気まぐれ雑感

日々の出来事など気まぐれに書いていきます。

地震・断層

2008-07-24 11:09:52 | 学習
東北地方でまた地震が起きました。
岩手・宮城内陸地震が起きてまだ1ヶ月余。
それにしても最近地震が多いですね。次は我が地方かと不安です。
被害に遭われた方々には深くお見舞い申し上げます。

先日の福井大学の公開講座に参加して
原子力発電所の敷地内に断層が通っていると推定されていることを知り

どうして建設が許されたのだろうか?

 敦賀原子力発電所の北西側から水島にかけて、〈浦底断層〉が通っているらしいのです。

 1987年に稼動した2号機の建設時には、半径5Km内に他の断層がないことから原発側は浦底断層を「活断層ではない」と判断。
2004年の敦賀原発は3,4号機増設を国へ申請した際、浦底断層は「最近の活断層はない」と耐震性の検討をしなかったようです。
 ところが、2008年1月、渡辺満久東洋大教授・中田高広島工業大教授・鈴木康弘名古屋大教授の3人の専門家により美浜原電の調査等を酷評。
また、2008年3月国の新耐震指針の基準が引き上げられて初めて原電側は浦底断層を活断層と認めた。

エネルギー源としての原子力は必要であることに間違いないと思うが、人類を脅かすくらい危険な要素も多く持ち合わせています。
だからこそ、国はもちろんのこと、原発も真剣に考え判断していただくことを切望するものです。 

今回の公開講座で敦賀市樫曲の民間廃棄物処理場を見学だったが入口からの登坂の勾配がきつく、バスが登れないことで奥深い現場へは行かれなかった。

バスの中で説明を受けた。
処分場の場所は、敦賀市の市街地から北東に約3キロの樫曲地区。そこに違法増設が繰り返された民間廃棄物処理場がある。


各地から持ち込まれたごみは許可量の13倍(東京ドームの一杯分に相当)
環境ホルモンの疑いがあるビスフェーノールAを含む汚水が木の芽川に漏れ出し、福井県は「キンキクリーンセンター㈱」に措置命令を出したが、期限までに実行せず、2002年4月に倒産したのです。
今後抜本的対策工事として約102億円の税金が投入されることになる。102億円は国、県、敦賀市が費用を分担する。

102億円の税金がここで使われるのかと思うと腹立たしく思います。それだけかけて措置をしても汚染された漏水は止まるとも限らないのではないでしょうか。