HERE,THERE&EVERYWHERE

恩田陸さん、大河、競馬、旅行などの趣味など徒然なるままに書いています。コメントなどいただけるとMsiさん喜びます(笑)

天皇賞(春)予想。

2005-04-28 21:16:48 | あぁ栄光は何処にある。
まぁね。馬券を買うコト自体には興味がないから、ホントは予想もなにもないんだけど。。

天皇賞(春)
3連復→ヒシミラクル・ザッツザプレンティ・リンカーン で!!

そんな目で見ないでください。。

2005-04-28 19:06:26 | Msiの徒然なるままに。
 この季節、街頭で「緑の羽根」募金とか見かけるとコワくなるMsiです(^^;
(もちろん募金の趣旨にもよるけど)募金自体は結構する方だとは思うんですけどね。理由はまぁ、カワイイ女子高生が呼びかけているからだとか、小学生達が必死に大声を出しているからだとか、そんなトコだけどさ(笑)。でも、偽善でもしないよりはいいと思うし。
 じゃあ、何がコワイかというと…募金せずに通り過ぎたとき。コワイというよりは「申し訳ない」といった方がいいかな?
 さすがにね、全部の募金箱に入れてるワケにはいかないじゃないですか(^^;。例えば街で買い物してたとして、2ヶ所で入れるコトはあるかもしれないけど3ヶ所はまずありえない。
 でも、Msiも子供の頃何回かやったコトあるから分かるけど、募金呼びかける方(特に子供)は必死なワケですよ。必死に頑張ってる割にはむくわれない(泣)。世間のきびしさを知るワケです。そんな思いが分かるだけに、本当は入れてあげたいんだけどムリな時は(うぅ、ごめんなさい。。)と謝りながら通り過ぎざるを得ないというね(ToT

 そんなワケでこの「緑の羽」や年末の「赤い羽根」の季節がコワイMsiです。
 募金を呼びかけている皆さん、たとえ目をふせて通り過ぎてもそんな目で見ないで下さい(苦笑)
 あ、でも「募金」と何が違うかといえばよく分からないけど、「カンパ」という響きは妙に嫌いだったりします。

『義経』第16話 「試練の時」

2005-04-27 19:42:11 | 大河義経記。
養和元年(1181年)7月20日 天気:たぶん晴れ
「きょう、兄上から大工の馬引きをめいじられてしまいました。なんで弟のそれがしがそんな役をしなければならないのか不思議でしたが、まだてがらも立てていないので仕方ないかなぁ、とおもいました。弁慶たちもおこっていましたが、「じゃあみんなでがんばって出世してみせよう!」と言うことにおちつきました。はやく戦がしたいです」byくろうよしつね
 →Msiから九郎くんへ。
『九郎クンはとてもプラス思考でいいですね。でももう少し他人の立場になってみてもいいかな?頼朝君がどうしてそんなコトを言わなければいけなくなったのかを考えてみるコトも先生必要だと思いますよ?何はともあれ、もう少し漢字のお勉強をしてくれると先生うれしいです」

……だめだ(笑)。↑の文章、書いてる途中で恥ずかしくて逃げたくなってきた(^^;

ところで気づいた方も多いとは思いますが。

馬引き事件、半年以上前倒しだよ。

この出来事、本来は1181年7月のコトだったのです。というコトは既に清盛はこの世に…ってな話なんですけどね。まぁドラマ構成上仕方ないコトなんだろうけど。


はい、そんなワケで第16話「試練の時」の感想をようやくUpできました。

今回のMsiの感想は…
「あぁ、義経主従のかなしき勘違い」
「頼朝、ウチは磯野家だったのかと嘆く」
「宗盛、実は清盛にかわいがられてるのでは」の三本です。

■「鎌倉殿の弟というだけでは人の上には立てぬということぞ」と言う義経。「今の自分は鎌倉殿の一御家人にしかすぎない」とも。(おいおい、いくら何でも義経ものわかり良すぎじゃないか?)との思いはあるけれど、そこはドラマとして目はつむりましょう。
 状況認識としてはあっている。
 なのに。ここから義経主従の勘違い(というには酷かも知れないけど)が始まってしまうのです。
 「だったら誰からも文句のないぐらい立派な手柄を立てて、鎌倉殿に認めてもらおう!!」
 そうじゃないんだよ、鎌倉殿の弟だからこそ、目立つコトを控えなければならないのだよ。君達にその気がなくても、既に君達は「政というゲームの中で一つのコマ」になってしまったのだよ…。
 司馬遼太郎『義経』の中で大江広元が「義経の側近にはしかるべき訳知りの人材がおらず、それがおそらく義経の致命的な弱点となるであろう。鎌倉に工作しようにも、手づるも持たず、方法も知らない」とあるけど、まぁそういうコトなのでしょう。

