流経大柏高の高円宮杯全日本ユース制覇に思う

　先日10/8(月・祝)に埼玉スタジアムで行われた、全日本ユースサッカー選手権で高校代表である流経大柏高校がサンフレッチェ広島ユースを1-0で下して、初優勝を飾った。
　この大会は、"高校年代の真のチャンピオンを決める大会"と銘打ち、年々その認知度も高まっていて、今年の決勝戦は１万人を越える観客が見守った。

　大方は、Ｊクラブユースの勝利を予想したに違いない。だが、結果は高校サッカー部の勝利であった。昨年の滝川二高に続き高校勢の連覇となった。
現在は、中学年代でうまいと言われる子は、まずＪユースを選択し、そこで選考にもれた組が高校の部活に回ってくるという構図。

個人能力の高い集団であるＪユースが高校に勝てないのは何故？

　流経大柏のサッカーをみると、個人技を徹底的に指導したうえで組織力の強化を図っているという監督の方針もさることながら、90分間走りきる体力が桁違いだった。Ｊユースの選手、指導陣に何が足りないかを痛感させられたのではないか。

　やはり、サッカーは走力を基本とした体力強化がチーム力強化のベースにあるべきではないか。テクニックを磨くことに溺れて走リ切ることを忘れた？しないＪという名に胡坐をかいた精神的なひ弱さ、モチベーションを高めきれない集団と化したＪユースに活を入れなければ、日本サッカーの未来はおぼつかない。
　Ｊクラブユースには指導の変革の一考を期待したい！！