【スタートゥデイ】“僕たちは東方神起を守らなければいけなかった”[インタビュー1]

2011年01月13日 | ニュース記事
昨年10月、東方神起のメンバーだったヨンウンジェジュン、シアジュンス、ミッキーユチョンはアルバム「The Beginning」を発表し、高麗大ファジョン体育館で、最初のショーケースを開いた。
彼らの名は「JYJ」だった。
3ヶ月後、ユノユンホ、チェガンチャンミンはニューアルバム「なぜ(Keep Your Head Down)」を発表した。
このアルバムは、「東方神起」の通算5枚目の正規アルバムだ。

ユノユンホとチェガンチャンミンは最近ニューアルバムの発売に際して行った記者会見で、「二人組 東方神起」に対し自身らの率直な立場を明かした。

ユノユンホの立場は断固としていた。
「僕たちは東方神起を守らなければならなかった。道で7歳の子供と会ったことがある。“一番好きな歌手は?”と尋ねると少女時代だと答えた。“他には?”と訊くとSHINeeと言った。“東方神起は好きじゃない?”と訊くと知らないだって。その時感じた。時間がそれだけ流れ、それだけ忘れられるのだと。僕たちは待った。でも、忘れられないためにも、すべての問題が解決したその後のためにも、二人でも東方神起を守らなければならないと考えるようになった。」

チェガンチャンミンもまたカムバックを決心した瞬間を聞かせてくれた。

「昨年、SMタウンライブで二人で初めてステージに立った。どんなステージよりも緊張した。ステージに上がる前に、僕ら二人だけのステージがどう見られるんだろうという焦りと不安が多く、本当に心配だった。でもその日の公演の雰囲気は熱かった。僕達だけではなくファン達、会社の仲間達まで熱くなったようだった。多くの人らが立派だったと、十分にやり遂げられると激励して下さった。」

二人だけだという現実的な理由のためだろうか、彼らが選択したのは“最も東方神起らしい”音楽とパフォーマンスだった。
「Rising Sun」「東方の闘魂」「"O"-正.反.合.」など東方神起スタイルを造ったユ・ヨンジンが作詞作曲した「なぜ」をタイトルに立ち上げ、ブラックビート出身シン・ジェウォンが振り付けに参加し、東方神起特有の切れ味がよくパワフルなパフォーマンスを完成させた。
ユノユンホは「東方神起のブランドを生かさなければならないと思った」とこの事実を明かした。

だが、変化は避けられなかった。5人と2人という物理的な差は彼らに別の選択を要求した。

ユノユンホは「コーラスが多かった部分が、二人の個性を生かしたボーカルで融合した形で完成した。通常、ラップが多くなかったチャンミンがラップを、高音をあまり使わなかった僕が高音を多用するのも明らかな変化だ。」とした。
ユノユンホは「ダンスで頭角を表したメンバーがいたし、歌が注目されたメンバーもいたにはいたけれど、正直東方神起の中で、誰も“歌がダメだ”と言われる人はいなかったよね」と冗談めかして言った。

パフォーマンスの部分でも明らかな変化があった。東方神起は5人いればある程度大きなステージも小さく感じる程に圧倒的なステージコントロール力を見せるチームだった。
半分以上が空白となった今、その空間は専属ダンサー達が満たした。
だが、単純にダンサー達との群舞というより、立体的でドラマチックな演出にフォーカスした。

ユノユンホは「パフォーマンス全体がダンサーさん達とパワフルに繋がらなければいけないという点で悩む部分も多かった。重く早いビートの中で、各々異なる緻密な振り付けを入れようと努力した。特に“Keep your head down”の歌詞でダンサー達の頭を押すような振り付けは東方神起の威厳を見せる事ができる演出とメッセージを込めた。」と説明した。

パフォーマンス面で東方神起の末っ子チェガンチャンミンの成長はひと際著しい。単に二人だからという訳ではない。

チェガンチャンミンは「ダンスといえばユノヒョンというイメージがやっぱり強かった。
ステージ上で二人だけなのに、少しでもマイナスになりたくなかった。正直言って僕も引け目に感じたくなかった。」と言って笑った。

その間の物議と批判に、東方神起の二人の立場は明らかだった。
ユノユンホは「発言を控えて歌を一生懸命やることが正解だ」とし、チェガンチャンミンは「攻防戦が繰り広げられる様子を第三者の立場で見ると見苦しいだろうと思う。少なくとも、僕たちの思い出まで汚されることは望まない」と言った。

東方神起の二人は「東方神起は僕たち5人と僕達と共にやってきた会社、スタッフ、そして何よりファン達すべてを含む名前だ。」とした。
少なくとも二人は、「東方神起」という名前を守ることが東方神起の真の意味を守る事だと信じていた。

ある人は東方神起の分裂が1000億ウォン大韓流市場の崩壊と大げさに騒ぎ立てる。
だが、実はアルバム販売量、総売上、チャート成績などの数字は、東方神起に対する限りない支持と信頼、愛情を送るファン達の心を比喩的に表しただけのことであって、それ自体は何の意味もないのかもしれない。

【毎日経済 スタートゥデイ イ・ヒョンウ記者】
2011.01.13 08:00:05

元記事 http://star.mk.co.kr/new/view.php?sc=&cm=%C0%CE%C5%CD%BAE4&year=2011&no=26554&selFlag=&relatedcode=&mc=ST