愛の花咲か・おっさん

お嬢様とのお付き合い・・・
くだらないと思った方はスルーしてください。

出先からのおっさん・・・

2006-05-27 10:34:24 | Weblog
出先からの更新である。
第二段・・・
ハーバーで出艇の準備が終わり、クルーと出艇時間になるまでレース海面を見ながら待っていたのである。
南東の風・微風でかなり風がシフトしているとの情報が入った。
天気図や予報とは違い、予想していた風とは違ったのであった。
出艇時間となりメインセールを上げ、スロープを下りて行き船を水面に浮かせた。
船に乗り込み帆走しながらラダーをセットした。
クルーは俺の作業を確認するとスピンアップの準備をしてピンクのスピンを上げてレース海面へ向かった。
帆走していると風が西に振れていくのを感じ、風が吹き上げてくることを予感したのである。
スタート前にはシバさせていても2人がスタボー側のデッキに座っているほど風が吹き上げてきたのだ。
煙草を吸っておけば良かったと気持ちはトホホォ・・・である。 
スタート直後にフレッシュウインドウをつかむ為にタックをして右海面に向かったのである。
まだ西に風がシフトすることを予感させながらタックを繰り返し第1マークにむかったのだ。
第1マークにはミートしながらも4艇が先頭を混戦で廻航したのだ。
スピンをアップさせ前の3艇を風上に上りながら追う事になったが、後ろは7艇身離れている。
後ろを気にしながらもラフィングマッチが始まったのである。
後続艇も混戦らしく上りのラインに付いてくるのである。
暫らくするとマストアビームとなりプロパーコースに戻しジャイブをして第2マークを廻航したが、
やはりラフィングマッチが始まった。
やれやれであるが、後ろでも同じ光景であるので良しとしたのである。
風は吹き上がり、チョッピーな波を越す勢いほど艇速が増している。
俺たちの船は一番外側であったが、第3マークはほとんど同時廻航になったのだ。
直ぐにタックをしたが先頭3艇はそのまま右海面に走っていったのである。
俺たちもタックをして先頭艇を追い右海面に向かい始めたのだ。
メインセールはかなり薄くしてあるが、ブローが入るとほとんどシバ状態である。(苦笑)
スタボータックで帆走中に、いきなりアンヒール沈である。
何が何だか分からないままにクルーと一緒に水中である。
全沈の船を起しながらも何が何だか・・・???船に乗り込み艤装を確認するとブームが下がっているのである。
んん???マストトップを見上げるとメインセールのピーク部が切れているのである。
後続艇に抜かれながら、メインセールを下ろしブームを外して船内に納めたのだ。
近くに救助船が来ていたので、棄権の意思を伝えて2人は無言のまま曳航の準備に入ったのだ。
曳航されながら2人は予備のセールがない事に気づき、破損したセールのピーク部を見ながら苦笑いである。
セール計測に通るように修理出来るか、出来ないかの判断をそのときはわからなかったのである。
2人の意見はセールメーカーに頑張ってもらうしかないとの意見でまとまったのだ。
さすがO型のコンビである。(笑)
すると防水ケースから煙草を取りだし、水しぶきをあびながら濡れた煙草を吸い出したのだ。
では!