ダムの奏でる

笹生川ダム

笹生川(さそうがわ)ダム

 重力式コンクリートダム

 九頭竜川水系真名川 福井県大野市

 訪問日 2024/7/7

 

 雲川ダムから雲川を下り中島発電所を通り過ぎ、笹生川を遡ると笹生川ダムに到着します。堤高76m、堤頂長215m、1957年竣工。
 笹生川ダムは1965年(昭和40年)に奧越豪雨に直面します。記録的な豪雨により異常洪水時防災操作を行いますが、豪雨は続きダム側面から洪水が越流しました。その後危機は脱しましたが、洪水吐機能が見直され、1977年(昭和52年)にはトンネル式の余水吐を増設するなど堰堤改良事業が完成しました。
 構内は立入禁止で、右岸から眺めるのみとなります。危機的状況に陥った堤体かと思うと感慨深いものがあります。上流側に歩くと増設された余水吐があります。その先に監視所。ダムカードを頂く際、職員さんが豪雨の事を説明してくださいました。余水吐は「手摺を越えなければ見ていいから」と仰られました。「手摺を越えたら湖に落ちますがな」と心の中で突っ込み、ゆっくり見学させていただきました。

 


右岸からの下流面

 


ゲート部をアップ

 


河川維持放流

 


右岸脇からの下流面

 


右岸フーチングを見下ろす

 


右岸からの天端  立入禁止

 


ダム銘板

 


天端を覗き込む

 


下流方向を眺める

 


右岸からの上流面

 


余水吐きから上流面を眺める

 


ダムカードによれば、「ローラーゲート×3門(常用洪水吐)」

 


『笹生川ダム湖』を望む

 


増設された余水吐  ダムカードによれば、「ローラーゲート×2門(余水吐)」  余水吐と洪水吐の使い分けがされています

 


余水吐のローラーゲートを見下ろす

 


ゲートピアを見上げる  水の反射が揺らめく

 


竣工記念碑と余水吐

 


監視所

 


説明板  本当に働きものだと思います

 


余水吐トンネルの出口が見えるところはないかと探しましたが、樹が茂りすぎて見えず  その付近の警報板

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