心に輝く星たち“ORION”

★いつか心ゆくまで夜空に輝く星たちを眺めてみたい★

【“繊維筋痛症”発症】~診断が下るときsecond half~

2013-02-19 19:26:28 | 繊維筋痛症について

◆2012年11月上旬

担当医が下した診断は、“繊維筋痛症”。

 

それは、私にとっては、全く聞き覚えのない病名。

そして、そもそが、診断結果が出るとは思いも寄らなかった私。

 

“特に異常なし”ではなかったのか?

 

少し混乱する頭を意識しながら電車に揺られ、

我が家へと急ぎました。

 

家に着くと、まず、書棚にある「家庭の医学」を開きました。

“繊維筋痛症”

“せんいきんつうしょう”

え?「家庭の医学」には載っていない?!

 

今度は、インターネットで調べてみることに。

“繊維筋痛症”

今度は、あった。

病名で検索すると、次々と出てきました。

この病気の症状や治療について。

そして、私と同じように病魔と闘っている人たちのブログなどが。

 

沢山の情報が私を支配し、

そのうちに、“混乱”から“動揺”へと変わっていく私。

 

“どうしよう!”

“治るだろうか?”

“これからどうなる?”

“仕事は?”

“家族は?”

 

“繊維筋痛症”という病気を知ったのは、この時が始めてでした。

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【“繊維筋痛症”発症】~診断が下るときfirst half~

2013-02-14 22:31:45 | 繊維筋痛症について

◆2012年11月上旬

夜間診療に駆けつけてから2日後に、担当医による診察がありました。

本当であれば、その日は、診察後の経過を診るためだけの日のはずが・・。

 

受付機で予約確認を済ませ、待合室に。

待合室には、いつもと変わらず、順番を待つ患者でいっぱいでした。

 

“全ての検査の結果は、「特に異常なし」。”

“では、何故こんなに痛む?息苦しい?”

“でも、何にも心配することない。”

“命に関わる大変な病気じゃないことはたしかだ。”

“それが、せめてもの救い。”

 

名前が呼ばれ、診察室へ向かう患者たち。

一杯だった待合室は、ひとり減り、ふたり減りと、

待合室の椅子は、空席が目立ち始めました。

 

“もしかしたら、順番が間違っているのかも。”

受付の看護士の人に確認してもらうと、

「もう少しお待ち下さい」とのこと。

 

診察予約時間を随分過ぎてから、診察が始まるのが常。

そして、更に時間が経ち、気が付くと、

待合室に残ったのは、私だけに。

 

“それにしても、随分と待ち時間が長い。”

“もしかしたら、何か、トラブル?”

“今日は、その後の経過を診てももらうだけのはずなのに。”

 

やっと、私の名前が呼ばれ、診察室に向かいました。

診察室に入ると、まず、先日の状態からその後変化があるかどうか、

今の症状はどうか聞かれました。

私は、現状、あまり改善されずにいることを伝えました。

いつもならば、処方箋についての説明や次回の予約取りに進むところ。

けれども、続いて、担当医から意外な、そして衝撃的な説明がありました。

 

「心電図、胸部レントゲン、血液検査。どの検査結果も異常はありません。」

「けれども、全身に激しい痛みがある。」

「これは、“繊維筋痛症”という病気です。」

 

“せんいきんつうしょう”?

 

 

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【前兆season18】~後2日で判る真実~

2013-01-28 22:47:23 | 繊維筋痛症について

◆2012年11月上旬

仕事からの帰り、駆けつけた掛かり付けの大学病院での

血液検査と心電図の結果は、“特に異常なし”

 

“特に異常なし”

 

本当に身体に異常はない?

なぜ、全身が痛い?

なぜ、こんなにめまいや動悸がする?

 

「これ以上の検査や診察ができない」との説明を受け、

最終の診断は、2日後に予定されている担当医の診察で行うことに。

 

“本当に、2日後に、診断が下る?”

 

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【前兆season17】~“痛み”を裏付ける根拠~

2013-01-24 22:39:37 | 繊維筋痛症について

◆2012年11月上旬

掛かり付けの大学病院の夜間診療の窓口で名前を告げると、

救急のベッドに案内され、数名の担当医が診察をしました。

 

「痛さの度合いはどのくらいですか?」

「最大が“10”だとすると、今はどの位ですか?」

「一番痛い所はどこですか?」

「他と比べて、そこはどの位ですか?」

 

“痛み”は、患者本人にしか判らず、

一つ一つ担当医の質問に答えていく意外、

今の症状を伝える方法はありませんでした。

 

“激しい全身の痛みはどこから来るのか?”

“なぜ、痛むのか?”

“どこが悪いのか?”

“本当に悪いところはあるのか?”

 

最終的に、この“痛み”を客観的に裏付ける根拠は、

血液検査や心電図等の“検査結果の数字”のみ。

全ては、検査結果次第ということになりました。

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【前兆season16】~苛立ちと孤独~

2013-01-20 20:06:18 | 繊維筋痛症について

◆2012年11月上旬

その日は、朝から胸痛と動悸、息切れ、そして、脚の激痛がありましたが、

何とか出勤し、やっとの思いで一日の業務を終え、最寄りの駅に向かいました。

 

会社から駅までの10分足らずの距離は、とても長く、

その何倍もの距離のように思えました。

 

後ろからは、仕事を終えた人の群れが私を追い抜き、

どんどん坂を下っていきます。

 

“あと少しだ!”

“このまま気を失ったら、どうなるだろう?”。

“イヤ。ダメだ!もう少しだ!”

 

坂を少し下ったところから、いくら歩こうとしても、

足が思うように動かなくなりました。

“これ以上歩けない。”

“もう無理だ。”

“病院に行こう。”

 

結局、その夜、掛かり付けの大学病院の夜間診療を受診することになりました。

 

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