心に輝く星たち“ORION”

★いつか心ゆくまで夜空に輝く星たちを眺めてみたい★

【「難病認定」されるということ】

2012-08-17 17:53:22 | 闘病記録(眼瞼痙攣)

厚生科学審議会の難病対策委員会(委員長=金澤一郎・国際医療福祉大大学院長)は、

2012年8月16日、都道府県が「新・難病医療拠点病院」(仮称)を整備することなどを

提言する内容の中間報告を大筋で了承し、

今後、法制化も視野に各論の議論を深める方針を打ち出しました。

新拠点病院の整備は、なかなか診断がつかない患者や、

治療経験のある医師が見つからない患者が、専門的な治療を受けられるようにすることが狙いです。

そして、医療費助成の対象疾患について、範囲の拡大も含めて見直す必要性あり、と言及しました。

「より公平に対象疾患を選定する必要がある」とする一方で、

「治療成績などの面で状況の変化が生じた対象疾患については、

引き続き対象疾患として取り扱うことが適当かどうか定期的に評価し、

見直していくことも必要」とも指摘しており、一部は、対象から外れる可能性もあるということ。

 

『眼瞼痙攣(がんけんけいれん)』も、難病こそ認定されていませんが、

この病気は、治療法が確立されていない、正しく、“難病”の一つです。

症状が重い日が続けば、学校を休みがちになって勉強がついて行けなくなり、

仕事が休みがちになれば、このご時世、退職せざるを得なくなり、

更に症状が重くなれば、家から一歩も外に出れなくなって、引きこもりになり。

 

症状が重いときに、必ず思うこと。

それは、“何で、こんな病気になったんだろう”。

“いつになったら、この病気から解放されるのだろう”。

“これから先、どうやって食べていこう。どうやって、生きていこう”。と。

そして、そこで思うことは、“「難病認定」を受けた患者と、

「認定されていない難病」と闘う患者とは、“どの点が、どう違うというのか”。

“私たちの苦しみは、難病認定された患者よりも、軽いということなのか。”と。

少し、BADな考え方に支配されてしまいます。

これではいけないと、自分に言い聞かせ、毎日、自分自身と闘っています。

 

難病対策委員会の皆様には、是非、この病気の怖さをキチンとご理解いただきたいと思います。

 

今後の難病対策委員会の活動に期待します。

 

資料:

厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/


【体罰・虐待 その後の影響について】

2012-08-16 18:04:51 | 闘病記録(眼瞼痙攣)

2012年7月2日、米小児科専門誌「ピディアトリクス(Pediatrics)」に、

「子どもの時に尻や体を叩かれるといった体罰を受けたことがある人は、

そうでない人よりも、成人後に気分障害や不安障害、依存症などの

精神疾患で悩まされる可能性が高くなる」、との論文が発表されました。

そして、同年8月1日の英学術誌「Neuropsychopharmacology(神経精神薬理学)」には、

「子どもの頃に虐待されたり、虐待の場面を目撃したりすると、脳の構造が変化し、

その後の人生でうつ病を患ったり、薬物を乱用したりする恐れが出てくる」、

との論文が発表されました。

 

研究成果としては、非常に意義のあることだと思いますが、これらの研究発表は、

考えてみれば、実に、当たり前のことではないでしょうか。

 

体罰や虐待を受けた子どもの多くは、虐待をした人を、何十年も恨み続け、

深い悲しみや憎しみ、絶望感を抱きながら、その後の人生を送ります。

 

一度受けた傷は、そう簡単に癒えるものではないのです。

 

体罰や虐待が、どれだけ、その被害者の人生にBADな影響を及ぼすか。

 

今後は、被害者のケアについてのさらなる研究が重要になってくると思います。


【ロンドンオリンピック 閉幕】

2012-08-14 13:37:55 | 闘病記録(眼瞼痙攣)

世界中を歓声の渦に巻いた、「ロンドンオリンピック」が幕を閉じました。

 

今回の「ロンドンオリンピック」でも、日本人選手、大活躍でした!

なでしこジャパンも銀メダル獲得。

内村航平選手はじめ、体操男子も、卓球女子団体戦も、大健闘!

そして、柔道。日本柔道界では、「金メダルが当然」と言われているだけに、

今回の銀メダルは、無念だったでしょう。それでも、銀メダルです。素晴らしいことです!