 ちなみに、大河『義経』に限ったコトではないのだけれど、義経は「実は源氏は同族内で思いっきり血を流しまくっている一族」だというコトを知らないのだろうか?という疑問もあるんですけどね。ある意味で、義経がなぜあそこまで頼朝を信じられるのが不思議といえば不思議です(^^;
 まぁ、「ドラマ」として見る分には構わないんだけどさ~(笑)。。

 ところで未だにもう兄の一人、源範頼が登場しないんですが(汗)今回あたり1シーンでも出してもいいんじゃないかと思うんですけど。。
 あと、実兄の今若(阿野全成)、乙若(義円)はスルーですかい(>_<)?1181年時点で討死している乙若はともかく、今若はふつうに頼朝陣営にいるはずなんですが。。しかも政子サマの妹を娶っているはずなんですが。。
 …スルーですかい(汗)??
 
 そういえば今若って、Msiの住んでるN市を領地にしていたんですよね。「近すぎてなかなか行く気になれない」ってコトもあるんだけど、車で30分も走れば「北条義時の墓」とかそこら中に関連の史跡モノがあるってのに一度も見たコトのないものばかり(^^;
 せっかくだから『義経』を機会に見に行こうかなぁ。

 
 ぐは、ここまでで大分長くなってしまった!!
 以下は手短に。。


■そうです、細かいコトは抜きにしてやっぱり頼朝はマスオさんだったのです(笑)。まぁ波平(時政)、サザエ(政子)、カツオ(義時)ぐらいしかいないけどさ(^^;
 でも今回とか見てると、結局頼朝と北条の関係というのも「天皇家と藤原氏」「天皇家と平氏」と変わらないんだなぁ、とつくづく思ったりします。
 
 今回(多分出るだろなぁ)と思ってたらやっぱり出たセリフ!!
 頼朝母が昔言っていた「そなたが本流。嫡出じゃ」を引き合いに出して、主君と家臣のけじめを示せと迫る政子に、頼朝もいよいよブラック化してきました(笑)
 まぁ、頼朝自身も遅かれ早かれブラック化しなければならないコトは自覚していたと思いますがね。あ、髭を生やした中井貴一を見るとおもわず「御館様(武田信玄)だ…」と呟いてしまいます(^^;
 

■一方、福原の清盛は世間や一門内をみて京への「都返り」を決断。結局、福原は「住めば都」にはならなかったようで。。やっぱり「都人」には都以外の土地は異世界であったようです。
 たしかに清盛自身は宋との貿易をすすめるなど国際感覚も持ちあわせていますが、いかんせん従来の公卿社会システムが政権基盤になっているコトを考えると、やはり都を離れての政権維持は難しかったんだろなぁ。
 
 さて、相変わらずへなちょこの宗盛ですが(^^;、別に清盛は嫌ってるワケじゃないんですけどね(^^;
 たしかに亡き重盛や弟たちに比べれば有能とは言いがたい。公卿としてなら悪くはないんだろうけど。戦国時代でいえば大内義隆みたいなタイプなんでしょうかね。
 とはいえ清盛自身それは承知で跡継ぎにしているワケで。「一門の跡を継ぐべき者がそんなコトでどうする」と諫めるシーンでも、それはそれで跡継ぎをしっかりと育てなければという姿にも見えます。


■…と、今回はこんなトコかな?
 義経と静はいきなりあんな仲になったんだ?とか、政子サマ、それはス○ーカーではないですかい?と思ったりはするけれど(笑)
 梶原親子もでてきましたね。
 あと白拍子姿の石原静にはまだ抵抗があるけど、着物姿はやっぱカワイイかも、と(笑)。ただセリフが聞きづらいところは難だなぁ。
 
