カメラを持って出掛けよう

仕事と音楽の合間に一眼レフとコンデジで撮った写真を掲載しています。

心やすらぐ高梁の町

2011年08月09日 | 岡山

デジブック 『心やすらぐ高梁の町』

 

昔友人から備中松山城を教えてもらい、ずっと訪れたいと想っていました。
今年の春から夏まで木管アンサンブルのコンサートやオーケストラの定期演奏会で中々時間がとれず、晴天の撮影チャンスがありませんでした。
盛夏の城下町散策は全身から汗が噴き出て熱中症になりかねません。
武家屋敷が並ぶ石火矢町で高梁高校の球児達が汗を流しながら駆けて来きて、「こんにちわ!」と誰もが爽やかに挨拶して駆け抜けて行きました。
素直な若者に出会った瞬間、ここはいい町だと感じました。

観光マップをよく見るとこの町で過去に、松竹映画「男はつらいよ」、角川映画「バッテリー」、東宝映画「県庁の星」など映画のロケが行われています。
近い記憶ではNHKテレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」で鶴瓶と高橋英樹が訪れていたのを思い出しました。

昼下がりの炎天下だけど、町の北側にそびえる城山に登らないと松山城は見ることが出来ません。
城山麓の駐車場から八合目?位の駐車場へはマイクロバスが往復していました。
マイクロバスを降りると600mの登り、ゆっくりと歩けば谷間を吹き渡る翠の風が心地よく感じられます。
時々木立の切れ目から高梁の町が見下ろせ、よくもこんな高い所に城を造ったものだと感心しました。
大阪城や姫路城と比べるとはるかに小規模であるが実戦的な感じがしますが、戦国時代のままの城が残っています。
天守一階には大広間より数段小高い所に「装束の間」と称する小さな部屋があり、敵に攻められた時城主が自害する所と説明されていました。
美しい城郭の中にも生き死にに直面した厳しい現実を感じると同時に「武士道は死ぬことをみつけたり」という葉隠の有名な一節を想わずにはおられませんでした。
この城は儚さを秘めた造形美の象徴ではないだろうかと思います。

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4 コメント

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Unknown (ロサ☆)
2011-09-12 22:13:27
お城の鉄砲狭間が○だったり□だったりしてますね。何か大きな意図があるものなのかお洒落心からなのか。。。

どこか懐かしい街並みに駆け抜ける少年の所がお気に入りです、笑。
今日も癒されました。
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お久しぶりです (tunobue)
2011-09-14 08:29:32
コメントありがとうございます。

狭間の○は丸狭間と言い敵の動向が観察しやすいレンズのない広角レンズのような役目だそうです。
□は箱狭間といって鉄砲用に造られたそうで、乱世の建造物ですから観賞用ではなく実戦用に造られていますよ。

もうお声を聞くことは叶わないと思いますのでどしどしご遠慮なくコメントで語りかけて下さい。
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Unknown (wingtom)
2011-11-08 14:41:35
tunobue103さん
こんにちは

DB 心やすらご高梁の町拝見いたしました。
良かったですよ。

私は倉敷の住んでいますので、30分~40分で
行くことが出来るので何回も往復しています。
写真もブログに何度か載せました。
ただ、足が悪いのでお城までは登れません。
紅葉が始まる頃には登れないかと期待しています。
雲海も出ますので竹田城のようになりますよ。
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ようこそ (tunobue)
2011-11-09 09:58:18
Wingtomさん
お越しいただきありがとうございました。

高梁市の近くにお住まいなんて羨ましいかぎりです。
私の竹田城との状況に似ておられますね。
是非ブログにも訪問させて頂きます。
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