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永崎士道の建設業徒然なるままに、時々国防とグルメも

主に建設業の話題を書きたい。
私自身建設会社の社長だったので、
業者贔屓の発言も大目に見てください。

談合は、必要悪-悪=必要だ (その1)

2012-08-29 | 談合

今日から談合ブレストのタイトルを、『談合は、必要悪-悪=必要だ』に変更します。 ただし、内容はそのまま継続です。

『談合は、必要悪だ』。 昔からよく言われるセリフである。 ただし、一般的には、談合全体をもって必要悪ととらえている。 しかし私は、『必要な部分』と『悪の部分』に分解した方がよいと思う。 そして、悪の部分を除去し、必要な部分だけを残して、談合を合法化する方途をみんなと考えたい。 

予定価格の事前公表が、業界浄化に貢献したように、腐敗を防ぐためにもっとも重要な原則は、『情報公開』である。 重要な情報を隠すから、それを入手しようと努力する輩が出てくるし、様々な不正行為が可能になる。

卓上ゲームに例えるとわかりやすい。 将棋、囲碁とマージャン、ポーカーなどだ。 将棋や囲碁、あるいはオセロ・ゲームでは、不正の余地は一切ない。 手の内をすべてオープンにしているからだ。 一方、マージャンやポーカーでは、イカサマのやりたい放題である。 手の内を隠しているからだ。

不正防止の大原則は、公開しかない。 

なぜ、不正防止にこだわるかといえば、公共事業の原資は、税金だからである。 純粋な民間事業であれば、売り手、買い手両者だけの話だ。 問題が当事者の外(第三者あるいは社会)に波及しなければ、基本的に外野が騒ぐことではない。 だが、税金を使っている公共事業では、納税者が事業の内容や効果を知る権利を持っている。 不正を防止し、納税者の権利に応えるためには、情報公開は絶対に欠かせない。 

今日も読了ありがとうございました。 おやすみなさい。

 


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