 

似て非なるもの。。

2005-04-26 18:35:50 | Msiの徒然なるままに。
 「世の中に自分と似た人間が3人はいる」と言うけれど、自分と同姓同名、漢字まで同じという人間に出遭う確率とはどれくらいのものなのだろう?まぁネットで検索するとか電話帳で調べるとかすれば簡単なのだろうけど、それはあまり気分のいいものではないのでやめておく(^^;
 あくまで「偶然の出逢い」でだ。

 と、ここまで話を引っ張っているのだから。Msiは当然その経験があるワケです。

 あれは2~3年前、フラリと立ち寄った古本屋。何気なく本棚を見ていると、そこによく知った名前を見つけたのでした(笑)
 (あ、自分がいる…)
 おもむろに棚から抜き取ってみて、表紙を見て、Msiは軽くヒきました。
 そこに描かれていたのは70~80年代あたりのものと思われるホラーマンガだったのです(泣)
 ヒくというよりも、なんとなく軽く泣きたくなりました。見なければよかったと思いました。黙って棚に返しました。

 その古本屋へは今でも年に2~3回行くのですが、あのマンガは未だ残っているのでしょうか?
 もしかしたらまだ棚の中で、誰かに引き取られる日を待っているかもしれません。
 でも。少なくともMsiにはそれを引き取る勇気はありません(^^;


PS.今日の日記とは関係ないけど、録画しといた今週の『義経』をまだ見ていない…。
   早く見て感想書かなきゃなぁ(>_<)


 

『上と外』感想

2005-04-25 19:45:19 | 恩田陸という停車駅。
 週末に購入した『上と外』。最終巻「みんなの国」を読んでいて、不覚にも涙が滲んできた。それまでの5冊を読んでいてわかってはいるのだ。この物語は他の恩田作品ワールドとは異なった性質を持っている。いわゆる「正体の知れない怖さ」はあまり感じない。「恩田陸的少年少女冒険小説」というべきだろうか。だから、物語のクライマックスもおそらくバッドエンド、あるいは「得体の知れない曖昧さ」にはならない。というか、なられたらそれこそ困る。主人公たち家族のコトにしても、(最終的には…なるよなぁ)というのも予想はつく。
 と、だいたいはわかってはいるのだ。
 …が。
 それでもMsiは頭の中で叫び続けていた。

がんばれっ練!!千華子!!

 もうね、「この小説を一言で説明しなさい」なんて設問があったとしたら、Msiは迷いなく↑のように答えます(笑)。深く読もうと思えば、練のじいちゃんについてだとか、ある一つの家族のあり方だとか、「かれら」のいう『木々の茂る所に生きる者の国』だとか、色々と考えてみるところはあるとは思います。でもね、Msiとしてはこの小説は単純に楽しんで読めばいいんじゃないかな?と。
 まぁもっとも、これほど他の恩田作品とテイストが異なるとそれはそれで(恩田さんが当初書きたかったものとは違う形になっちゃったのかなぁ?)という思いもなくはないんですけどね(^^;

 ちなみにMsiが好きなのは、お決まりかも知れないけど練と千華子の再会シーンです(^o^)

 そんなワケで、いわゆる「恩田テイスト」を求めている人にとっては少し物足りなさを感じるだろう作品なのは否めないけど、でもMsiはストレートに楽しめるこの『上と外』はかなり好きだなぁ。いっつもいっつも『ユージニア』のようだと頭が大変ですから(苦笑)
 …むぅ。『ユージニア』か。感想書けるのいつになるんだろう(^^;


 ところでこの作品を読んでいて、ゆうきまさみの漫画『パンゲアの娘~KUNIE~』を思い出したのですが、知ってる人います?? メチャクチャ壮大な規模の物語構想であったにも関わらず、5巻で打ち切りになってしまった幻の作品。
 もしあの作品が最後まで続いていたら、この『上と外』と少し似た部分も出てきたのかも知れないなぁ。
 

