みかん星 ~わたしはこうしてジブリ声優になった~

憧れの宮崎駿監督作品の声優になるまでのちょっと変わった奮闘逆自伝です!

再び!!

2007-04-28 | 奮闘日記
再び『CLEANSKINS』を観に行きました


先週に引き続き、2度目の観劇

やっぱり素晴らしかったです


1度目は、初めて観るストーリーに完全に引き込まれて、
渦の中にいる間に過ごしていた時間でした。

そして、2回目
全ての全容を知った上で見ると、余計に感動が増しました



心も、生活も、バラバラになった家族。

家を飛び出した娘。

貧しく暮らす、母と息子。

ある日、突然帰ってきた娘は、執拗に尋ねる‥


何故、父は家族を捨てたのか?

何故、母は父の話をしてくれないのか?

何故、家族の写真がないのか?


ひとつの家族のわだかまりや絆のお話の中で、


本当は、父のことを見つけて全てを知った上で
父のことを母に尋ねている娘。

本当は、父のことを知ったのではないかと気づきながらも
その質問をはぐらかし答えない母。

姉から父の話を聞き、混乱の中で母を問いただす息子。



娘や息子は、その質問になんて答えてほしいのか?

母は、何故そう答えたか?

その答えを聞いて、2人はどう思い、傷ついたか‥‥


一緒に傷ついてしまいました。

一緒に胸が苦しくなりました。



結論を知らない時には、無意識の中で積み重なっていっていた

登場人物の細かいまでの感情を

目で見てその瞬間に受け取ることができました。


登場人物、全てがとても愛おしくなりました。

登場人物が「生きている」ってこういうことなんだと、実感しました。


素晴らしい感動と、素晴らしい学びをありがとうございます