愛川第1発電所見学会
見学日 2024/6/12
石小屋ダムを見た後、10時ちょっと過ぎに受付いたしました。開始間際で見学者が少なかったせいか、私一人に職員さんお一方が付いて下さいました。ヘルメットをお借りし、資料を頂き、まずは会議室で愛川第1、第2発電所の概要レクチャー。発電所の規模、水の総合運用など。
続けて発電所内を歩いて見学。発電電動機室でパネル、模型を使いながらの説明でした。続いて調速機、水車制御盤。発電機は、14極の回転子が毎分429回転に調速され、50Hzの交流となります。位相を合わせたところで送電線に繋げるなど、興味深い説明がありました。発電機制御盤では、愛川第2発電所の電力も併せて制御しているとのこと。
発電機の冷却装置は、ものすごい騒音。水圧鉄管、入口弁は模型を使って複葉弁であるとの説明。最後に主軸が回転している所。こちらも模型を使ってガイドベーンの調節について説明していただきました。愛川第1発電所は、ピーク式という事で電力需要の多い時間帯に稼働させます。この日は午後には停める予定とのことで、回転しているところを見る事が出来、ラッキーでありました。発電機の上下の軸と回転子は、大変厳しい精度で組立てているとの事で、その数値に驚愕しました。大変、勉強になる勉強会でした。最後にアンケートに回答し、発電所カードを頂きました。
このような企画をしていただきました、一般財団法人かながわ水・エネルギーサービスの皆様に、感謝、お礼申し上げます。ありがとうございました。
会議室の様子 一人で説明を受けました
ダム、発電所の説明図
建屋の天井 大型機材の搬入時などは開くという
発電電動機室を上から
発電電動機室に来ました 発電機の上の部分は励磁機といい回転子のコイルを励磁します
水車発電機断面図 発電機を模型を使っての説明 水車は縦軸フランシス水車
調速機、水車制御盤 回転数は429r.p.mになっていました
発電機制御盤 愛川第2発電所の電力も併せて制御しています
冷却器 ただ、ただ騒音
水圧鉄管 内径1.8m~3.0m、長さ約263m
入口弁の説明 複葉弁の模型
発電機主軸 回転中
模型を使ってのガイドベーンの説明
見学を終えて外へ 暑い
説明板、水利使用標識など
愛川第1発電所と宮ヶ瀬ダム