空。

2005-04-24 23:28:12 | 平凡なる映写堂。
 こんばんは。夕方から所用のため、ただいま帰宅です。
 さて、唐突ですが当blogと相互リンクをさせていただいているbourgeonさんのブログにある空写真に触発されて、Msiさんも空写真を撮ってみました。だが、これがなかなかに難しいのすよ~(^^;。うぅむ。まぁ比べるのも申し訳ないぐらいヘタッピですな(笑)
 ちなみに1枚目はMsi家の2階窓から撮った空。んで、2枚目は空とは言いがたいけどもほぼ同時刻に家のすぐ側にある堤防で撮ってみた風景です。
 まぁね、上手い下手は別としてもMsiも空を見るのはキライじゃないんで(^^;。東京まで新幹線通学してた頃は、片道1時間ボケーっと空を眺めながらあれこれと妄想にふける日もしばしばでしたからねぇ(笑)。
 なかなか興味ぶかいものですよ?

 そんなワケでまた来週あたり撮ってみようかなぁ。。

 PS.昨日、清水エスパルスが今季初勝利で最下位脱出!! わ~い♪♪


第6話『七夕の秘密』 ~TV版六番目の小夜子 vol.8~

2005-04-24 16:30:50 | 恩田陸という停車駅。

【六番目の小夜子ヒストリー 第6話『七夕の秘密』】


 「わたし、先生を待ちます。
   サヨコはいいんです、いなくても。
             先生を、待ちます」――玲




■佐野美香子にとっての「サヨコ」とは。
 →前回Msiは「彼女にとっての『四番目のサヨコ』はまだ終わっていない」と書きました。
 当時彼女は「サヨコ」が原因で学校を長期欠席し留年するまでになりました。でも一方で留年した結果、理科教師をめざすきっかけともなった黒川と出会うコトにもなったワケです。
 その意味で、彼女は「サヨコ」に対して複雑なものを持っていたのは間違いない。
 ただ、それはそれとして、彼女は当時自分の意思で「サヨコにならなかった」けれど、心のどこかに(もしサヨコをやっていたら…)という思いもあったのではないでしょうか? 
 表面上は否定しているけど、多分彼女は「あの時選ばなかった道」を歩いている自分の姿を玲や沙世子の中に見ている。そして秋に対しては「あの時選んだ道」を歩いた自分と似たようなものを感じている。そういった色々な葛藤の思いが、時折彼女の見せる表情に表れているのではないでしょうか?
 
 そして今回、彼女にとっての「サヨコ」はようやく完結しました。
 ラスト黒川に「ちゃんと伝えたから」とのセリフ。
 「四番目のサヨコ」の実体を「今のサヨコたち」に伝えると同時に、彼女自身も玲達を見ていて「サヨコ」を本心から肯定的に受け取るコトができた。その象徴が屋上で彼女の方から玲に手をさしのべたシーンでしょう。
  
 ところで、佐野本人は「黒川=サヨコのしかけ人」と分かっていたのでしょうか?
 具体的な根拠はないけれど、Msiは今回の教育実習を通じて彼女と黒川の間に「暗黙の了解」が出来たのではないか?と思います。「サヨコシステム」について説明する沙世子を前にした彼女の表情から、まだこの段階では全てを理解していたとは考えにくい。でもその後7月7日まで彼女自身も気がついたのでは? 
 もちろん、本来ならば彼女はサヨコのしかけ人でもある黒川を恨んでも当然の位置にいます。
 でも、彼女自身が「サヨコ」の存在そのものを肯定的にとらえられるように気持ちが変化した結果、あのようにお互い「暗黙の了解」が出来るように至った、と。Msiはそんなように考えています。


