ダムの奏でる

蓮ダム

蓮(はちす)ダム

 重力式コンクリートダム

 櫛田川水系蓮川 三重県松阪市

 訪問日 2024/6/17

 

 4月1日からダム印を配布している中部管轄14施設のうち、未訪問だったのが蓮ダム。三重県松阪市、二十年程前に出張で行ったりして遠い所だという印象でした。そんな所にマイカーで行くなんて。朝5時出発、高速三時間、一般道一時間のおよそ四時間で到着しました。意外と近いのかも。事前に見学の予約をしておきました。
 まずは、下流にある吊橋から堤体を眺めます。先週、宮ケ瀬ダムを見たばかりなので巨大さはあまり感じませんが、重厚感はしっかり伝わってきました。4門のクレスト、ラジアルゲートの存在感が大きい。次は上流側へ行き、上流面を眺めます。修理用ゲートの青が目を引きます。
 そして、天端を往復歩きます。堤頂長280mを、下流や上流を眺めながらのんびりと。お終いは、左岸にある展望台からダム一帯を俯瞰。毎回思うのは、人間は凄いものを造るなぁ、という事。

 そうこうしているうちに11時、見学の時間です。見学室からスタート。紹介ビデオを見てから操作室へ。モニタとダムコンの併用。発電所へ流量は毎秒2立米、下流の両郡水位局では毎秒5立米を維持などなど。次は、堤体天端へ。ラジアルゲートとローラーゲートのメリットデメリットなど。ご説明頂いた方は、各地のダム設計に携われたとのことで、興味深いお話をして下さいました。長野県南部にもいらしたことがあったそうで、小渋ダムのキャットウォーク補修もされたそうです。エレベータでゲート室へ。オリフィスもラジアルゲートですが、こちらは油圧です。全停電の際は、人力で開閉しなければならないとか。お終いはダム直下、見学台へ。あっという間の一時間でした。ダム印を頂いて、蓮ダムを後にいたしました。蓮ダム管理所の皆様、ありがとうございました。
 お昼は、道の駅『飯高駅』で蓮ダムカレー。

 


下流に架かる平瀬橋から

 


クレストゲートをズームアップ

 


左岸からの下流面

 


左岸脇からの下流面

 


左岸からの天端

 


左岸からの上流面

 


皿谷橋から眺める

 


取水設備とゲート部  手前に表層曝気循環装置、現在水質が良いので稼働していないとのこと

 


減勢工を見下ろす

 


下流方面を眺める

 


ダム湖『奥香肌湖』

 


右岸からの下流面

 


右岸からの天端

 


右岸脇からの上流面

 


インクラインと艇庫

 


展望台からの俯瞰

 


クレストゲートの銘板

 


蓮ダム管理所

 


見学室  この日の見学者は私一人

 


クレスト、ラジアルゲートの故障についてお話しいただきました  トラニオン(回転軸)が固着するとどのように破損していくか

 


堤体内エレベータを降り、主ゲート室へ  監査廊は鍾乳石などがなくきれいだという

 


ゲート室  オリフィスゲートの油圧シリンダ

 


堤体直下から

 


減勢工を間近から  鯉が一匹泳いていたが、非常に珍しいとのこと  下流から登って来たのでしょうね

 


道の駅『飯高駅』レストランいいたかの蓮ダムカレー、夏バージョン  ホワイトカレーはマイルドで香ばしい

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