
横浜駅西口ジョイナス内に店舗を構えて半世紀。
大好きな『足立玩具店』が4月27日を持って閉店する。
子どもの頃から横浜駅に行けば
ウサギがピッピと笛を吹きながら
シンバルを叩いてるのを横目に見ていた。
このウサギは幼少の頃の私の友達だったし
夢膨らむ子どものおもちゃ屋というのは
大人だって幸せな空間だ。
今日 フラリと横浜へ遊びに行った。
ゲームセンターで少し遊んで
洋服でも見ようかと思っていた。
ジョイナスに入ると
閉店の二文字。
驚いて店内へ。
閉店と聞いてか3割引を見てか
普段の5倍以上の客でごった返していた。
店主のおじさんに声をかけた。
『本当に閉店しちゃうんですか?
残念です。おつかれさまでした。』
そうなんです、と肩をおろした様子の店主。
寂しげな横顔。
14日からセールをしていたらしく
棚は隙間だらけで
皆 一品は買って行くぞといった感じ。
私も 本当はお金全然なかったけど
ここは敬意を表して
三角形のルービックキューブを購入した。
折角だから 包装してもらった。
この包装紙は 大切に取っておこうと思う。

昭和の時代は こういうおもちゃ屋さんが
街にはいっぱいあったし
自分の住む町にもあった。
今は 区画整理やら都市開発やらで
かなりの店舗が閉店に追いやられている。
むかしながらの こういういい店
無くなって行くのは本当に悲しい。
ぜひとも横浜住民のみなさんには
最後の足立玩具を目にしてもらいたい。