■玲にとっての「サヨコ」とは。
 →今までの玲の言動、それに第11話で自身でも言っているとおり、玲は「普通の女の子である自分が「サヨコ」を演じるコトで、特別の、別の誰かになれる気がした」から「サヨコ」を続けるコトにこだわっていたワケです。沙世子と出会って2人で「サヨコ」をやることにはしたけれど、根底にはその思いがあった。
 でも、この6話で佐野が「(結果として)「サヨコ」を通じて教師になろうと思った」と話すのを聞いて、彼女にとってのサヨコの意義が少し変わったのではないかと思います。
 これまではサヨコを演じるコト自体が目的だった玲が、「サヨコという一つのコトを(成否かかわらず)やりとげるコトで得ることのできる何か」。つまりサヨコの先にある何かを意識しはじめた、と。その「何か」というのはまだ分からないけど、今回玲はその一つとして「(サヨコという)目標に対して、みんなと信じてやりとげる気持ち」というコトをあげてもいます。
 とまぁ、ニュアンス的にはこんなトコでしょうか(^^;
 「サヨコ=自分を成長するための通過儀礼」だと。
 本編中でいう「扉が開く」っていうのも通過儀礼の結果、自分が得た何か。だから厳密に言えば「扉が閉まる」ってコトはあまりないワケですよね。それがすぐに形となるものどうかは別としても、みんな、「サヨコ」を通じて何かしらの成果は得ている、と。
 
 ここであまり深く掘り下げるとこの先にネタに困っちゃいますが、この第6話ってドラマ全体の中でも大きなウェイトを占める回といえそうです。


■屋上で玲が見た幻はいったい?
 →7月7日夜7時。流れ星が流れた瞬間に、屋上で中学生当時の佐野の幻を見た玲。また彼女はその後、現在の佐野(の幻?)とも和解の握手をしたわけですが、あれはいったい何だったのでしょうか?
 とりあえずMsiの結論としては、あれは何か「ふしぎな力」だったと(笑)
 いいじゃないですか、夢があって(^^;
 まぁ、ね。佐野もあの時学校にいたのは確かなワケで、流れ星が流れた瞬間、彼女も別の場所で玲と同じ幻を見たのかもしれない。。
 なんの確証もないけど、Msiはそういうコトにしておきます。


■赤いスカーフを用意したのは誰?
 →今回のラスト、準備室で「六番目のサヨコ」を諦めかけていた玲と沙世子に突如として送られた「赤いスカーフ」。
 あれを用意したのはいったい誰なのでしょうか?
 Msiは今までずーっとアレも流れ星の幻と同じく「ふしぎな力」の仕業だと思ってましたが、もしかしたら佐野の仕業なんじゃないかな?と。
 佐野についての記述でも述べた「ちゃんと届けたから」という彼女の言葉。そこにはこの赤いスカーフのコトも含まれてるんじゃないか?って。どうなんでしょ。
 …もしかしたらベム子がやった(^^;?


 とまぁ、とりあえずそんな第6話でございました。



――――――――――
これより先の文章は、多分にネタバレ要素を含んだ内容となっておりますのでご注意下さい。
 



6月17日(土):
 【登校時】『生徒玄関』
       秋、玲の下駄箱にチラシ。
          →「ゲームは終わった」
       玲、チラシを発見し北校舎へ向かう。

      『北校舎』
       準備室のロッカーに割れたサヨコの花瓶が。
       玲、佐野を疑うも佐野否定。
         佐野「言ったでしょ。
            私は『サヨコ』なんて信じてない。
            信じてないものをなんでわざわざ
            壊さなきゃならないの」
         ※佐野、秋の仕業だと気づく。

      『2A』
       黒板と机に「サヨコのメッセージ」が。
          →「四番目のサヨコが扉を閉ざす」
           「北校舎にその証がある」
       騒然とする教室(秋の仕業)

      『北校舎』
       準備室にまぁが現れる。
       割れた花瓶、玲と佐野の姿を見てまぁ、
        「四番目のサヨコ」=佐野美香子
        「六番目のサヨコ」=潮田玲、津村沙世子と確信。
         まぁ「やっぱり…」

          玲「まぁがなんでこんなとこに」
         まぁ「(佐野に)すぐに教室に来てください」

  【学活】『2A』
       生徒達の追及。
       佐野、自分が「四番目のサヨコ」だったと告白。

          秋「昨日の朝、
            サヨコを名乗って花を生けたのも先生ですよね」
         佐野「そうよ。
            『サヨコ』なんてどこにもいない事を
            証明するためにね」
       佐野、「サヨコ」に興味もなく信じてもいず
          生徒総会で正体を暴露したこと、
          「サヨコのカギ」は返した(校庭に埋めた)こと、
          「サヨコの崇り」と言われていた天災の真相を説明。

