平成25年度 第61回大分県高等学校総合体育大会サッカー競技
日出暘谷・総合に、土壇場で薄氷の逆転勝利!
~ 強いチームの証、試合ごとにヒーローが誕生! ~
12:00 KICK OFF 大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場A
準々決勝 大分鶴崎 3-2 日出暘谷・総合(得点者:坂部2・橋本) ※トーナメント表はこちら
3連戦の初日の準々決勝、第7シード日出暘谷・総合を相手に、予想外のロスタイムでの逆転勝利。久しぶりに準決勝進出を決めました。いや~勝利・産みの苦しみを味わった試合となりました。
さて、今日の試合を振り返ってみることに・・・
今日は県総体初日、あいにくの雨模様ながら多くの保護者、関係者が会場を埋めての試合となった。やはりこんな雰囲気のなかでやれることが大事ですね。
今日の鶴高、目監督も連戦を意識してか、先発メンバーを大幅に入れ替えてのスタートとなりました。
前半立ち上りから、鶴高の真骨頂のパスを廻して中盤のポゼッションを圧倒して仕掛けの機を窺う。対する日出は守備を固めてカウンターを狙う意図が見て取れた。今日のピッチコンディション、パスが微妙にずれてしまう。そして10分、自陣でのファウルから相手FKを頭で合わせられ、日出に先制を許してしまう。今大会初の失点となった。しかし鶴高も慌てることなくパスサッカーを展開し、残り10分、左サイド前線で詰めた⑲坂部が豪快にシュートを決めて同点とした。前半は1-1で折り返した。
後半勝負に懸ける鶴高は、メンバーを入れ替えて臨む。10分、カウンター右サイドからのクロスにヘッドで合わされて、又も日出が2-1とリードを奪う。しかし慌てずに自分たちのサッカーを展開する鶴高。後半の残り10分、中央から攻め込んだ⑦橋本のシュートで同点とした。DF⑤立川の切り込んでのシュートもバーに嫌われてツキも味方にできないもどかしさ。時間もなくなり、延長戦も見えてきたロスタイム、左を攻め上がりゴール前での混戦から落としたボールを⑲坂部のシュートがネットを突き刺した。ようやく勝ち越しの3点目が入った。その直後に試合終了のホイッスル。鶴高が3-2での逆転勝利で接戦を制した。冷や冷やものの勝利でした。しかし、追い詰められた状況でも勝ちきれるところが、今の鶴高の強さの証でもある。
今日の試合、先発メンバーの入れ替えで試合の組み立てはどうか、水を含んだピッチコンディションでどうか、引いた相手に対してどうゴールをこじ開けていくかがポイントでした。
終始一貫、グラウンダーのパスを繋いで攻め続けることで活路を見いだし、窮地を救えた試合でした。そして、試合ごとにヒーローが誕生していることも、強いチームへの成長を窺わせます。
しかしながら、守備も先制点を許し、カウンター攻撃の怖さも思い知らされた反省すべき一戦となりましたが・・・ ここは、日出暘谷の作戦の巧さに脱帽です。
今日の苦しみを、明日の試合の糧として欲しいものです。
さあ、これで久しぶりのベスト4入りです。
あと2勝で全国切符ゲットです。3年ぶりに、大分鶴崎の名を全国に再発信したいものです。
チャンス到来! しっかり最後まで勝ちにいこう!!
応援団もヒートアップしてきました。 ピッチと応援席が一体になり良い雰囲気になってきましたよ。
力入れて応援するのは? 今でしょ!
<準々決勝の結果>
大分西 1-0 大分
臼杵 2-1 大分上野丘
中津東 0-2 鶴崎工
※上野丘と中津東がここで敗退です。明日の準決勝は、大分西と臼杵の新旧指導者対決、鶴高と鶴工の鶴崎ダービーとなりました。
ベスト4にシード1校となりました。実力拮抗の大会を象徴しているようです。
<準決勝の試合日程>
6/2(日) 大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場A
12:00 KICK OFF 大分鶴崎高校 鶴崎工業高校
先制点の重みをかみしめて、良い教訓、反省材料として明日は鶴高らしい先攻する得点シーンを期待しています。
慌てずに自分たちのパスサッカーに固執していたからだと思います。
やはり、鶴高のパスサッカーは観ていてわくわくします。
欲を言えば、先制して波に乗る試合を見たかったけどね…
明日に期待しています