなければ成らず、日々の苦労が偲ばれる。些細なことを思っても昔の人達の偉大さが感じられた。

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