         佐野「でも、私には別の崇りがおとずれました」
       
       佐野、全ての災いが自分のせいにされたショックで
          学校を半年欠席して留年したことを説明。
          But同時に2回目の3年生の時に担任となった
          黒川のおかげで理科が好きになり、
          教師を目指そうと思ったことも説明。

         佐野「この世に理由のない不思議はないんだって。
            『サヨコ』
            を信じない生徒がいてもいいんだって」

         ※玲、この話で「四番目」の真相を知るとともに、
            自分にとっての「サヨコ」の意味が
            これまでと変わってくる。

       秋、クラスとしてこれ以上
         「サヨコ」に関わらない事を提案。
       まぁ、猛反対。
         まぁ「だったら会わせてあげるよ」

       まぁ、文化祭でクラスとして「サヨコ芝居」を
          申し込むことを提案。
          →まぁ兄時代の言い伝え
           「7月7日に文化祭での上演が決まると
            夜7時、ホンモノが姿を現す」
         ※第4話で沙世子が言っていた「サヨコの祝福」
 
 【放課後】『部室』
       玲、まぁの意図を尋ねる。
         まぁ「確かめたいの。
            『サヨコ』って一体なんなのか。
            サヨコの年に本当はなにがおこるのか」
      『図書室』
       自分の卒業アルバムを見つめる佐野。

      『潮田宅』
       玲と秋。
          玲「7月7日夜7時、あたしも待つ。
            それで何も起きなかったら…
            『サヨコ』を諦める」
      
      『津村宅』
       沙世子を訪ねるコウ。
         コウ「一人で何してたの?」
        沙世子「考えていた、かなぁ。
            何でいつもこうなっちゃうのかな、
            周りに迷惑かけてばっかだな、って」
         コウ「さびしくないの?」
        沙世子「その方がいいの。
            いろんな学校で一人でいたから、
            その方が安心するの」

       沙世子、玲も一人で落ち込んでいることを知る。


6月19日(月):
   【朝】『2A』
       沙世子、一週間ぶりに登校。玲、欠席。

      『運動場』
       玲、「碑」の側に「サヨコのカギ」を埋める。
       それを見ているベム子(佐野のカギを持っている)
          玲「津村さん、ごめん。
            『サヨコ』は諦める」
 
      『2A』
       沙世子、まぁから七夕の話、
           「サヨコの花瓶」が割れた話を聞く。
      『北校舎』
       沙世子、花瓶が割れていることを確認。


 【放課後】『運動場』
       沙世子、「碑」の側で「玲の鍵」を発見。
       それを見ているベム子(佐野のカギを持っている)
       沙世子(何らかの方法で)ベム子から
       「佐野のカギ」を入手。

      『体育館』
       沙世子、玲を見つける。バスケ。

      『2A』
       玲と沙世子、佐野。
       沙世子、佐野のカギを渡す。
          →何故こんなにも複数のカギが存在するのか。

        沙世子「サヨコシステムには誤差が生じるたびに
            軌道を修正している誰かがいる」
          玲「それって「偽のサヨコ」?
            それとも「妨害者」?」
        沙世子「じゃなくて。
            もっと昔から『全てのサヨコ』を知ってる誰か。
            『一番目のサヨコ』から全部を見てきた誰か」
      
       玲、七夕の夜に佐野にも来てほしいと頼む。
       佐野、拒否。
         佐野「言ったでしょう?
            『周りが皆自分の仲間だと思ったら大間違い』
            だって」

          玲「あたしには、
            『サヨコ』が『すてきな回り道』だって、
            そう思えるんです」
       あくまでも『サヨコ』を否定する佐野。
       自分の『サヨコ』に対する思いを訴える玲。
          
          玲「間違ってますか、それ!?」
          →たしかに『サヨコ』は佐野の言うようにくだらない
           迷信、回り道かもしれない。
           でも佐野だって『サヨコ』という回り道をしたこと
           で理科を好きになり、教師を目指すきっかけにも
           なったと言ってたハズ。
           『サヨコ』が本当は何なのかはわからないけど、
           自分もその回り道から何かを得られるかも知れない。
           みんなと一緒に確かめたい。
           ……
           そんな風に『サヨコ』を捉えるコトをも
           否定しないでほしい。

