健康ダイエットと桑の葉の関係性

桑の葉（学名：Morus alba L)は、後漢時代には「新農本草経」に薬効についてまとめられました。そんな、桑の葉と健康ダイエットの関係性について少し調べてみました。

まずは、桑の葉の有用成分を簡単にまとめてみました。

・DNJ（1ーデオキシノジリマイシン）
・食物繊維
・ビタミンC、B1、B2、A
・亜鉛
・鉄→小松菜の15倍
・マグネシウム
・カルシウム→小松菜の1.5倍
・各種フラボノイド
・カロテン→ホウレンソウの10倍
・γアミノ酪酸

この中で、DNJ、食物繊維とフラボノイドについて特筆すべきことが少しあります。

まず、桑の葉DNJは、ブドウ糖と構造がよく似ているため、αグルコシダーゼと結びつきます。
その結果、本物のブドウ糖が来てもαグルコシダーゼに作用出来ないため糖分は吸収されず
小腸から大腸へおくられます。

また、DNJの結合は比較的ゆるいためブドウ糖の吸収をすべて阻害するのではなく、ゆっくりとした吸収にしてくれます。
したがって、食後の血糖値の急上昇が抑えらえたり、糖尿病の予防や改善、ダイエットに効果があるようです。

つぎに、桑の葉の食物繊維とフラボノイドはコレステロール値や中性脂肪を下げ、LDLコレステロールが活性酸素により酸化されるのを防ぎ、動脈硬化を予防してくれるようです。腸からのコレステロールを抑える作用も食物繊維は持っているようです。


その他、γアミノ酪酸などの様々な成分の働きで血圧の上昇を防ぐなどの健康効果が期待できるようです。

桑の葉成分によるダイエット効果は急激なもの脂肪の燃焼や代謝の活性化ではなく、小腸での糖分の吸収を阻害することによる比較的おだやかなダイエット効果のようです。

近年、桑の葉は、例えば健康ダイエットサプリメントなどに利用されてきているようです。

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