小学館 ビーパル2008年1月号

小学館　ビーパル2008年1月号
晶之作　『土佐登山鉈』掲載！
日本刀作りから生まれた鍛造技法と、近代ナイフの使いやすさが見事に合体。

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162ページ内の本文より
山菜狩りや魚をさばくのに活躍し、薪にささくれを作り着火を容易にする。
そんなフィールドワークをこなせる和式ナイフは取り回しのよさを狙い、
全長245㎜。強度を考慮して、刃厚は4㎜ある。
製造を受け持つ土佐のトヨクニは、刃物作りに日本刀の技術を応用する事
で知られている、老舗の鍛冶。鋼材はオリジナルの白鋼という炭素鋼で、
切れ味と耐久性を追及したものだ。刃付けを含めて熟練職人の手で仕上げ
られている。しかも、西洋式ナイフのように両刃仕上げなので、利き手を
選ばずに使える。研ぎ直しは、包丁用の水砥石を利用できる。
柄は頑丈な樫の木を採用し、部分的に滑り止め加工を施す。刀身には、2
本のピンでガッチリと固定。また、指を守る大型の鍔が備わり、安心して
作業を進められる。

http://www.toyokuni.net/rapita/rapita010.htm