goo blog サービス終了のお知らせ 

鎌倉彫

鎌倉彫の記録です

微妙な注意

2016-11-19 04:12:25 | 鎌倉彫
さて、この倶利 基本という図で考えると面倒な事があります。

1ミリ単位ではなく、0.*という僅かなずれが狂いの原因となってきます。

彫りの深さからもずれるし、幅の大きさからもずれます。今回は、あれ5ミリ残る・・・

 書き込んだ線で見てしまうとそういうこともありますね。
 線幅00.5ミリって随分ゆとりなんですが、斜面のバランスも片寄ると歪むしまあ。

彫る時の一番ポイントは、規定の長さ・幅を満足させながら進む事かな。
幅3ミリが出来たら次の所に残り幅4ミリを書き込んでいけば、ぶれないですね。

写した線は、目標であって彫り線にするとズレる気がします。

  


少しずつ確認して・・・

2016-11-13 21:10:40 | 鎌倉彫
倶利の彫りが続いています。

彫っている時の注意は、彫り線だけ信じないで確認をしつつ全体のバランスを見ながら彫りすぎない事と思います。

この図は、一つの幅も残り幅も全体に影響します。
反対に彫り終わって見ると、残り幅4mmの板面が綺麗な幾何学模様の様に六角形と三角・四角・十字模様になり気持ちの良い曲線がいいですね。

今回は、仕上げなので性格に似合わず、正確に深さを測り新規に作成したゲージで計りつつ彫り進めています。

 小生は、まず中の四角。三角のライン周囲の六角形の形・深さ・幅を整えてからワラビ手の曲線を残り幅4mmを確認して再度彫り線を書きこんでいってます。
 放射状に入れた基準線も重要な目標になります。

 最初から広く彫らずに書き込んだ線を残して内側目標の2mm幅程度にしておくと、確認して調整が1mmゆとりがあるので安心です。

 線幅はシャープペンで0.5mmあるのですが外側を彫り目標として残す。これだけで0.5mm幅があるので両側で1mmある訳です。
 線を残さず彫ってしまうと目標が無くなってしまうので彫りすぎの危険があります。
 線を少しずつ彫っていく時に、基準線に定規の上下のメモリを合わせて左右の残りを確認しつつ規定幅3mm・深さ3.5mmまで彫ってます。

  

 

 







一寸のつもりが。。。

2016-11-08 04:47:14 | 鎌倉彫
一寸彫ってから見て頂こうと思いつつ彫り進んでしまいました。

基準というか、基本線を何処に持って行くかで修正の可不可が出てしまいます。

小生は、幾何学模様の菱形・三角の形を決めてしまい、彫り幅の調整をしました。
放射線をしっかりと見れるようにすると綺麗に見えますね。

  


 ポイントは、切れにくくなったら豆に研ぐ事が一番かな・・・

 小刀を数本研いでおいて、交換しながらやってます。

治具

2016-11-07 02:41:25 | 鎌倉彫
ご訪問頂きありがとう御座います。
何かお役に立てば幸いです。

 今回は、倶利香合を彫っていますが、多分情報としては殆ど無いのかな・・・

 規定の彫り、深さ・幅と細かく彫っていかないといけないのでそのメモと思ってご覧下さい。

今回は、治具の紹介となります。

 □ 幅を確認するのに、多分定規を使用されている。
    これは、鉄砲串というのか、耳の付いている竹串を加工して幅を調べると便利です。

 □ 深さがどうしても計るのに難しいのですが、これも串先を薄く加工して必要な測定値の線を入れると一本で出来るので便利です。


   

 ■ 今回新しく作成
    左右均一に彫っていかないといけないのをどう調べたら良いか。
    子供が、オーブンで熱を加えて作品作りをしていた端材を加工。
    メモリを入れて、溝に入れると、左右のバランスが判る治具を作成してみました。
    線は、彫刻刀の小刀で罫描き線を入れ、鉛筆をこすって溝に墨入れして見やすくしたものを作成してみました。