『鷺と雪』 北村薫 文藝春秋
昭和十一年、お嬢様と運転手と日常の謎。
ベッキーさんシリーズ最新刊にして、完結編だそうで。
んでもって、昭和十一年とくれば当然二月が締めに。
おかげで物凄くオチが暗いです。
ここで終わられては困る位に。
あと芥川の面白エピソードが一つ紹介されてるんですが、
それが作中のイメージと妙に重なっていて恐いのです。
明るい未来へと繋がる筈の日常が、
ふと振り返ると別の何かに変化している‥‥。
本を閉じた後、何故か寒さを覚える一冊でありました。
昭和十一年、お嬢様と運転手と日常の謎。
ベッキーさんシリーズ最新刊にして、完結編だそうで。
んでもって、昭和十一年とくれば当然二月が締めに。
おかげで物凄くオチが暗いです。
ここで終わられては困る位に。
あと芥川の面白エピソードが一つ紹介されてるんですが、
それが作中のイメージと妙に重なっていて恐いのです。
明るい未来へと繋がる筈の日常が、
ふと振り返ると別の何かに変化している‥‥。
本を閉じた後、何故か寒さを覚える一冊でありました。