つれづれ蒔々

ごく稀に長文を流し込む為の場所。

「宇宙戦艦ヤマト2199 第六章」

2013-06-15 12:18:33 | 映画
「宇宙戦艦ヤマト2199 第六章」

いよいよ本作屈指の見せ場、七色星団戦! 本日公開!
テンション上がりすぎて半ば徹夜で劇場へ向かう羽目に。
これで内容がアレだと目も当てられませんが‥‥

感想:大満足

やー、これはスゴイ。
挑戦状と水盃は無いにしろ、ここまでキッチリ原作を踏襲し、
かつ細かい部分まで気を配ったアレンジはそうそう作れまいと思います。

囮の戦闘機隊、急降下爆撃隊、そして雷撃隊の順攻撃。
ドリルミサイル機が撃墜されたのは意外でしたが、
ちゃんとドリルミサイルはぶっ刺さるし、逆走するし、
一番目立っていた戦闘空母が実戦でまるで役立たずで、
艦隊崩壊の主原因になるという部分はきっちりと再現。

その上で締めにドメラーズとヤマトの一騎打ちという憎いアレンジ。
沖田がドメルより一枚上手というのを証明する名エピソードになっているかと。

ガミラス国歌斉唱とか、ドリルミサイル機が老人パイロット団で運用とか、
逆走してくるのに対して回避が間に合わないのは若年揃いだからとか、
空母四隻だけでマトモな護衛艦隊無しってどういう事よ、の理由とか、
まあそういう話なんだろねー、という理解も出来ますし。
兵は実戦で一人前になるにしても相手が悪すぎですわなー。

とはいえ、ドメル最後の攻撃を焦げ程度で済ます波動防壁は
チト異常性能過ぎる気もしますけど。
オリジナルの頑丈さ(&復元性)も思い返せばアレですけどさー。

あ、もちろん作画はあり得ない位ハイクオリティです。
空母四隻が帝都上空を飛んでるシーンとか、いやもう眼福としか。
もう、この段階でチケットの元は取れると思います。
整理券をうっかり貰っていたらブルーレイ買っちゃってるだろうなあ。
というか今からでも欲しい。ぐぬぬ。

流石に七色星団で作画スタッフ酷使し過ぎで、
後半作画が乱れてるという指摘もあるらしいですが、
オリジナルに比べれば全然。フツーフツー。

さて、その一方でガミラス側のドラマは色々と独自に展開中。
ドメル嫁はヤマトに何を思ったのか、は流しちゃったのが残念。
とはいえ、この辺は伏線を張りまくりな印象なので、まだどうなるやら。
大統合についても言及が。やっぱりイスカンダルと、なのねー。

総統と青い鳥のシーンは、籠から出す→収容所から出す、という形で
セレステラも既に切り捨て対象としてますよー、の暗喩に思えましたが、
どうなんじゃろー。

一瞬だけスターシャさんも出てきますが、案外普通に生活していますな。
実は概念のみの存在だったりとかの予想はひとまず無さそう。
雪を妹と見間違えるのはオリジナルからの伝統という事で。

んでもって宇宙人三人娘のパフェタイムやらサブちゃん暴露やら、
藪の意外な行方やら、2199ならではの面白ポイントも満載。
収容所のガトランティス人に大帝そっくりなのが混ざってるし。
まさか本人じゃなかろうな‥‥。

これらが最終章で一体どういう形にまとまるやら。
何しろあの引き。「そんな殺生な!」と思った方多い筈。
ともかく楽しみです。

あと前回までイチャイチャ担当だった古代君は今回壁ドン係。
代わりに他のカップル描写が幾つか発生。
雪は「永遠に」的な展開になってるし。いいねーコスモNTRですよ。

まー、でも正直、七色星団が終わったので後はもうどうでもいいやー、
というのが偽らざる自分の心境だったり。

ガミラス本星では親衛艦隊とバトルで帝都ボコボコになるんかなー。
メルダ嬢はどう動くのか。
そしてスターシャの思惑は。
空間磁力メッキ‥‥やるのかなあ?

予想は出来るけど、それをいい意味で裏切る展開を期待しています。
なにより今作のイスカンダルは存在が不気味過ぎる‥‥。