       佐野、葛藤の表情。
          →彼女にとっても『サヨコ』はまだ完結していない。

          玲「わたし、先生を待ちます。
            『サヨコ』はいいんです、いなくても。
            …先生を、待ちます」

       そんな玲を見つめている沙世子。


      『運動場』
       夕暮れ時、一人たたずむ佐野。


   【夜】『多佳雄宅』
       秋、自分を北校舎で見かけたコトを再度口止め。
       秋を引き止める多佳雄。
          秋「これ以上、寄り道できないから。オレ」
          →離婚した父に素直になれない気持ちも


7月7日(金):
   【朝】『設楽宅』
       秋、設楽宅のポストに「サヨコ」の芝居申込書を投函。
   
【休み時間】『実行委員会室』
       まぁ、設楽に芝居申込書を提出するも却下。
          →すでに何者か(秋)に申し込まれたことを知る。
           どちらにしても申込自体はされた。
          ※2A「うたごえ喫茶」も同時に申請。
 
 【放課後】『運動場』
       夜7時(&佐野)を待つ玲、沙世子、まぁ、秋、黒川。

       7月7日夜7時。逢魔が時。
      
       何も起こらない。
       玲、なにかを感じ一人で屋上へ。

      『屋上』
       流れ星。
       玲、昔の佐野の幻?を目にする。佐野?現れる。

      『運動場』
       何も起こらず落胆するまぁ。
        
        沙世子「何も起きなかった。誰も現れなかった」
          玲「…わたし会ったよ。佐野美香子先生。
            流れ星が流れてて…
            なんかすごい楽しそうだった…」

       佐野、遠くから玲たちの様子を見て微笑む。

      『2A』
       佐野と黒川。明日で教育実習も最終日。
       「すごく楽しかった」と佐野。
         佐野「(秋のコト)気にしてやってね。
            あの子、私と似てるから」
         黒川「だったら大丈夫だろ」

       佐野、自分をこの学校に教育実習によんだのは黒川
          だったのかと質問。
       黒川、肯定の笑み。
         佐野「だとしたら、ちゃんと届けたから」

      『準備室』
       『サヨコ』が行き詰ったコトに落胆する玲と沙世子。
        沙世子「何もかも、台本も花瓶も、
            みんななくなっちゃたね」
          玲「今度こそ、ゲームオーバーか」

        玲と沙世子、二つのカギをロッカーへと返す。
          →赤いスカーフとチラシが出現(佐野の仕業?)
          →サヨコの祝福
           「六番目のサヨコへ こころからの祝福を」
        
        玲・沙世子「まだ終わってない!!」

        「六番目のサヨコ」Re-START。
 
      『運動場』
       「碑」が光る。




どうした!?地元のブックオフ!!

2005-04-23 14:47:05 | 恩田陸という停車駅。
昼前、先日『ユージニア』を購入した地元のブックオフへちょっと寄ってみた。

…どうした!?何故にこうも恩田祭りなのだ!?

本棚には『六番目の小夜子』『光の帝国』『麦の海に沈む果実』『像と耳鳴り』『黒と茶の幻想』『ドミノ』。そして一度も目にしたコトがない『上と外』(文庫版全巻)が。。

Msi、まだ未読の『ドミノ』の文庫版と『上と外』を早速に購入。『黒と茶』も未読だが発売延期となって久しい文庫版が出るまではグッと我慢だ。
よし、これでしばらくは恩田ワールドには事欠かないぞ。
だが喜ばしい反面で思わぬ2千円の出費。
これでますます『夜のピクニック』を買う日は遠ざかってしまった。

むぅぅ。こうなったらいっそ文庫版が出るまで我慢しちゃおうかな?
来年ぐらいまで待てば文庫化しそうな予感もするし。

2001年東北の旅。vol.1 「白河の関を越えて」

2005-04-23 13:47:39 | 北天幻想 ~2001年 東北ひとり旅~
 2001年11月10日(土)午前8時半、Msiは東京駅八重洲口にひとり立っていた。
 今日から2泊3日、念願の「みちのくぶらり一人旅」が始まるのだ!!
 感動に胸ふくらませながらも新幹線切符を購入し、ついでに改札口の写真を撮っておくコトにする。よし、いよいよ出発だっ!!


