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【マルシェル 特売品】お得なセット!南国トロピカルMIX&パッションりんご

2022-06-03 00:38:35 | 日記

『南国トロピカルMIX』を作った理由。

よくある南国系ドライフルーツって、タイとかフィリピン産のドライマンゴーくらいしかないんですよね。

しかも、砂糖たっぷりかけているやつが多い。

マンゴーってちゃんと追熟してあげれば、砂糖無しでも十分甘いし、無添加でもすごく美味しいんです。

作ろうと思えば作れるだろうに作らないのは、生で売ったほうが高く売れるし、いちいちカットして乾燥して…っていう作業が面倒だからなんですよね。

正直、利益もそんなに乗せられませんし…。

それなら、ウチがやってみよう!というかなり楽観的に始めました笑

 

南国トロピカルMIXの特徴

何と言っても、ただでさえ貴重な『国産のトロピカルフルーツ』5種MIXであること。

①マンゴー

アップルマンゴーから始まり、つぎにキーツマンゴー。
日本で手に入る海外産のマンゴーは、輸送機関も考えて早採りされることがほとんど。
だからちょっと青臭かったり硬めなんですよね。
まぁ。サラダにするならそれがちょうど良かったりもするんですが。

マンゴーって、完熟すると自然に樹から落ちるんです。
とくに、早い時期から出回るアップルマンゴーがそう。
でも落ちて地面にあたってしまうと、当たり前だけど傷物となり一気に腐ります。
一番甘くて美味しいタイミングなのに…!

ここで、日本の「完熟マンゴーにかける情熱」の話。

そんな「自然落下した一番美味しい完熟マンゴーを流通させたい!」と日本で生まれたのが
『完熟マンゴーが自然落下してもふんわりキャッチして傷がつかない網』
なんです。

開発したのは宮崎県だそうで、それからは全国でその網を使うのが当たり前になり
美味しいマンゴーが日持ちのするきれいな状態で日本全国どこでも食べられるように…!

もちろん、安定してキャッチできるようになるまで沢山の試行錯誤を経て現在に至るようです。
だから日本のマンゴーは美味しい。

そもそも甘い完熟状態のものをドライにするから、砂糖なんていりません。
新鮮だから香りも良い!

また、キーツマンゴーは青い硬い状態で収穫してから常温で追熟させるタイプのマンゴーですが
これはこれで10日間以上待たなきゃいけなかったりするので、かなり玄人向き(?)なマンゴー。

運が悪いと追熟しているあいだに僅かなキズから傷んだり、実は内側から腐ったりすることもあります…。

結構希少かつ高価なマンゴーなので、もし1個だけ買って楽しみに追熟しているあいだに腐っちゃったらダメージ大きいです…。

なので、すでに完熟で美味しい状態をドライにしたドライキーツマンゴーってかなり贅沢です。笑。

色も香りも味も濃厚なマンゴーなので、マンゴー好きにはたまらないかと思います!

実際、糖度もアップルマンゴーに比べると高いです。(お値段も…)

時期によってMIXに入れているマンゴーの品種は変わります。

 

②ドラゴンフルーツ

アサイーボウルとか、サラダボウルとかにたまーに入ってる毒々しい紫色したアレです。

白色のドラゴンフルーツもあります。


どっちにしろ、どこを切っても黒いタネがまんべんなく入っているので割りと毒々しい見た目をしています。

実はサボテンの実なんです。あぁもうサボテンって聞くだけでトロピカル!

基本的に90%以上は海外産で、国産を出す飲食店はほぼないと思います。

海外産は熟す前の硬い状態で輸送されるので、まったく甘くないですし、なんなら味もなく、土臭いです。

おそらく、ほとんどの人が海外産しか食べたことが無い人ばかりだと思います。

だからドラゴンフルーツへのイメージって「見た目に反して不味い」っていう印象が強いんだろうな…。

しっかり樹上完熟された国産ドラゴンフルーツは、あま~くなって香りも風味も豊かで、本当に美味しいんです!

昔よく行くスーパーで、お客さんが「これって美味しいの?(ベトナム産のドラゴンフルーツを指さして)」
って店員さんに聞いてて
「正直そんなウマいもんじゃないっスよ」
って答える正直すぎる店員さんを見かけたときは、よほど「国産なら美味しいですよ!」って言いたかった。

そんな国産ドラゴンフルーツ、生で食べてもいいんですが、ドライを本当におすすめします。
ギュギュッと凝縮され、甘みが濃く、香りもいいんです。
ドラゴンフルーツってこんな味するんだ!ってきっとびっくりします。

種もサクサク食感で胡麻せんべいのような感じ。
ドライフルーツの新しい扉が開きます。

③ピーチパイン

石垣島のフルーツといえば、もうこれ一択!

桃と同じ香りの成分を持ち、それでいて、糖度も高く、芯まで柔らかく本当にジューシーで美味しいパイナップルなんです。

生で食べても美味しいですし、ドライでいただけば、それはもう凝縮されまくってもう・・・
なんですかこれ!!っていうか、
あーもーよだれ。よだれ。
いや、ほんとに口に入れた途端、

「なにこれ!!!あっっっっま!うま!」

ってなります。

生も美味しいんで、石垣島にいったらたんまり食べてくださいね!

旬の時期に現地に行くと直売所では投げ売り状態で安く売ってるみたいです!

