その昔、私が大学生の頃、THE MELLOW というバンドがありました。このバンドのメンバーは全員大学生で、在籍している大学はまちまちでした。
このバンドは、プロレベルの演奏を追求していたため、メンバーをライブでスカウトしたり、オーディションをしたりして結成されました。私は、オーディションというか、友人に誘われてセッションに行き、運よくその場で加入が決まりました。
基本、女性ボーカル J-POP バンドですが、当時流行っていたフュージョンバンドのカシオペアなども好んで演奏していました。メンバー構成は、ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ピアノ、ドラムスの6人編成でした。
ライブ活動中心のバンドで、約2年間活動して、就職を機に解散となりました。
バンドの演奏レベルが高かったので、非常によい経験をさせてもらいました。このバンドに加入させていただき、自分の演奏レベルが上がったように思います。現在の私の歌ものドラマーとしての原点になったようなバンドです。
レベルの高いバンドに加入すると、そのレベルについていかなければならないので、本気で練習をする必要があります。ついて行かれなければ除名処分になってしまいます。そういう意味では、レベルの高いバンドに加入すると、自己レベルを高められるという必然的な宿命というか結果的な効果が期待できます。
この時期を思い出すと、今では信じられないことをしていました。
私は、ドラムス担当ですが、自宅引っ越しのため、今まで自宅で叩いていた生ドラムが引っ越し先では叩けなくなってしまっていたのです。コピーは全て曲のドラムを頭の中に叩きこみ、手足をイメージして動かすだけの練習しかできなかったのです。
スタジオ練習もライブもぶっつけ本番一発勝負! これって、若いゆえの怖いもの知らずの極みでした。今思えば、よく叩けたもんだと自分でも不思議な感じです。当時は、ドラムセットを前にすると、自分の思った通りに、何も考えることなく手足が動いていました。そうでなければ、こんなことはできません。
普段から楽器に親しむことと、イメージトレーニングの大切さをつくづく考えさせられる今日この頃です。なによりも若さですかね~!
THE MELLOW のスタジオ録音した昔懐かしい曲を2曲お届けします。
30年前のカセットテープにしては比較的保存状態はよいと思います。曲は、中森明菜さんの哀愁のミッドナイトと門あさ美さんのキリンミーのバンドカバーバージョンです。ドラムス担当は、大学生時代の若かりし頃の私です。
ステレオイヤホンをご使用ください。
● 哀愁のMidnight(中森明菜)
● Killin' Me(門あさ美)
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いや~懐かしいですわ!