……が。
あなどりがたし、東北新幹線ホームっ!!

 当時Msiは自宅のある静岡県から東京まで新幹線通学をしていたコトもあって、東京駅は庭のような感覚だった。だから初めて使う東北新幹線についても大して不安を感じていなかったのだが……。
 あの~、どこに並べばいいんでしょうか(ToT)??
 そう、東海道新幹線ならば線路は博多まで1本なのだが、東北新幹線ホームは山形・秋田新幹線ともホームを共有しているのだ。
 目的地によっておのずと車種・車両数は異なり、それによって乗車位置も異なってくる。。
 盲点だった。
 Msi、いきなりこの旅行に不安を感じまくる。
 ……大丈夫でしょうか??

 何はともあれ、9時8分、Msiを乗せた新幹線やまびこ81号は一路北へ向かう。途中、大宮(現さいたま市)ではMsiが1年間暮らしていたコトのあるマンションを遠くに眺めつつ。
 
 新幹線は小山、宇都宮、那須塩原と次々に通過していく。
 小学校の頃、仙台と福島へは家族で旅行に行ったコトはあるが、電車で東北へ旅するのは初めて。稲刈りの済んだ田んぼや街々など、初めての景色をしばらくご満悦。(※ 当時の旅メモによればMsi、このあたりでTMNetworkファンならば知っている人もいるかも知れない名曲「やまびこ2号」を口ずさんでいたらしい。)

 「次は新白河~」
 のんびりモードに入っていたMsi、次は新白河との車内放送で内心居住まいを正す。
 白河といえば「白河の関」だ。白河は朝廷と蝦夷の勢力の境界線ともいえる地であり、この関も対蝦夷用の防御線として大化の改新(645)の頃にはすで存在していたらしい。10世紀以降はその砦としての役割を終えて人々の記憶の中の存在となっていったが、『炎立つ』では奥州藤原氏と源氏にとって因縁浅からぬ地として描かれている。
 (源頼朝も藤原氏を討つために20万もの大軍を率いて、この関を越えたんだなぁ)などと、Msiも自然と往時を思い浮かべる。

 その後、郡山、福島と過ぎ11時前には仙台到着。
 ここまでは来たコトはあるが、仙台以北は正真正銘未踏の地。いわゆるワクドキな気分(^^;が高まり続ける。
 そして11時29分、水沢江刺駅到着。
 今回の旅、拠点となるのは盛岡だが、本日のメインはここ水沢にあるのです。
 Msiを置いて一足先に終着地へと向かうやまびこ81号。

 さて。なぜにわざわざ途中下車したのかというと……。
 そう。あるのです。ここには…歴史好きな人間ならば一度は訪れてみたいテーマパークが。

まってろ、いま行くぞ!『えさし藤原の郷』~~っ!!

そんなワケで次回へ続く(笑)


PS 水沢江刺駅のバスターミナルにはこんなものがありました。
 でっかい薬缶(^^;。場所的にもやっぱり南部焼きなんだろうなぁ。。









 
 

2001年東北の旅。 【予告編】

2005-04-22 23:45:54 | 北天幻想 ~2001年 東北ひとり旅~
オフラインでは自他共に認める歴史オタクのMsi(笑)。
そんなMsiにとって東北地方は京都に並ぶ『歴史の都』的存在です。

初めて東北の歴史を意識したのは、歴史に興味をもつきっかけにもなったNHK大河『独眼竜政宗』。
そしてその後『炎立つ』で決定的にハマッたのでした。
 (いつか、平泉とか一人旅してみたいなぁ~)
そんな願望は長年あったのだけど、駿河国住人のMsiにとって陸奥の大地はあまりにも遠い存在。金銭的にも時間的にも、その夢が実現するまでには長い年月がかかってしまいました。。

願いがかなったのは大学生になっていた2001年秋。(その後2003年にも)

………
………

と、長い前フリになっちゃったけど(^^;
要は当時を振り返って「旅行記」を書きたくなっちゃったワケです(笑)
とりあえず当時の記憶・メモ・写真なんかを使って。。

不定期&いつまでかかるかは分からないけど、
興味のある方いましたら是非お付き合いくださいませ~♪♪

とりあえず次回、東京駅から出発の予定です。