あ~もう全部買い占めてドライにしたい…

 

④国産バナナ

普段は島バナナをお入れしているのですが、この時期の島バナナは味は良いですが、色がよろしくないので、入れておりません。

その代わり、国産バナナの最高峰、高級「銀バナナ」のドライフルーツをお入れしております。

この銀バナナ、以前東京で一房なんと3000円もした超高級バナナなんです。

それもそのはず。糖度ぶっちぎりの20~30度。

甘いスイカの平均糖度が15度なので、MAXでほぼ倍ですよね…

まあ流石に、30度はないと思いますが、ウチの銀バナナも相当甘いです。

もちろん、ただ甘ったるいのではなくて、フルーティーで華やかな風味がして、すんごい美味しいです。

島バナナとは味も風味も全く違うので、是非食べ比べしていただきたい一品です!

もし、海外産のバナナのドライを食べたことがあるなら、それも思い出しながら食べ比べてみてほしい。
「バナナ臭さ」が無い上に色白で美しいんです。

え、発色剤とか漂白剤とか使ってないよね???って疑いたくなるかもしれませんが、本当に無添加。

原材料:ナムワバナナ

としか書けない潔さです。

↑フィリピン産のドライバナナ

⑤スターフルーツ ゴレンシ

なんでスターフルーツをドライに???って思われますよね。

『ドライフルーツ屋するなら絶対にスターフルーツはやりたい!だって、断面が可愛いから!!』

というありがちな理由がきっかけなんですが、これがもう本当に大当たり。

台湾とかでは割とドライフルーツとしてはポピュラーらしいです。

でも日本でスターフルーツってなかなか手に入らない…そもそも作っている農家さん少なすぎ問題。

やっと見つけた「国産完熟スターフルーツ」、ドライにしてみたら…美味しい!かわいい!美味しい!

 

驚くことなかれ、スターフルーツってドライにするとめっちゃブドウです笑

すべてそっくりそのままブドウの味ってわけではないのですが、トロピカルなちょっと変わった味の中、最後に鼻に抜ける風味がブドウ。

多分、ちゃんとした研究所とかで香り成分を調べてもらったらブドウと同じ香り成分出てくると思う。

完熟だから黄色が濃くて、甘みもしっかり。

例によって海外産のものは早採りで甘みが少ない。

なんならフルーツというよりは野菜のカテゴリでは?って思うような味。

国産スターフルーツも、観光地の道の駅とかで販売されているものは当たり外れが多いです。

もし購入する機会があったら、なるべく艶があって丸々としていて香りもあって黄色が濃いものが多分美味しいですよ!

「樹上完熟」の表記があるならほぼ間違いないかな。


そんな、それぞれ特徴ありすぎな国産南国フルーツのドライ達。

一つの袋に混ぜてたら、味や香りが移るんじゃなくて?

って思うかもしれません。
その心配を少しでも回避すべく、当店は注文を頂いてから袋詰めしています。
詰めてからお客様のお手元に届くまでの期間をなるべく短くすることで香りが移らないようにしています。

なので…賞味期限ギリギリまでとっておかずに、なるべく早めに味わっていただく事をおすすめします!

 

『出会ってしまったパッションりんご』を作った理由。

パッションフルーツの香り、大好きなんです。

他のフルーツには無い、一気に常夏に連れて行ってくれるようなジューシーで華やかな香り。

パッションフルーツ、生で食べたことある方はわかるかもしれませんが
「果肉」がほぼありません。
殻を割るとトロトロの果汁と、種がぎっしり詰まってます。

そのままドリンクに入れたりソースとしてアイスクリームにかけたり…っていう使い方が一般的で、ドライにしようという考えは、多分浮かびにくいフルーツです。

でもドライとしてなんとか商品化したい。だって美味しいから。
乾燥すると言えばするのですが、糖分の高い液体が元なのでベタベタ感がすごい。
これどうしよう…袋にこのまま詰めたら取り出せないよ…っていうか見た目が悪すぎるよ…

で、思いついたのが「他のドライフルーツで挟んでサンドイッチみたいにしてみては?」でした。

いろいろなドライフルーツを組み合わせてみました。

あんまり味に個性がありすぎるフルーツでサンドすると味がうるさくて美味しくなかったり紆余曲折。

しかも、パッションフルーツにも品種があり、よくある出回っている品種だと酸っぱいだけ…。

美味しいパッションフルーツに出会うのに、時間がめちゃくちゃかかりました。

最終的に、お互いがめちゃくちゃ良いバランスで美味しくまとまったのが、
青森県産のりんご『シナノゴールド』、甘酸っぱい系のリンゴです。

香りも味もグイグイ来る系・主張強めの南国のパッションフルーツと、みんなに好かれる甘酸っぱさ・雪国育ちの食べやすいシナノゴールド。
生い立ちが全然違うフルーツ同士がこんなに合うなんて。

実はこれ作るのめちゃくちゃめんど…いや、手間がかかって大変なので
一気に大量に注文が入ってしまってテンヤワンヤしないように夫婦二人の作業量を考えながら在庫を調整してます。
ので、しばしば売り切れになってることもあります。
材料があるうちは在庫復活するかもしれませんが…気になった時に販売中になってたらラッキーです!

まとめ

当店のドライフルーツラインナップのなかでも、特にこだわってるジャンル『南国系ドライフルーツ』について語ってみました。

沖縄をはじめ、鹿児島(の中でも離島)などの僻地で作られているものが多く気軽に現地視察にいける場所でもないし(行きたいけど)農家さんとつながる機会も少なくて、手に入れる時点で苦労しているので思い入れも深いんです。

そのぶん本当に美味しく仕上がってます!なにせ、元になるフルーツが美味しいから!

日本でもトロピカルフルーツが作られていて、しかも海外産のものよりめちゃくちゃ美味しい!

これがフルーツ本来の美味しさ!

っていうことを、当店の商品をきっかけに知ってもらえたらこんなにうれしい事はない!

と思って日々おいしい保存食を作っています。

 

【マルシェル 特売品】お得なセット!南国トロピカルMIX&パッションりんご

 



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