日本中が勝利に興奮し、湧き上がりました。

 

私の中での今回の「ロンドンオリンピック」で、一番印象に残っている試合は、

男子400メートル準決勝です。

このレースには、ただ一人、義足を装着した選手が参加しました。

名前は、南アフリカ代表、「オスカー・ピストリウス」選手。

ピストリウス選手は、生後11カ月で、両ひざから下を切断し、試合では、

カーボンファイバーの義足を装着して走ります。

勿論、両脚が義足で、オリンピックの陸上競技に出場した選手は、今回が初めてです。

ピストリウス選手が、オリンピックに出場することのなるまでには、長い道程がありました。

カーボンファイバーの義足を装着して走ることで、地面を蹴り上げる力が増し、

他の健常者が不利な結果になる恐れがあるとして、一時は、

オリンプック出場を断念せざるを得なかったこともありました。

そして、迎えた男子400メートル準決勝。

結果は、残念ながら、2組8着に終わり、決勝進出にはなりませんでした。

けれども、ピストリウス選手は、レースを振り返り、

「準決勝で走るのが目標だったから悔いはない。支えてくれたすべての人に感謝したい」と。

 

ピストリウス選手は、「両脚が義足」というハンディがありながら、

全くハンディと思わせない、健常者の人と同等に生きようとする、強い意志があります。

 

“今の自分を認め、自分ができる最大限の努力をする。”

そんな強い人間に、私もなりたい。


【日航機墜落事故から27年】

2012-08-13 00:33:24 | 闘病記録(眼瞼痙攣)

27年前(1985年)の8月12日、乗客乗員524人を乗せた、羽田発大阪行き

日本航空123便(ボーイング747SR-100型)が、群馬県上野村の御巣鷹山に墜落し、

乗客乗員524人の内、520人が死亡するという大惨事がありました。

事故の原因は、ボーイング社の修理ミスで、客室と機体尾部を隔てる

後部圧力隔壁が破壊され、操縦不能となり墜落したとされています。

 

この大惨事の犠牲になった方たちの遺族は、毎年、御巣鷹山に慰安登山しています。

それも、もう27年目。

 

あの日航機墜落事故を機に、航空事業の安全性について、国に働きかけをしていた人たちも、

残された遺族の方たちも、高齢になられてきています。

 

このような大惨事は、二度と起こしてはならず、そして、決して、風化させてならないものであり、

次世代へと引き継がれるべきものです。

 

この大惨事から、命の尊さを学びました。

 

今、こうして、無事に生きていられることを、ありがたく思います。

 

亡くなられた皆様のご冥福をお祈り致します。

 

資料:

横山秀夫・著 『クライマーズ・ハイ』 文芸春秋

映画『クライマーズ・ハイ』公式サイト

http://bd-dvd.sonypictures.jp/climbershigh/

 

 


【福島原発事故 その後の生態系への影響について】

2012-08-12 11:35:55 | 闘病記録(眼瞼痙攣)

2012年8月9日、「Nature Publishing」において、大瀧丈二琉球大准教授らの研究チームが、

福島第一原発の事故発生によって放出された放射能物質の影響によって、

ヤマトシジミ(学名:Zizeeria maha)が、生理的な遺伝子の損害を引き起こした、

という研究成果を、発表しました。

 

2011年5月に福島地域で最初のヤマトシジミの成蝶を集め、調査研究した結果、

その幾つかは、比較的穏やかな異常を示したが、

採取した最初のヤマトシジミのメスから生まれた第1世代子供たちは、

より厳しい異常を示し、それは、第2次世代生成によって受け継がれていた、とのこと。

 

今回の調査研究発表は、蝶に限ってのものなので、他の生態への影響が

どれだけのものだったのかについては、今も、公表されていませんが、

“影響が、全くなかった”とは、今回の発表で、断言できなくなりました。

 

国としても、今回の研究発表を真摯に受け止めていただき、特に、

人体へ及ぼす影響については、早急に、対策を講じていただきたいと思います。

この問題は、今、この世代のことだけでなく、次世代にも、また、

その次世代にも影響していく問題なのです。

 

早急の対応を、国に求めたい。

 

資料:

Nature Publishing 

The biological impacts of the Fukushima nuclear accident on the pale grass blue butterfly

http://www.nature.com/srep/2012/120809/srep00570/full/srep00570.html